【2026年8月2日】小規模事業者・フリーランス向けAI・Webニュース|ChatGPT Atlas停止まで1週間・ChromeのバグをAIが1,072件修正・Grok動画で人物や声をそろえる機能

8月最初の日曜日は、期限が近い話題から確認していきましょう。
OpenAIのブラウザ「ChatGPT Atlas」が、2026年8月9日に停止します。
ブックマークや閲覧履歴は自動で移らないため、Atlasを使っている方は今週のうちに保存しておきましょう。
Chromeでは、Googleが「セキュリティの不具合をAIに探させて直す仕組み」の成果を公表しました。
直近2回の更新で1,072件を修正したと説明しています。
最後に、動画を作るAI「Grok Imagine」に、同じ人物や声を保ったまま場面や動きを変えられる機能が加わった話題も見ていきます。
ChatGPT Atlasの停止まであと1週間、ブックマークと履歴は自動で移りません
OpenAIは、AIを組み込んだブラウザ「ChatGPT Atlas」を2026年8月9日に停止すると案内しています。
この予定は7月14日のニュースでもお伝えしましたが、いよいよ残り1週間です。
Atlasでブラウザ操作をAIに任せていた機能は、OpenAIがChatGPT本体やChromeの拡張機能へまとめていきます。
公式ヘルプでは、ブックマークと閲覧履歴は自動では移らないと案内されています。
停止日を過ぎてから思い出しても、Atlasの中に残したままのデータは取り出せません。
自分で保存しておきたいものは、次のとおりです。
- ブックマーク
停止前にHTMLファイルとして書き出してください - 閲覧履歴
あとで必要になりそうなページは、先にブックマークへ入れておきましょう - 開いたままのタブ
移らない可能性があるため、URLを控えておくと安心です
移行は次の順番で進めてみてください⇩
- Atlasを開き、ブックマークの管理画面からHTMLファイルとして書き出します(画面の表示は更新によって変わることがあります)
- Chromeなど普段使うブラウザのブックマーク管理画面を開き、書き出したHTMLファイルを読み込みます
- よく開くページのURLと、Atlasで繰り返していた作業の手順を、メモにまとめておきます
- 会社やチームでAtlasを使っている場合は、停止予定と保存のお願いをメンバーへ共有します
ブックマークのほかに、Cookieやセッションファイルを書き出せる場合もあります。
Cookie(ログインした状態を保つためにブラウザへ保存される小さなデータ)やセッションファイルには、ログイン状態に関わる大切な情報が含まれるため、信頼できない相手へ渡さないでください。
Atlasの代わりとしてOpenAIが挙げているのは、ChatGPTのデスクトップアプリや、Chromeの拡張機能(ブラウザに後から入れて機能を増やす小さなプログラム)とサイドバーです。
ただし使える機能は、プラン、地域、端末、会社のワークスペース設定によって変わります。
Atlasで続けたい作業が代わりの方法でもできるかどうか、停止前に一度試しておくと慌てずに済みますよ!
停止予定日、自動で移らないデータ、書き出しの案内は、OpenAI公式ヘルプ「ブラウザベースのエージェント型作業に向けた Atlas から ChatGPT への進化」で確認できます。
ChromeのセキュリティバグをAIが発見・修正、直近2回の更新で1,072件
Googleは2026年7月30日、Chromeの安全性を高める取り組みについて公式ブログで公表しました。
Chromeのセキュリティチームは2026年初めから、AIのGeminiを使って不具合を自動で探す仕組みを動かしています。
このAIは、不具合を見つけて終わりではありません。
修正案を作る担当、その中から最適な案を選ぶ担当、テストを作る担当と、役割を分けたAIが順番に処理しているそうです。
その結果、直近2回の更新にあたるChrome 149と150で、あわせて1,072件のセキュリティバグを修正したと説明しています。
Googleは、この件数がそれ以前の23回分の更新で修正した数を上回ると書いています。
13年以上もプログラムの中に残っていた不具合も見つかり、すでに修正されています。
攻撃者に乗っ取られたタブがブラウザ本体をだまし、パソコンの中のファイルを読み取れてしまう可能性があった問題でした。
今回の発表は「危険な不具合が今も残っている」という知らせではなく、AIを使って多くの不具合を見つけて直した成果の報告です。
とはいえ、修正が効くのは更新して再起動したあとです。
「更新のお知らせが出ているけれど、まだ押していない」という状態、ありますよね。
今日のうちに確認しておきましょう⇩
- パソコンでChromeを開き、右上の「その他」アイコン(縦に3つ並んだ点)をクリックします
- 「ヘルプ」から「Google Chrome について」を選ぶと、更新の確認が自動で始まります
- 「再起動」が表示されたらクリックします(表示されない場合は、すでに最新版です)
再起動しても、開いていたタブやウィンドウは自動で戻ってきます(シークレットウィンドウを除く)。
Googleは、再起動しなくても修正を適用できる仕組みや、セキュリティ更新を週2回に増やす取り組みも進めていると説明しています。
取り組みの内容と修正件数はGoogle公式ブログ「Stronger with every update」、更新の手順はChromeヘルプ「Google Chrome を更新する」で確認できます。
Grok Imagineに「References」、同じ人物や声を保ったまま動画を作れるように
xAIは2026年7月31日、動画を作るAI「Grok Imagine」のVideo 1.5に「References」という機能を追加したと発表しました。
見本にしたい画像を1回につき最大7枚まで指定でき、声を見本にすることもできます。
同じ人物や商品の見た目、声を保ったまま、場面や動きだけを変えた動画を作れるようになります。
動画を作るAIには、作り直すたびに顔や声が別人になってしまうという弱点があります。
そこを補う機能だと考えると分かりやすいです。
Referencesの提供は、まず米国のSuperGrok HeavyとSuperGrok Plusから始まっており、日本ではまだ使えません。
xAIは、米国での提供のあと、すべてのプランと地域へ広げる予定だと説明しています。
一方、文章を入力して動画を作る機能は、すでにすべてのプランと地域へ提供されており、1080p(フルハイビジョンと同じ画質)に対応しています。
使える場所は、grok.comの「Imagine」と、iOS・Androidのアプリです。
気になる料金については、発表のページに記載がありませんでした。
今すぐ仕事で使う場面は少ないかもしれませんが、商品紹介やSNS用の短い動画を自分で作る選択肢は、こうして少しずつ増えています。
追加された機能の内容と提供対象は、xAI「Grok Imagine Video 1.5 References」で確認できます。
今週のうちに済ませたい2件と、覚えておきたい1件
急ぎのものから順番に片付けていきましょう。
- ChatGPT Atlasの停止
8月9日までにブックマークをHTMLファイルへ書き出し、普段使うブラウザへ読み込んでください - Chromeの更新
「その他」アイコンから「ヘルプ」→「Google Chrome について」を開き、「再起動」が出たらクリックしてください - Grok ImagineのReferences
日本ではまだ使えないため、提供が広がったときに試せるよう頭の片隅に置いておきましょう
まずは、ChatGPT Atlasを使っているかどうかの確認から始めてみてください。
※記事内の情報は2026年8月2日9時18分時点で、各公式ページを最終確認しています。
申請や利用の前には、リンク先の最新情報もご確認ください。
