ホームページ診断サービスの選び方|無料診断と有料診断の違い

ホームページ診断を探すと、無料で使える自動ツールから、専門家が目で見て確認するサービスまで、いろいろな種類が出てきますよね。
「無料で十分なのかな」「有料だと何が違うんだろう」と迷ってしまうのも自然です。
料金の数字だけを並べると比べやすそうに見えますが、先に決めておきたいのは、その診断で何を判断したいのかです。
同じ「診断」という名前でも、見てもらえるページの数、判定する項目、自動か人の目か、受け取れる資料は、サービスごとに違います。
そのため、目的が決まらないまま料金だけで選ぶと、結果が届いても次の行動につながらないことがあります。
この記事では、無料診断と有料診断の違いを整理しながら、自分に合うサービスの選び方を順番に説明します。
読み終えるころには、診断の目的、対象にするページ、確認の方法、受け取れる資料、診断後の進め方という5つの軸で、サービスを比べられるようになります。
1. 最初に「何を判断したいか」を決める

診断サービスを探す前に、「診断を受けて何を判断したいのか」を一つに絞りましょう。
目的が決まると、自分に必要な診断の種類が見えてきます。
反対に、目的が決まらないまま申し込むと、細かいレポートを受け取っても「結局どうすればいいの?」となりがちです。
よくある目的と、それに合いそうな診断・サービスの組み合わせは次のとおりです⇩
知りたいこと・してほしいこと | 合いそうな診断・サービス |
|---|---|
公開中のページに基本的な見落としがないか | 表示、リンク、基本設定などをツールが自動で確認する診断 |
検索で見つけてもらううえで問題がないか | SEO(検索結果で見つけてもらうための対策)に関する診断 |
事業の目的に合うページになっているか | 人が文章の内容と、問い合わせまでの流れを確認するサービス |
どこから直せばよいか | 指摘の根拠と、直す優先順位まで示してくれる診断 |
実際に直してほしい | 直す範囲と見積もりを先に決める修正サービス |
もちろん、「どこが問題か分からないので、とりあえず全部見てほしい」という頼み方でも悪くはありません。
ただし、その頼み方をするときも、いちばん困っていることだけは申し込み時に伝えておきましょう。
たとえば、「公開してよいか不安」と「問い合わせを増やしたい」では、診断する担当者が重点的に見る場所が変わります。
伝える目的は、一文で十分です。「このページから安心して問い合わせできる状態か知りたい」のように書くと、その一文だけで、見てほしい範囲が伝わります。
あわせて、診断してほしいページのURLも先に決めておきましょう。
決め方は簡単で、そのページをブラウザで開き、画面上部のアドレス欄にある「https://」から始まる文字列をコピーして、メモへ貼り付けておくだけです。
対象のページが1つ決まっていると、サービスごとの料金や範囲を並べて比べやすくなります。
2. 無料診断で分かること

