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ECサイトのSEO対策入門|商品を検索で見つけてもらう基本

ECサイトの商品を検索で見つけてもらいたくても、商品数が多いと何から直すべきか迷いますよね。

商品名に検索されそうな言葉を足すだけでは、サイト全体の問題は解決しません。

ECサイトには、カテゴリページ、絞り込み結果、在庫切れの商品ページ、似た内容の商品説明が次々に増えていきます。

その結果、中身のよく似たページやURLがサイト内にたまりやすくなります。

力を入れる商品とカテゴリを先に決めましょう。

そのうえで、決めた商品とカテゴリのページにしかない情報を載せ、お客様がたどり着ける道すじを整えましょう。

検索する人の目的に合わせて商品・カテゴリ・ブログの役割を分ける考え方は、「ネットショップの検索流入を増やすには?商品ページとブログの基本」で説明しています。

この記事で扱うのは、サイト構造、優先順位の付け方、URLの管理、在庫切れへの対応といった、ECサイト特有の技術面です。

まずは、ECサイトのSEOが複雑になりやすい理由から見ていきましょう。

1. ECサイトのSEOが複雑になりやすい理由

「ECサイトのSEOが複雑になりやすい理由」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

ECサイトはページ数とURLの種類が増えやすく、会社案内のような小規模サイトよりも管理が複雑になります。

一つの商品でも、色違いやサイズ違いがあります。

さらに同じ商品が、複数のカテゴリや絞り込み結果にも表示されます。

ECサイトで管理が複雑になりやすい点をまとめました。

  • 商品数が多く、説明を直すときに手を入れるページも増える
  • 仕入先が用意した共通の説明文を使うため、他店と似た文章が増えやすい
  • カテゴリ、並び替え、絞り込みのたびにURLが増えやすい
  • 色違いやサイズ違いを、別ページにするか一つにまとめるかを決める必要がある
  • 在庫切れ、販売終了、再入荷のたびにページの公開状態が変わる
  • 商品名やカテゴリ名を変えると、サイト内のリンクも張り直しになる

GoogleもeコマースサイトのSEOベストプラクティスで、商品データ、サイト構造、URL、ページ分割といったEC特有の項目を整理しています。

ただし、URLの作られ方や正規化は、自分で自由に決められるとはかぎりません。

正規化とは、同じ内容のページが複数のURLで見られるときに、どれを代表として検索エンジンへ伝えるかの指定です。

ネットショップを作るためのサービス、つまりECプラットフォームが、URLと正規化の設定を自動で処理していることもあります。

そのため、よそで見かけた設定例を、そのまま自分のサイトへ当てはめる必要はありません。

ECサイトのSEOは、商品ページ一枚の文章を整えるだけの作業ではありません。商品、カテゴリ、絞り込み、在庫、URLをまとめて管理する取り組みです。

自分で変更できる範囲と、プラットフォーム側が自動で管理する範囲を、利用中のサービスの公式ヘルプで先に確認しましょう。

設定をむやみに変えるより、いま公開しているページとURLを一覧に書き出すことから始めてください。

2. 重要な商品・カテゴリを決める

「重要な商品・カテゴリを決める」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

すべてのページを端から順に直すのではなく、売上や集客で重要な商品とカテゴリから手を付けましょう。

取扱商品が多いほど、全ページの説明を一度に充実させるのは難しいからです。

どのページを先に直すかは、次の材料を組み合わせて決めましょう。

  • 検索やサイト内検索で、よく探されている
  • 売上や利益に占める割合が大きい
  • 在庫を安定して確保できる
  • 今後も継続して扱う予定がある
  • 関連商品や記事への案内をつなげやすい
  • 説明が足りず、お客様からの問い合わせが多い

候補になるのは、売上が大きい商品だけではありません。

検索からの入口になるカテゴリや、ほかの商品を選ぶ基準を示すページも候補に入れましょう。

たとえば、売上そのものは小さいカテゴリでも、整える価値がある場合があります。

検索からよく訪問されていて、そこから関連商品へ案内できているときです。

先に直すページを「検索回数が多そう」という理由だけで決めないでください。需要、在庫、利益、今後の取扱方針、サイト内での役割を合わせて選びましょう。

まずは重要なカテゴリを一つ選び、その中の商品を三つほど決めましょう。

そのカテゴリから商品までを一続きでたどり、説明と導線をまとめて確認すると進めやすくなります。

選ぶ件数にこだわる必要はありません。

自分で手を入れられる範囲から始めてください。

3. 商品・カテゴリに固有の情報を載せる

「商品・カテゴリに固有の情報を載せる」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

先に直すと決めたページには、その商品やカテゴリを選ぶ判断に使える、自分の店ならではの情報を載せましょう。

仕入先が用意した説明文は正確でも、同じ文章を多くの店が使っています。

その文章をそのまま載せるだけでは、自分の店がどんな人に向けて売っているのかが伝わりません。

なぜこの商品を選ぶとよいのかも、読み手には分からないままです。

商品ページへ足したい内容をまとめました。

  • どんな人が、どんな場面で使うと合っているか
  • 自分の店で扱う似た商品との違い
  • 使用できない条件や、購入前に知っておきたい注意点
  • 実物の全体、細部、大きさの目安が分かる画像

