AIツール超わかる教科書

音声認識(Speech-to-Text)

「Speech-to-Text(STT)」= 人間が話した声をコンピューターが文字に変換する技術。会議の文字起こしや字幕生成、音声入力で使われる仕組みを、Whisper・Google・Azure・Amazon の公式情報に沿って小中学生でも分かるレベルに超訳します。

公開: 2026-05-13 / 更新: 2026-05-15

ざっくり言うと

会議の文字起こし、動画の字幕、スマホの音声入力など、気付かないうちにあなたも毎日のように使っている技術です。

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正確には

音声認識は、英語で Automatic Speech Recognition(ASR) や Speech-to-Text(STT) と呼ばれます。マイクから入った音声波形を解析し、それが「どの言葉のどの音か」を推定して、テキストとして出力する処理です。

近年は ディープラーニング(深層学習) を使った方式が主流で、多言語・話者の違い・雑音への耐性が大きく向上しています。

代表的なサービス・モデル

名前提供元特徴(公式情報より)
WhisperOpenAI多言語対応の音声認識モデル。OpenAI 公式は「多言語の音声認識と翻訳に対応」と説明(Introducing Whisper)
Google Cloud Speech-to-TextGoogle Cloud多言語対応の音声認識 API。対応言語の一覧と詳細は公式ドキュメントに記載
Azure AI Speech (Speech to text)Microsoftリアルタイム / バッチ両方の文字起こしに対応。話者識別やカスタム音声モデルなども提供(Microsoft Learn)
Amazon TranscribeAWS録音音声・ストリーミング音声の文字起こしサービス。多言語対応・話者分離などを提供(AWS 公式ドキュメント)

どんな仕組みで動いているの?

ざっくり言うと、次のような流れです。

  1. 音声を細かい区間に分ける(数十ミリ秒ごと)
  2. 各区間の音の特徴を数値化する(周波数の分布など)
  3. ニューラルネットワークが「この音はどの言葉のどの音か」を推定する
  4. 言語モデルが「文として自然な並び」に整える

つまり、「音の特徴を読み取るパート」と「言葉として自然につなぐパート」の 2人がかりで文字起こしをしている、と思うとイメージしやすいです。

何に使える?

特に 「1時間の音声を文字起こしする作業」 は、人手でやると半日仕事になりがちです。これが AI 音声認識でほぼ自動化できると、そのまま半日分の時間が浮くので、コスパが分かりやすい使い道です。

注意点

特に 議事録として残す場合、AI の文字起こしをそのまま正式記録にするのは危険です。「AI は下書き、最終チェックは人間」 が鉄則です(これは AI 全般に通じる話です)。

プライバシーにも注意

やってみよう

逆向きの「文字 → 音声」については、関連記事の音声合成(Text-to-Speech)で扱います。また、音声・画像・テキストなど複数の入力を扱う AI の話は、マルチモーダルAIもあわせて読むと、全体像が見えてきます。

参考ソース

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