無料診断は、まず現状を大まかにつかみたいときに便利です。
代表的なのは、URLを入力すると、決められたルールに沿って自動で結果を表示するツールです。
たとえば、次のような項目をツールが自動で判定します。
- ページタイトルや見出しがあるか
- スマートフォンで表示しやすいか
- HTTPSで接続できるか
- 表示速度に気になる点があるか
- リンク切れや画像の表示に問題がないか
- 検索エンジンへ情報を伝える設定があるか
ただし、どこまで見てくれるかはツールごとに違います。
2つのツールで同じような点数が出たとしても、判定の基準や確認した範囲まで同じとは限りません。
無料診断を使う前に、そのツールの説明ページやよくある質問で、次の6点を確かめておきましょう。
- どのURLの、どんな項目を確認してくれるのか
- 点数や判定がついた根拠まで表示されるか
- 診断結果を保存したり、あとから見返したりできるか
- 入力したURLや自分の情報を、ツールの運営者がどう扱うか
- 利用に会員登録やメールアドレスの入力が必要か
- 診断のあとに営業の連絡が来るか
公開中のページのURLを入力するだけの診断なら、管理画面のパスワードやログイン情報を渡す必要はありません。
サービスの担当者から「診断に必要です」と求められても、管理画面のIDやパスワードをその場で渡さないでください。
何のために必要で、いつまで使うのかを先に確かめ、それでも不安が残るなら断って構いません。
なお、無料だから精度が低い、有料だから必ず正しい、と決まっているわけではありません。
違うのは値段そのものよりも、どこまで見るのかと、どうやって見るのかです。
自動診断は、基本的な見落としを探すのが得意です。ただし、自社の強みが伝わっているか、お客様が文章を読んでどう感じるかまでは判断できません。
今の状態をひととおり自分で把握したいなら、無料診断から始めましょう。
さきほどメモしたURLを入力欄へ貼り付けて、実行ボタンを押すだけです。
多くのツールは、その場で結果を表示してくれます。
まずは、いちばん見てほしい1ページだけでも大丈夫です!
一方、どこから直すかという優先順位まで整理したいなら、人が確認する有料診断も候補になります。
3. 有料診断で確認したい条件

有料と書かれていても、金額も中身もサービスごとにばらばらで、比べにくいですよね。
だからこそ、料金の比較だけで決めず、対象になる範囲と、受け取れる結果の中身までそろえて見比べたいところです。
申し込む前に、サービスページや申込ページで、特に次の7点を確かめておきましょう。
- 診断してもらえるURLとページ数
- 確認項目の数と内容
- 自動ツールだけの診断か、人の確認も入るか
- 結果に、指摘の根拠や直す優先順位まで含まれるか
- 結果の受け取り方と、届くまでの期間
- 結果について質問や相談ができるか
- 実際に修正する作業まで含まれるか
参考までに、なのはAIラボの「ホームページ仕上がり診断」を例に、「診断」と「修正」がどう分かれているのかを整理します。
サービス | 対象・内容 | 含まれないもの |
|---|---|---|
ホームページ仕上がり診断 | プランごとに、確認するページ数、項目数、エンジニアによる実機確認の有無が変わる | 上位プランでも、人による事業助言やデザイン添削は対象外 |
ホームページの仕上げ屋さん | 診断とは別の修正サービスで、作業を始める前に範囲と見積もりを確定する | 診断の料金には含まれず、別に申し込む必要がある |
自動で判定するプランでは、あらかじめ決めておいた基準にサイトの状態をあてはめて、合否や点数、判定の根拠、直す優先順位を出します。
ChatGPTのような文章を作る生成AIが、その都度良し悪しを考えているわけではありません。
そのため、取得したデータが同じであれば、何度実行しても判定結果は同じになります。
プランごとの対象ページ数、確認項目、料金は変わることがあります。
申し込む前に、「ホームページ仕上がり診断」のサービスページを開き、プランと料金の一覧で最新の内容を確認してください。
もう一方の「ホームページの仕上げ屋さん」は、AIで作ったサイトの仕上げを得意としていますが、対象はそれだけではありません。
直す内容によって作業量が変わるため、なのはAIラボでは、直す範囲と見積もりを先に決めてから作業を始めます。
「診断」と「修正」は別のサービスです。有料診断を受けても、結果を受け取っただけでページが直るわけではありません。
サイト診断で確認できる内容は、「サイト診断で何がわかる?依頼前に知っておきたい内容と使い方」でも詳しく紹介しています。
4. 成果保証や曖昧な表現に注意する

