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Geminiで議事録を整える(箇条書き化・要約)

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ざっくり言うと

打ち合わせ中に走り書きしたメモを、そのままGeminiに渡してみてください。「箇条書きにして」「決まったことと宿題に分けて」と頼むだけで、読める議事録の形になります。

きれいに書き直してから渡す必要はありません。メモは荒いままで大丈夫です。

メモをGoogleドキュメントに書いておけば、その文書を開いたまま整えて、共有まで進められます。

イメージ

正確には

Geminiは、貼り付けたテキストの中身を読み取って、指示どおりに並べ替えたり要約したりできます。

Google Workspace公式のガイドでは、プロンプト(AIへの指示文)のコツが2つ案内されています。1つは、役割・タスク・文脈・形式を具体的に伝えること。もう1つは、うまくいかなければ何度も指示を出し直して調整すればよい、ということです。

議事録の整理でとくによく効くのは、このうち「形式を伝える」ほうです。

よく効く頼み方

会議のあとに誰かがやる作業を、ここでは「宿題」と呼びます。議事録では「アクションアイテム」と書かれることもあります。

  • 「下のメモを、項目ごとの箇条書きに直してください」
  • 「決まったこと / 宿題 / 持ち帰り / 共有事項 / 次回の予定の5つに分けてください」
  • 「宿題には、担当者と期限を必ず書いてください」
  • 「先に3行のまとめを置いて、そのあとに詳しい箇条書きを並べてください」

「整理して」とだけ頼むより、どの見出しで・どこまで細かく書くかまで伝えるほうが、欲しい形に近づきます

会議の種類ごとに、見出しを決めておく

見出しをこちらで決めて渡すと、Geminiが構成を勝手に決めることがないので、仕上がりが安定します。自分の会議に合うものを1つ選んで、そのまま使い回してください。

「箇条書きにして」と「要約して」は別物

  • 箇条書きにする
    メモにある話を、項目ごとに並べ直すだけ(中身はほとんど減らない)
  • 要約する
    内容を短くまとめ直す(細かい情報は削られる)

議事録なら、先に箇条書きへ整えるのがおすすめです。そのうえで、必要なら最後に3行の要約を足すと、ちょうどよくまとまります。

メモから共有まで、Googleドキュメント1枚で終わらせる

Geminiは、Googleドキュメントの中からも呼び出せます。文書を開いて右上の「Ask Gemini」を押すと、横にチャット風のパネル(サイドパネル)が開く仕組みです。

このパネルは、いま開いている文書をふまえて答えてくれます。会議中のメモをその文書に書いておけば、こんな頼み方ができます。

  • 「この文書のメモを、決まったこと / 宿題 / 持ち帰りに分けて箇条書きにして」
  • 「宿題だけを、担当者と期限つきで抜き出して」

パネルに出てきた答えは、「Insert」を押すと本文へそのまま入ります。メモを書いた文書が、そのまま議事録になるわけです。あとは、いつもどおりドキュメントを共有するだけ。チャットの画面とドキュメントを行き来しなくて済みます。

ひとつ注意があります。この機能は、無料のGoogleアカウントでは使えません。2026年7月29日時点では、個人向けはGoogle AI Pro(2,900円/月)の特典に含まれています。会社や学校では、Google WorkspaceのBusiness / Enterpriseプランに組み込まれています。ボタンが見当たらないときは、プラン、管理者の設定、言語設定の順に確かめてください。

料金や条件は変わることがあります。契約の前にGoogle AIプランの料金ページで、そのときの内容を確かめてください。

毎回のフォーマット指定は「議事録まとめBot」に任せる

同じ見出しを毎回打ち込むのが面倒になってきたら、Gemを作ってみてください。Gemは、Geminiの中に自分専用のAIアシスタントを作れる機能です。名前と指示(Instructions)を決めて保存すると、その役割を覚えた状態から会話を始められます。

作り方は、次の5ステップです。

  1. Geminiの画面からGems manager(または「Gemを作成」)を開く
  2. 「+ New Gem / 新しいGem」を選ぶ
  3. 名前を「議事録まとめBot」にする
  4. 指示の欄に、下の文をそのまま貼る
  5. 保存する
あなたは打ち合わせのメモを議事録に整える担当です。
貼り付けられたメモを「決まったこと」「宿題」「持ち帰り」「共有事項」「次回の予定」の5つの見出しに分け、箇条書きで出してください。
宿題には担当者と期限を必ず書いてください。メモにない話を足さないでください。

