Nanoha AI Lab

BLOG

ブログ

AI活用、ホームページ制作、Web集客、セキュリティ、EC運営など、小規模事業者の実務に役立つ情報をわかりやすくお届けします。

【2026年8月3日】小規模事業者・フリーランス向けAI・Webニュース|ショップサーブで885万件流出・Gemini Sparkが日本語対応・makeshopに配送リードタイム

8月最初の月曜日は、ネットショップに関わる話題が続きます。

最初に確認していただきたいのが、ネットショップ構築サービス「ショップサーブ」への不正アクセスです。

8月2日に出た第2報で、漏えいの範囲にパスワードやクレジットカード情報が含まれることが公表されました。

Googleからは、頼んだ用事をバックグラウンドで進めてくれるAI「Gemini Spark」の日本語対応が発表されています。

このあと、makeshopの新機能、kintoneの8月9日の更新、NotionのAI議事録の自動化と続きます。

ショップサーブへの不正アクセスで最大885万件が漏えい、パスワードの使い回しがある方は今日中に変更を

ネットショップ構築サービス「ショップサーブ」を運営する株式会社Eストアーが、不正アクセスによる個人情報の漏えいを公表しました。

Eストアーは、ネットショップ作成サービス「BASE」を運営するBASE株式会社の100%子会社です。

8月1日の第1報に続き、8月2日14時00分時点の内容として第2報が公表されています。

第2報では、漏えいが起きていた期間が「2026年5月21日から8月1日」へと広がりました。

第1報の時点では「2026年8月1日9:09〜11:06頃」と案内されていたので、範囲が大きく変わっています。

公表されている対象件数は、8,853,839件です。

Eストアーはこの件数について、同一のお客様に関する複数の登録データを含む可能性があるため、対象となるお客様の人数を示すものではないと説明しています。

885万人が被害にあった、という意味ではありません。

同じ人の登録データが重複して数えられている、延べの件数です。

とはいえ、含まれている情報の種類は多く、そのまま様子を見るのは心配な内容です。

第2報で公表された、漏えいの可能性がある情報は次のとおりです。

  • 氏名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、勤務先、その他お客様が任意に入力した情報
  • 会員情報、会員ID、パスワード
  • クレジットカードの名義、カード番号の一部(先頭6桁および下4桁)、有効期限
  • 店舗側のショップサーブ管理画面・店舗メールシステム・FTPのID・パスワードと、Eストアーからの振込先口座情報

カード番号は全桁ではなく、セキュリティコード(カード裏面などに書かれた3桁または4桁の番号)はEストアーが保持しておらず、漏えい対象に含まれていません。

会員IDとパスワードは暗号化された状態で管理されており、現時点では悪用される可能性は低い、というのがEストアーの判断です。

ただし同社は、第三者による不正ログインのおそれはあるとして、速やかなパスワードの変更を呼びかけています。

同じパスワードをあちこちで使っている、という方は少なくないですよね。

ショップサーブで作られたお店で買い物をしたことがある方は、次の順番で進めてみてください⇩

  1. そのお店の会員ページにログインし、パスワードを変更します
  2. 同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを使っている他のサービスも、順にパスワードを変えます(使い回しがある場合は、こちらのほうが急ぎです)
  3. 登録情報が書き換えられていないか、注文履歴に身に覚えのない注文がないかを確認します
  4. クレジットカードの利用明細を開き、覚えのない請求がないかを確認します

あわせて、これから届くかもしれない連絡にも気をつけておきましょう。

Eストアーやお店、カード会社を名乗って「再決済」「本人確認」「返金」を求めるメールやSMSが届いても、リンク先でカード情報やパスワードを入力しないでください。

身に覚えのない請求があった場合は、カード裏面に記載されたカード会社へ連絡するよう案内されています。

ショップサーブでお店を運営している方には、管理画面・店舗メールシステム・FTPのパスワード変更が呼びかけられています。

管理画面のログインIDとパスワードの扱いについては、Eストアーが調査結果を踏まえた対応を検討中で、方針が決まり次第あらためて案内するとしています。

不安な場合は、第三者による不正ログインを防ぐため、管理画面の二段階認証を設定しておくことがすすめられています。

店舗向けの問い合わせ先は、Eストアーデスク(03-6434-0946、受付は平日10時〜18時)です。

原因は引き続き調査中で、攻撃元からの通信の遮断と、遮断後にアクセスできないことの確認は完了しています。

本件に起因する具体的な二次被害の報告は、8月2日時点では確認されていません。

調査が進むと内容が変わる可能性があるため、最新の状況は株式会社Eストアー「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせ(第2報)」で確認できます。