診断サービスの説明に「必ず順位が上がります」「売上が増えます」と書かれていたら、いったん立ち止まって、その根拠と条件を確かめましょう。
実際、検索エンジンを運営するGoogle自身が、SEO業者選びに関する公式の案内の中で、Google検索で1位になることは誰にも保証できないと明記しています。
ホームページから問い合わせや売上が生まれるかどうかは、診断だけで決まるものではありません。
商品やサービスの内容、価格、競合の状況、季節、集客の方法、直したあとの運用といった、サイトの外側の条件にも左右されます。
サービスの説明を読むとき、注意したい書き方はこちらです⇩
- どうなれば「改善」とするのか書かれていない
- 診断する対象URLや確認項目が分からない
- 「専門家が確認」とあるだけで、どんな人が何を見るのか書かれていない
- 診断の料金と修正の料金が分かれていない
- 点数や指摘の根拠が示されていない
- 検索順位、問い合わせ、売上が上がると断定している
「高品質な診断」「詳しく確認」といった言葉だけでは、どこまで見てもらえるのかを比べられません。
申し込む前に、問い合わせフォームやメールで、診断する対象、確認の方法、受け取れる資料、追加費用の有無、修正作業を含むかの5点を箇条書きで質問してみましょう。返ってきた答えがどこまで具体的かも、サービスを選ぶ材料になります。
サービスのページに載っている実績を見るときも、「問い合わせが3倍」のような数字だけで判断しないでください。
どんな状態のサイトに、誰が何をした事例なのかまで書かれていると、自分のサイトにも当てはまりそうかを考えやすくなります。
SEO診断で確認できる範囲と限界は、「SEO診断では何がわかる?確認できる項目と、できないこと」でも整理しています。
5. 診断後に何をするかまで考える

診断は、レポートを受け取って終わりではありません。
申し込む前に、見つかった問題を誰がどう直すのかまで考えておくと、結果が届いてから迷わずに動けます。
診断後の進め方には、次のような選択肢があります⇩
診断後の進め方 | 合いそうな場面 |
|---|---|
自分で直す | 直す場所と方法が分かり、他のページへの影響が小さいとき |
詳しい人に優先順位を見てもらう | 指摘が多く、どこから手を付けるか迷うとき |
制作会社へ確認する | 指摘された箇所が、契約内容や納品時の仕様に関わるとき |
修正作業を依頼する | 直し方が分からない、または作業する時間を取れないとき |
専門家へ相談する | 法律、セキュリティ、決済など、専門の判断が必要なとき |
まずは、ページの公開や問い合わせに直接影響する問題から直しましょう。
押しても動かないボタン、間違った料金、古い連絡先などは、文章の細かな言い回しより先に直したい項目です。
自分で直す場合も、一度に全部変える必要はありません!
直す前の画面をスクリーンショットで残しておき、1か所変えるたびに、パソコンとスマートフォンの両方で表示と動作を見てみましょう。
制作会社や詳しい人へ修正を頼むときは、対象ページのURL、今どうなっているか、どうしたいか、いつまでに必要かの4つを、メールへまとめて送りましょう。
この4つがそろっていると、頼まれた側もすぐに作業の見当をつけられます。
制作した会社以外の第三者へ相談する考え方は、「ホームページのセカンドオピニオンとは?」も参考になります。
まとめ

最後に、ホームページ診断サービスを選ぶときのポイントをまとめます。
- 最初に、診断を受けて何を判断したいのかを決める
- 無料診断は、基本的な見落としを大まかにつかみたいときに使いやすい
- 有料診断は、対象URL、項目数、自動か人の目か、受け取れる資料まで比べる
- 自動の判定と人による確認は、得意なことが違う
- 検索順位や売上の保証ではなく、指摘の根拠と診断の条件を見る
- 診断と、実際に直す作業は分けて確かめる
- 結果が届いたあと、自分で直すか、相談や修正を頼むかまで考えておく
まずは、「何を判断したいか」を一文でメモに書いてみましょう。
続けて、診断してほしいページをブラウザで開き、アドレス欄のURLをコピーして同じメモへ貼り付けてください。
目的とURLの2つが決まれば、無料で試すのか、有料で詳しく見てもらうのかを選びやすくなります!
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