【2026年10月2日】AI・Webニュース|Gemini「Skills」発表、Adobeで旧Nano Bananaの移行進む

Googleが、Geminiで繰り返し使う指示を保存できる新機能「Skills」と、これまでの「Gems」からの移行予定を発表しました。
Adobeでは旧Nano Bananaを含むGemini 2.5系モデルの廃止が進んでいます。一方、Firefly AI Assistantは10月1日から対象を広げました。
Figmaではアニメーション機能「Motion」が強化され、Framerには国やURLを条件にアクセスを制御できるFirewallが追加されています。
Geminiに「Skills」。Gemsから順次移行へ
Googleは9月30日、GeminiアプリとGoogle Workspaceに「Skills」を導入すると発表しました。
Skillsは、何度も使う指示や仕事の進め方を保存して、Geminiから繰り返し呼び出せる仕組みです。たとえば、文章の書き方やブランドのルール、授業準備の手順などをひとつのSkillとして登録できます。
Workspaceでは10月5日から、Geminiアプリでは10月13日からSkillsの段階的な展開が始まります。10月2日時点では、まだ一般展開前です。
現在のGemsはすぐに使えなくなるわけではありません。Googleは今後数か月かけてSkillsへ移行し、残っているGemsについては将来的に下書きのSkillsへ自動移行する予定です。
Business・Enterpriseでは、Gemsの作成・編集・利用が終了するのは早くても2027年3月1日以降と案内されています。Educationでは早くても2027年6月1日以降です。
GeminiアプリのSkillsは、Google Workspaceユーザーに加えて個人のGoogleアカウントも対象です。
Gemini自体の基本から確認したい場合は、なのはAI教室のGeminiページで使い方をまとめています。
Adobeで旧Nano Bananaの廃止が進む。Gemini 3・3.1系へ移行
Adobeは、Creative Cloud製品で利用できるパートナーAIモデルの整理を進めています。
対象には、Gemini 2.5 Flash Image、いわゆる旧「Nano Banana」が含まれます。
Adobeの案内では、Gemini 2.5系は9月10日から非推奨となり、各アプリでサービスの削除が進んでいます。Google側では10月2日からGemini 2.5の非推奨化が始まります。
10月2日にAdobeの全アプリから旧Nano Bananaが一斉に消える、という意味ではありません。Adobeアプリでは9月10日から段階的に削除が進んでいます。
現在のAdobe製品では、Googleの新しいモデルとしてGemini 3(Nano Banana Pro)やGemini 3.1(Nano Banana 2)が案内されています。
画像生成や編集で旧モデルを指定していた場合は、利用しているAdobeアプリで選択できるモデルを確認しておく必要があります。
公式情報: Adobe「生成AIモデルの廃止」
関連情報: Adobe「アドビ製品におけるパートナーモデル」
Firefly AI Assistant、10月1日からCreative Cloudプランへ対象拡大
Adobeの「Firefly AI Assistant」は、会話で指示しながら画像や動画などの制作を進められるAIアシスタントです。
Adobeは10月1日から、Firefly AI Assistantの対象をCreative Cloudプランへ広げました。Creative Cloud Proだけでなく、通常のCreative Cloud契約者も対象に含まれます。
日本語にも対応しており、Firefly上で「この画像を直したい」「この内容から別の素材を作りたい」といった指示を会話形式で進められます。
利用条件には例外があります。Enterpriseや教育機関向けの一部プランでは対象外または最適化対象外となる場合があり、Adobeのデスクトップアプリやモバイルアプリ内では利用できません。
また、10月1日から有料プランでは一部のAI Assistant操作でAIクレジットを消費する仕組みに変わっています。生成や編集など、操作内容によって消費量は異なります。
公式情報: Adobe「Firefly AI Assistant FAQ」
Figma Motion、音声・文字アニメーション・Lottie書き出しに対応
Figmaは9月30日、アニメーション機能「Motion」のアップデートを公開しました。
今回追加された主な機能は次のとおりです。
- よく使うアニメーションをカスタムスタイルとして保存
- アニメーションへ音声を追加
- 文字、単語、行単位でテキストをアニメーション
- Lottie / dotLottie形式で書き出し
- アニメーションスタイルをライブラリで共有
音声はタイムライン上でトリミングや分割、位置調整ができ、MP4やWebMへ書き出す際に一緒に出力できます。
テキストはアニメーションを付けたあとも編集可能です。
Motionは現在オープンベータとして提供されています。
公式情報: Figma「Motion adds custom styles, audio, text animations and Lottie export」
Framerに「Firewall」。国やURLごとにアクセスを制御
Framerは10月1日、新機能「Firewall」を公開しました。
サイトへのアクセスを、訪問者の国やアクセス先のURLを条件に制御できます。
たとえば、
- 特定の国からのアクセスをブロック
- 特定ページだけアクセスを制限
- 国に応じて別のページへリダイレクト
- 多言語サイトで対応する言語ページへ移動
といった設定が可能です。
Firewallのルールは、Framerの「Site Settings → Hosting → Firewall」から設定します。
FirewallはAdvanced Hostingアドオン、またはEnterpriseプランで利用できます。
一般的な小規模サイトですぐ必要になる機能ではありませんが、公開地域を限定するサイトや、国ごとに表示先を分けたいケースではFramer内で設定できる範囲が広がりました。
公式情報: Framer Updates「Firewall」
設定方法: Framer Help「How to use Firewall」
10月2日のAI・Webニュースまとめ
- Gemini: 繰り返し使う指示を保存する「Skills」を発表。Workspaceは10月5日、Geminiアプリは10月13日から順次展開
- Adobe: Gemini 2.5 / 旧Nano Bananaの廃止が進行。Gemini 3や3.1系へ移行
- Firefly AI Assistant: 10月1日からCreative Cloudプランへ対象を拡大。一部操作はAIクレジットを消費
- Figma Motion: 音声、文字アニメーション、Lottie / dotLottie書き出しなどを追加
- Framer: 国やURLを条件にアクセスを制御するFirewallを追加
Geminiでは、一度作った指示を使い回す仕組みがGemsからSkillsへ移り始めます。Adobeでも、古いAIモデルの整理と新しいAIアシスタントの展開が同時に進んでいます。
FigmaとFramerでは、アニメーション制作やサイト運用を製品内で完結させる機能が増えました。いずれも提供開始日や対象プランが異なるため、実際に使う際は自分のアカウントでの提供状況を確認する必要があります。

