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Grokを使う前に知っておきたい注意点

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ざっくり言うと

Grokは、いま起きていることを聞くのに強いAIです。ただ、まちがえるときも口ぶりは自信たっぷりです。

X(旧Twitter)の公開投稿を見にいって答えることもあるので、その引用元が正しいとはかぎりません。

Grokの答えは疑ってかかり、見られて困る情報は入力せず、引用元のリンクを自分で開いて確かめます。まずは、この使い方を習慣にしましょう。

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正確には

Grokを使う前に押さえておきたいことは、大きく6つです。

すらすら書いてくるのに、中身が間違っていることがあります

AIが事実と違うことを、自然な文章で答えてしまう。これをハルシネーションと呼びます。

xAI自身も利用規約(※原文:Terms of Service)で同じことを伝えています。AIは確率にもとづいて動くため、出力にハルシネーションが含まれることがある、という説明です。

文体が落ち着いているぶん、読んでいて引っかからないんですよね。そこが怖いところです。

Grokには「Citations(引用元表示)」という機能もあります。回答に使ったWebページやXの投稿のリンクを、答えといっしょに見せてくれます。

ただし、そのリンク先の投稿自体がまちがっていることもあります。「Grokが引用してきた=正しい」と受け取らず、リンクを開いて中身を確かめてください。

Xの投稿を引いてくるので、引用元は自分で開いてください

Grokの大きな特徴は、Xの公開投稿とWeb検索を参照できることです。X公式ヘルプによると、Xの公開投稿を検索するか、リアルタイムWeb検索を行うかは、Grokが自分で判断します。「今日のニュース」「いま話題のあの件」のように、そのときの情報を知りたい相談に向いています。

ただ、その情報源は誰かの投稿です。個人の感想も、誤情報も、まだ確認されていない話も混ざります。

Xのヘルプページにも、GrokがXのリアルタイムな公開情報を見にいけることが書かれています。それでも、返ってきた話がそのまま事実とはかぎりません

こうした話題を扱うときは、次の3つを守ってください。

  • ニュース・速報・株価・人物の動向は、Grokの答えだけで判断しない
  • 「ソースは?」と続けて聞き、出てきたX投稿や記事を自分の目で見る
  • 引用元が個人の投稿だけだったときは、公的機関や大手メディアでも裏を取る

深く調べてもらうときほど、この注意が効いてきます。入力欄のモードセレクターでExpert(じっくり考えるモード)を選ぶと、Grokは時間をかけて筋道を立ててから答えるという仕組みです。そのぶん調べる範囲が広がり、引用元にはXの個人投稿がずらりと並びます。

たとえば、Xで手づくりの雑貨を売っている方が、「値上げの話はどう受け止められている?」とExpertで調べたとします。返ってきたまとめの引用元が、たまたま声の大きい個人の投稿ばかりということも、じゅうぶん起こりえるでしょう。それを引用して投稿すれば、まちがいごと自分の看板で広めることになります。

発信や商売に使うときは、この順で確かめてください。

  1. 引用元のリンクを開き、誰が書いた投稿かを見る
  2. 数字や日付が出てきたら、公式発表のページで同じ数字を探す
  3. 個人の意見しか見つからないなら、その話は投稿に使わない

深い調査の頼み方や使えるモードの条件、DeepSearchという旧称との関係はGrokで深い調査を頼む(リアルタイム検索とExpert / Heavy)にまとめてあります。

打ち込んだ内容とアカウントの扱いは、使う場所で変わります

grok.comやGrokアプリに打ち込んだ内容とGrokの答えは、AIの学習に使われる場合があります。学習に使うかどうかは、自分で設定できます。

Private Chat(非公開のチャット)の会話は、学習に使われません。学習をオフにしたあとの新しい会話も同じです。(2026年8月25日にxAIの利用者向けFAQで確認)

気をつけたいのは、X上のGrokです。ここにはxAIのプライバシーポリシーではなく、Xのプライバシーポリシーと利用規約が当てはまります。

学習に使うかどうかを切り替える場所は、次のとおりです。

場所設定の場所
X(旧Twitter)「Privacy & Safety」→「Data sharing and personalization」→「Grok & Third-party Collaborators」→「Data Sharing」
grok.com「Settings」→「Data」→「Improve the Model」
Grokアプリ「Settings」→「Data Controls」→「Improve the model」

Xの設定と、grok.comやGrokアプリの設定は別々です。両方とも確かめてください。

なお、学習をオフにしていても、自分から評価のフィードバックを送った会話は、学習に使われる場合があります。

会話を削除したあとの扱いも決まっています。grok.comとGrokアプリでは、削除を指定した会話とPrivate Chatの会話が、最大30日でxAIのシステムから削除されます。X上のGrokでも、削除した会話は30日以内に除かれます。

ただし、法令を守るためや安全上の理由などで、もっと長く残る場合もあります。

アカウントも同じ話です。X上のGrokは、ふだん使っているXのアカウントとひと続きになります。そこを乗っ取られると、会話の中身も、投稿する権限も、まとめて相手の手に渡ります。