Googleの自動作業AI「Gemini Spark」が日本語に対応、Google AI Proへは今後数週間で順次提供

Googleは2026年7月29日、パーソナルAIエージェント「Gemini Spark」の日本語対応を発表しました。

Gemini Sparkは、頼んだ用事を24時間いつでも進めてくれる機能です。

パソコンを閉じているときや、スマートフォンがロックされているときでも、バックグラウンドで動きます。

Googleのクラウド上で動くため初期設定はいらず、Gmail、ドキュメント、スプレッドシートといったGoogle Workspaceのツールと連携します。

公式ブログでは、こんな頼み方の例が挙げられています。

  • 受信トレイからお客様の問い合わせを探し、自分のサービスや料金プランをすすめる返信を下書きして、下書きフォルダに保存する
  • 毎月1日に先月のデジタル請求書を見直し、値上げや終了間近のトライアルがあれば知らせ、解約メールの下書きを作る
  • 過去に書いた50通のメールを読み込んで自分のメールの書き方をまとめ、今後の下書きに使う

ここで大事なのが、誰がいつから使えるのか、という点です。

日本のGoogle AI Proのユーザーへは「今後数週間以内に」順次提供予定と案内されており、今日から全員が使えるわけではありません。

Google公式ヘルプの更新履歴によると、上位プランのGoogle AI Ultraでは一足先に、7月14日から日本語を含むすべての言語で使えるようになっています(欧州経済領域、ナイジェリア、スイス、英国を除く地域)。

Google AI Proについては7月16日時点で米国の英語のみと記載されており、そこから日本を含む地域へ広がっている途中、という状態です。

安全面では、機能を有効にするかどうかも、どのアプリと連携するかも、利用者が選ぶ仕組みになっています。

お金の支払いやメールの送信といった重要な操作の前には、必ず事前に確認する設計だとGoogleは説明しています。

なお、7月30日の英語版の発表では、Chromeと直接つないで、ログイン済みのアカウントや保存されたパスワードを使い、Web上の用事を代行する機能も紹介されました。

こちらはまず米国から提供が始まり、ほかの地域へは今後拡大する予定とされています。

自分が使える状態かどうかは、次の手順で確認してみてください⇩

  1. スマートフォンのGeminiアプリ、またはパソコンのブラウザで gemini.google.com を開きます
  2. 画面のアカウントアイコンから設定を開き、契約中のプランがGoogle AI ProまたはUltraかどうかを確認します(画面の表示は更新によって変わることがあります)
  3. Sparkが使える状態になっていたら、支払いやメールの送信を伴わない用事から頼んでみましょう!

料金や1日に頼める件数については、今回の発表に記載がありませんでした。

日本での提供対象と提供時期は、Google Japan Blogの「Gemini Spark」日本展開のお知らせで確認できます。

makeshopに商品ごとの「配送リードタイム」、8月3日15時以降に設定できるようになります

ネットショップ作成サービスのmakeshopで、商品ごとに発送準備の日数を設定できる「配送リードタイム」機能が始まります。

GMOメイクショップが7月31日に告知し、リリースは2026年8月3日(月)15時以降と案内されています。

これまでmakeshopには、取り寄せや名入れのように準備へ日数がかかる商品でも、購入者のお届け日選択には最短の日付が表示されてしまい、実際に届けられる日とずれてしまう、という問い合わせが多く寄せられていたそうです。

今回の機能は、その困りごとへの対応です。

商品ごとに0〜365日のリードタイムを設定すると、購入者のお届け日選択で最短日が、その日数分だけ自動で後ろへ調整されます。

設定は管理画面から行います⇩

  1. 「商品管理」→「商品一覧」→「商品編集」と進み、「販売情報」で配送リードタイム日数を入力します
  2. 商品数が多い場合は、「商品管理」→「商品一覧」→「CSV一括処理」→「商品情報一括アップロード」の「配送リードタイム日数」列で一括設定します

設定するときに、覚えておきたい点が3つあります。

  • 1つのお届け先に複数の商品がある場合は、最も長い商品の日数が適用されます
  • 定期・予約・無在庫の商品は、この設定の対象外です
  • 購入者に表示される最短お届け日は、商品ごとのリードタイムに、「ショップ構築」→「設定」→「配送」→「配送日時設定」で決めた配送日数を足して計算されます

そして、いちばん誤解しやすいのはここです。

全商品へ自動で日数が入る機能ではなく、お店側が商品ごとに設定して、はじめてお届け日へ反映されます。

お客様から「まだ届かないのですが」と連絡が来るのは、できれば避けたいところですよね。

準備に時間がかかる商品を扱っているお店ほど、早めに設定しておく価値があります。

makeshopでは7月29日にも、スタッフ用ID(副管理者ID)の「即日売上入金」権限の変更がありました(7月29日のニュースで紹介しています)。

こちらとは別の発表なので、権限の設定を済ませたお店も、今回の配送リードタイムはあらためて確認しておきましょう。

機能の概要と注意事項は、makeshopマガジン「商品ごとの『配送リードタイム』機能リリースのお知らせ」で確認できます。

kintoneが8月9日に更新、スレッドの要約AIがAndroidアプリでも使えるように

サイボウズは、業務アプリを作れるサービス「kintone」の8月版アップデートを、2026年8月9日に実施すると案内しています。

小さなチームで使っている方に関係が深いのは、AI機能の追加です。

スレッド(スペースの中で交わす、掲示板のようなやり取り)の内容をAIが要約する「スレッド要約AI」が、Android版のkintoneモバイルアプリから使えるようになります。