作ったGemは、Web版、モバイルアプリ、対応するGoogle WorkspaceのGeminiサイドパネルに表示されます。さきほどのGoogleドキュメントの「Ask Gemini」も、このサイドパネルにあたります。ただし、一部の機能はモバイルに対応していません。

個人アカウントでGemを作るには、13歳以上、または住んでいる国の所定年齢以上であることが条件です。

注意点

貼り付ける前に、社内のルールを確かめる

出てきた議事録は、配る前に自分で読む

やってみよう

ステップ1:会議中のメモは、荒いままでいい

たとえば、2026年9月8日(火)の定例で書いた、こんなメモです。

9/8 定例 申請書のフォーム化
森:紙の申請書をGoogleフォームに寄せる 方向はこれで決定
第1弾は備品購入だけ
交通費は決めきらず 次回もう一度
質問項目のたたき台 森さん 9/15まで
承認は部長→総務でOK
集計のやり方 経理の岡田さんに聞く 自分
共有 旧様式は10月末まで残す
次回 9/29 会議室B 予約済み

このくらいで大丈夫です。渡す前に整える必要はありません。

ステップ2:見出しを指定して、メモごと渡す

下の頼み方をコピーして、最後の行の「(ここにメモを貼り付け)」だけ自分のメモに置き換えてください。Googleドキュメントに書いたメモなら、その文書を開いて「Ask Gemini」から同じ文を送ります。

ステップ3:返ってきた形を確かめる

さきほどのメモからは、こんな形が返ってきます。

## 決まったこと
- 申請書はGoogleフォームへ移す
- まずは備品購入の申請だけを対象にする
- 承認は部長 → 総務の順で回す

## 宿題
- 森さん:質問項目のたたき台をつくる(9月15日まで)
- 自分:集計のやり方を経理の岡田さんに聞く

## 持ち帰り
- 交通費の申請をどう扱うかは、次回もう一度話す

## 共有事項
- 紙の旧様式は10月末まで残す

## 次回の予定
- 9月29日の定例(会議室Bは予約済み)

走り書きが、あとは確認するだけの議事録になりました!

慣れたら、もうひと押し頼んでみる

最初の整理結果を見て、足りないところを追加で頼むと、欲しい形に近づきます。

  • 「期限が書かれていない項目には『要確認』と入れてください」
  • 「いちばん上に3行のまとめを足してください」
  • 「社外にも出せる、丁寧な文体に直してください」
  • 「見出しは ##、箇条書きは - を使うMarkdown形式で出してください」

Markdownは、記号で見出しや箇条書きを表す書き方のことです。

一度で完璧にしようとせず、気になったところから直していけば大丈夫です。

締めに

打ち合わせのあと、いちばん手が止まるのは、聞いた話を並べ直すところです。そこをGeminiに任せてしまいましょう。

メモをGoogleドキュメントに書いておけば、整えるのも共有するのも同じ画面のまま進められます。使う見出しが決まってきたら、「議事録まとめBot」を作って、指示を打ち込む手間も減らしてください。

入力してよい情報かを先に、出てきた議事録は配る前に。この2つだけ押さえておけば、会議のあとの時間がぐっと軽くなりますよ!

よくある質問

Q. Geminiに議事録を頼むとき、メモはきれいに書き直してから渡すべきですか?
A. 荒い走り書きのままで大丈夫です。会議中は清書せず、思いついた順にどんどん書くほうが話を取りこぼしません。並べ直すのは、あとからGeminiに任せてください。
Q. Geminiに議事録を整えてもらうとき、仕上がりを安定させるコツはありますか?
A. 見出しをこちらで決めて渡すことです。「決まったこと」「宿題(担当と期限つき)」「持ち帰り」「共有事項」「次回の予定」のように指定すると、Geminiが構成を勝手に決めなくなります。
Q. Geminiには「箇条書きにして」と「要約して」のどちらを頼めばよいですか?
A. 議事録なら、先に箇条書きです。箇条書きは項目ごとに並べ直すだけで中身がほとんど減りませんが、要約は細かい情報が削られます。必要なら、最後に3行のまとめを足します。
Q. Geminiが、メモに書いていないことを議事録に足すことはありますか?
A. あります。議事録らしい文章を組み立てるのが上手なぶん、それらしい一文を足したり、誰の発言かを取り違えたりします。配る前に元のメモと並べて、日付・金額・担当者を確かめてください。

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参考ソース

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