  • ログインに使うパスワードを、ほかのサービスと使い回さない
  • 二段階認証(パスワードに加えて確認コードを使うしくみ)が選べるなら、オンにしておく
  • 共用のパソコンを使ったら、必ずログアウトしてから離れる
  • 過去の会話に残った個人情報は、ときどき見直して消しておく

仕事用と個人用でXのアカウントを分けておくのも手です。

法律・医療・お金の話は、下調べまでにしてください

Grokは、法律や医療、税金の相談にも、迷いなく答えを返してきます。論点を並べたり、下調べをしたりするには便利です。ただ、その答えを根拠に決めてしまうのは危険です。

xAIの利用規約にも、Grokの答えを専門的な助言の代わりにしないよう注意が書かれています。

キャラクターと話すCompanionsは、仕事と分けて使ってください

Grokには、キャラクターと話すCompanions(コンパニオンズ)という機能があります。2026年7月27日に確認したxAI Docsのよくある質問では、iOSアプリのみと明記されています。Web版とAndroid版では使えず、どちらにも提供する予定はないとのことです。

iPhoneのGrokアプリで見当たらないときは、App Storeでアプリを更新してから、公式のよくある質問を確かめてください。

気をつけたいのは、口調です。中身はいつものGrokのままで、話し方と見た目だけがキャラクターに変わる仕組みです。xAIの利用規約とプライバシーポリシーにも、注意が書かれています。選ぶ機能や設定、打ち込む内容によっては、全年齢向けとはいえない出力が起きることもあります。粗い言葉、性的な場面、暴力的な内容などです。

ですから、仕事の相談とは分けて使ってください。議事録や要約、お客さまに出す文章の下書きは、いつものGrokのチャットで作るほうが安全です。キャラクターの口調が混ざると、そのまま出せる文章になりません。

会話の中身がGrokのサーバーへ送られるのは、いつものチャットと同じです。相手がキャラクターだからと気を許して、社外秘や個人情報を打ち込まないでください。家族と共有している端末や、会社から支給された端末では、そもそも使わないのが無難です。

くわしくはGrokのCompanions(キャラクター)機能で会話するにまとめてあります。

公開・配布するときの決まりと、使える年齢

Grokが作った文章や画像をブログや商用の制作物に使うなら、次の点を確かめてください。

  • 既存の文章や画像にそっくりな出力になっていないか、軽く見比べる
  • 打ち込む文章や画像について、必要な権利や許可を持っているか確かめる
  • その出力を使うことで、第三者の著作権・商標権・肖像やプライバシーを侵さないか確かめる
  • 公開・配布するときは Written with Grok または Created with Grok と分かりやすく表示する

最後の表示のきまりは、xAIの利用規約とブランドガイドライン(※原文:Brand Guidelines)に書かれています。利用規約(Effective: June 26, 2026)では、入力と出力の所有権は利用者に残ります。Xで作品や告知を出している方なら、投稿のたびに関わってくる決まりです。

xAIの利用者向けFAQでは、作った画像を含めて、商用利用を含む自由な利用が認められています。ただし、ベータ・プレビュー・試用の機能は、個人的・非商用の利用に限られます。自分が使う機能にどの条件が当てはまるかも確かめてください。

年齢のきまりもあります。使えるのは、13歳以上、または居住国で定められた最低年齢以上の人です。13〜17歳は親権者の許可が必要で、その親権者も規約に同意します。

家族のスマホで子どもが触れる環境なら、ここも頭に入れておきましょう。

注意点

画面の名前も、使える条件も、時期で変わります。設定の項目名、選べるモードの並び、Companionsが出るかどうかも、アップデートのたびに動く点に注意してください。この記事の内容は、2026年7月末までに確かめた公式情報にもとづいています。

画面が記事と違うと感じたら、記事の最後の「参考ソース」の公式ページを開いて、その時点の案内を確かめてください。

やってみよう

使い始めるときのチェックリスト

締めに

6つ並べましたが、どれも難しい話ではありません。答えは疑ってかかる。見られて困る情報は打ち込まない。引用元のリンクは自分で開く。この3つが身についていれば、Grokは毎日の調べものを、ずいぶん楽にしてくれます。

よくある質問

Q. GrokのExpertモードで調べると、引用元はどうなりますか?
A. 時間をかけて筋道を立てて答えるぶん調べる範囲が広がり、引用元にはXの個人投稿がずらりと並びます。声の大きい個人の投稿ばかりになることもあるので、リンクを開いて誰が書いたかを見てください。
Q. Grokで作った文章や画像を、仕事のブログや商品に使ってもいいですか?
A. 使えます。xAIの利用者向けFAQでは、作った画像を含めて商用利用が認められています。ただしベータ・プレビュー・試用の機能は、個人的・非商用の利用に限られます。
Q. Grokで作ったものを公開するとき、表示しないといけないことはありますか?
A. あります。xAIの利用規約とブランドガイドラインでは、公開・配布するときに「Written with Grok」または「Created with Grok」と分かりやすく表示するよう決められています。
Q. GrokのCompanions(キャラクター)機能は、仕事の相談にも使えますか?
A. 仕事の相談とは分けてください。中身はいつものGrokのままで、話し方と見た目だけがキャラクターに変わる仕組みです。口調が混ざると、お客さまに出せる文章になりません。

公開: 更新: ✓ 公式情報と照合:

参考ソース

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