カテゴリページでは、商品を並べるだけで終わらせず、選ぶときの基準を短く書き添えましょう。

用途、サイズ、素材、価格帯など、そのカテゴリで迷いやすい違いを説明しておきます。

選ぶ基準が分かると、お客様は商品ページへ進みやすくなります。

情報を足す目的は、ページごとの文章量をそろえることではありません。

買う人が比べるときに使う事実を、分かりやすい順番で示しましょう。

商品ページを一枚ずつ見直す手順は、「商品ページのSEO対策|商品名・説明文・画像で見直すポイント」で説明しています。

4. サイト構造と内部リンクを整える

「サイト構造と内部リンクを整える」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

重要な商品には、メニューやカテゴリのリンクを順にクリックするだけでたどり着けるようにしましょう。

サイト内検索に商品名を入力しないと見つからない状態は、初めて訪問した人にとって不親切です。

初めての人はまだ商品名を知らないため、探す手がかりがないまま離れてしまいます。

お客様にたどってほしい基本の流れは、次のとおりです。

  1. トップページやメニューから主要カテゴリへ進む
  2. カテゴリから、目的に合う下位カテゴリや商品へ進む
  3. 商品ページから、関連商品や選び方の記事へ進む
  4. 記事から、条件に合うカテゴリや商品へ戻る

パンくずリストは、いま見ているページがサイト内のどこにあるかを「トップ → カテゴリ → 商品」のように示す表示です。

利用中のテーマやプラットフォームがパンくずリストに対応している場合は、実際のカテゴリ構造と表示が合っているか確認しましょう。

Googleのeコマースサイト構造に関する公式資料でも、メニューからカテゴリ、下位カテゴリ、商品へとリンクでたどれる構造がすすめられています。

重要な商品は、サイト内検索だけに頼らせないようにしましょう。カテゴリ、関連商品、記事など、内容の合うページからリンクでたどり着けるようにします。

リンクの数を増やすために、関係のない商品どうしをつなぐのはやめましょう。

用途が近い、対象のお客様が同じ、一緒に使えるなど、案内する理由がはっきりしているページだけをつなぎましょう。

サイト全体の設計は、「SEOに強いサイト構造とは?初心者にもわかるページ設計の考え方」で詳しく説明しています。

5. 登録状況と検索データを確認する

「登録状況と検索データを確認する」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

ページを公開したあとは、Search Consoleを開きましょう。

Search Consoleは、自分のサイトが検索でどう扱われているかを確認できる、Googleの無料ツールです。

重要なページが検索エンジンに登録されているか、検索からどれくらい見られているかを見てみましょう。

ページを公開しただけでは、検索結果に載ることも、上位に表示されることも保証されないからです。

Search Consoleで最初に見ておきたい項目をまとめました。

  • 重要な商品ページとカテゴリページのURLを、URL検査ツールで調べる
  • 検索結果からの除外や、検索エンジンがページを読みに来る動きを妨げる問題が出ていないか見る
  • ページごとに、検索された語、表示回数、クリック数を確認する
  • 想定していた検索語と、ページの内容がずれていないか見る
  • ページを更新する前と後で、同じ条件・同じ期間のデータを比べる

サイトマップは、サイト内のURL一覧を検索エンジンへ知らせるファイルです。

重要なURLを見つけてもらうのに役立ちます。

ただし、サイトマップを送れば、インデックス登録が必ず行われるわけではありません。

インデックス登録とは、検索エンジンのデータベースへページが登録されることです。

Googleのサイトマップ公式資料にも、掲載や登録を保証するものではないと書かれています。

在庫切れになった商品ページは、すぐに削除しないでください。

再入荷の予定があるか、代わりになる商品があるか、そのページに残る情報が今も役に立つかを見て判断しましょう。

販売終了だからといって、まとめて削除するのは避けてください。

同じ役割を果たす後継商品がある場合にかぎり、販売終了ページから後継商品ページへの転送、つまりリダイレクトを検討しましょう。

URLを変えたときは、サイト内のリンクとサイトマップの記載も合わせて直しましょう。

在庫切れやURL変更への対応は、商品の状況によって変わります。まとめて削除・転送する前に、そのページへ張られている既存のリンクと、利用中のプラットフォームの仕様も確かめましょう。

検索データは、短い期間でも大きく動きます。

数字だけを見て判断せず、そのときの在庫状況、広告の出稿、季節、ページの更新日も一緒に記録しておきましょう。

登録の手順や画面の見方は、「Google Search Consoleの始め方|初心者が最初に見る3つの画面」で確認できます。

まとめ

「まとめ」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

ECサイトのSEOで確認したい要点を振り返ります。

  • 商品、カテゴリ、絞り込み、在庫、URLをまとめて把握する
  • 需要、在庫、利益、今後の取扱方針から、先に直すページを選ぶ
  • 商品ページとカテゴリページに、買う判断に使える自分の店ならではの情報を載せる
  • メニュー、カテゴリ、商品、記事を内部リンクでつなぐ
  • Search Consoleで登録状況と検索からの反応を見る
  • 在庫切れと販売終了のページを、まとめて削除・転送しない

まずは主力のカテゴリを一つ選び、トップページからその中の商品までリンクだけでたどれるか確認してみましょう!


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