サイボウズは、移動中などのすきま時間でも、スレッドで行われた議論の流れや要点を素早くつかめるようになると説明しています。

新しく生まれた機能ではなく、これまで使えていたAI機能がAndroidアプリへ広がる、という内容です。

利用にはモバイルアプリ自体の更新も必要です。この機能を含むアプリの配信は7月中の予定と公式ページに書かれているので、手元のアプリを最新の状態にしておきましょう。

iOS版のモバイルアプリでも同様のアップデートを予定していると記載されていますが、時期についての記載はありません。

Androidで使うときの操作は、次のとおりです。

  1. kintoneモバイルアプリでスレッドを開き、スレッドのタイトルの横にある「スレッドを要約」をタップします
  2. 特定の投稿と返信だけを要約したい場合は、その投稿に表示される「コメントを要約」をタップします
  3. 要約結果は「コピー」で書き写せるほか、「共有」でほかのアプリへ渡せます

長く伸びたスレッドをタップ1回で追いかけられるなら、移動中の時間も活かせそうですね!

ただし、誰でもすぐに使えるわけではありません。

kintoneシステム管理者がkintone AIを有効にし、スレッド要約AIを利用する設定にしたうえで、使えるスペースとユーザーを指定しておく必要があります。

自分の会社で使えるかどうかは、kintoneの管理をしている方へ聞いてみてください。

8月版ではほかにも、利用状況ダッシュボードで組織ごとの利用状況を確認できるようになります。

モバイルの検索・未処理・設定の各画面では内部の作り直しも行われますが、操作方法や画面の見た目に大きな変更はないとサイボウズは説明しています。

7月版で「8月版で終了予定」と案内されていた、従来の通知画面への切り替え機能は、8月版でも引き続き提供されることになりました。

更新の全体像は、kintoneヘルプ「2026年8月版 主なアップデート」で確認できます。

Notionで「AI議事録の要約が終わったら次の作業へ」をつなげられるように

Notionは2026年7月31日、AI議事録の作成が終わった直後にカスタムエージェントを動かせるようになったと発表しました。

カスタムエージェントは、あらかじめ決めた作業をNotion上で代わりに進めてくれる仕組みです。

会議のあとに進捗表を手で更新したり、決まったことをチャットへ書き込んだりする作業、地味に時間を取られますよね。

今回追加されたトリガー(動き始めるきっかけ)で、その部分をつなげられるようになります。

Notionが例として挙げているのは、次の3つです。

  • プロジェクトの進捗表を、最新の状況に更新する
  • 決定事項と次のアクションをまとめて、Slackやメールへ投稿する
  • もらったフィードバックを、エンジニア向けのチケットにする

設定は、次の手順で行います。

  1. カスタムエージェントの設定画面を開きます
  2. トリガーに「Meeting note summarized」(AI議事録が要約されたとき)を追加します
  3. どの会議で動かすかを選びます

次の会議のあとから、エージェントが動き始めます。

今回の発表ページには、対象プランの記載も、日本語の議事録で動くかどうかの記載もありません。

試すときは、まず社外へ出ない場所で小さく動かしてみましょう。

AI議事録そのものを使っていない場合は、今日すぐに設定するものはありません。

会議の記録をNotionに任せている方は、Notion「AI Meeting Notes can now trigger Custom Agents」で、追加されたトリガーの内容を確認できます。

今日いちばん急ぐのはパスワード、そのあとに新機能の確認を

急ぎ度の高いものから並べました。

  • ショップサーブの情報漏えい
    買い物したお店の会員パスワードを変更し、同じパスワードを使い回している他のサービスも順に変えてください
  • makeshopの配送リードタイム
    8月3日15時以降に、取り寄せ品や名入れ品へ発送準備の日数を設定しておきましょう
  • Gemini Sparkの日本語対応
    日本のGoogle AI Proへは今後数週間で順次提供されるため、まずは自分の契約プランを確認しておくと慌てません

まずは、パスワードの使い回しがないかどうかの確認から始めてみてください。

※記事内の情報は2026年8月3日7時35分時点で、各公式ページを最終確認しています。

申請や利用の前には、リンク先の最新情報もご確認ください。

NEXT STEP

「AI、どう使えばいい?」から、
お気軽にどうぞ!

ChatGPTのはじめ方から、ブログやホームページの相談まで。
小さな会社のAI活用を、一歩ずつ、いっしょに進めていきます!

AIと、もっと自由に。ワクワクする未来を