ざっくり言うと

Gemは、Geminiの中に自分専用のAIアシスタントを作れる機能です。Googleの公式ブログでは「custom AI experts(自分専用のAI専門家)」と紹介されています。

作り方は4ステップです。名前をつけ、指示文を書き、必要なら資料を添えて保存します。これだけで、毎回の指示を打ち直す手間がなくなります。

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正確には

Gemは、Gems manager(または「Gemを作成」)から作成・編集できる機能で、Googleの公式ヘルプと公式ブログでは自分の用途に合わせて作るGeminiのカスタム版として紹介されています。名前と指示を決めて保存すれば、同じ役割のAIをいつでも呼び出して会話できるのが特徴です。

公式ヘルプによると、Gemは次の3つでできています。

  • Name(名前)
    あとから自分が見分けるためのラベルです(例:「丁寧メール担当」)
  • Instructions(指示)
    そのGemにどう振る舞ってほしいかを書く、本体にあたる部分です
  • Knowledge(資料)
    Gemが毎回参照するファイルを、必要に応じて追加できます

作ったGemは、Gems managerから呼び出して使います。

Gemが役に立つのは、毎回同じ前置きをコピペしているときです。「丁寧な敬語で」「3行で」「初心者向けに」「この社内ルールを踏まえて」。この手の決まり文句を毎回打っていたり、同じ資料を毎回添えていたりするなら、それはGemにする合図です。

使える条件と、Gemが表示される場所

個人アカウントでGemを作成・利用するには、13歳以上、または居住国の所定年齢以上であることが条件です。

作ったGemが表示されるのは、Web版、モバイルアプリ、対応するGoogle WorkspaceのGeminiサイドパネルです。ただし、一部の機能はモバイルに対応していません。条件は変わることがあるので、記事の最後の「参考ソース」の公式ページで確かめてください。

Gemの作り方は4ステップ

ステップ1:Gems managerを開いて、名前をつける

Geminiの画面からGems manager(または「Gemを作成 / Create a Gem」)を開き、「+ New Gem / 新しいGem」から作成画面に入ります。

名前は、あとから見分けやすいものにしてください。用途がパッと分かる呼び方がおすすめです。

  • 「丁寧メール担当」
  • 「3行要約マン」
  • 「英語の先生(やさしめ)」
  • 「議事録まとめBot」

ステップ2:指示(Instructions)を書く

ここがGemの本体です。書き方のコツはこのあとの「役割・振る舞い・制約」でまとめますが、最初は次くらいの分量で大丈夫です。

あなたは丁寧な日本語のビジネスメールに直すアシスタントです。
ユーザーが送ってきた文章の要点を変えずに、敬語と気配りを足して整えてください。
返答は整えたメール本文だけにしてください。前置きは不要です。

ステップ3:参考にしてほしい資料を添える(必要なら)

Gemに毎回見てほしい資料があれば、ナレッジファイルとしてアップロードします。社内ルール、マニュアル、自分の過去メールのサンプルなどです。

添える資料がなければ、そのまま次へ進んで大丈夫です。

ステップ4:保存する

保存すると、そのGemがGems managerに登録されます。あとは、いつでも呼び出せます。

指示文は「役割・振る舞い・制約」の3点で書く

迷ったら、役割・振る舞い・制約の3点を順番に書くだけで、じゅうぶん使えるGemになります。
  1. 役割:「あなたは○○のアシスタントです」
  2. 振る舞い
    「こういうときはこう答える」「こういうトーンで返す」
  3. 制約:「○○はしない」「出力形式は△△にする」

複数のGemを使い分ける

呼び出し方はシンプルです。Gems managerから使いたいGemを選ぶと、そのGemとの会話画面が開きます。あとは、ふつうのチャットと同じように話しかけるだけです。

なお、ふつうのGeminiとの会話と、特定のGemとの会話は別のものとして扱われます。用途で切り替えて使ってください。

注意点

指示文に個人情報や社外秘の固有名詞を書き込むのは避けてください。Gemの内容は自分のアカウントに保存されますが、保存の範囲や取り扱いは、プランやポリシーによって変わります。機微な情報は最初から入れない運用が安全です。

Gemを共有すると、アクセス権を持つ相手は、Gemの指示とアップロード済みのファイルを見られます。編集権限を渡した相手は、Gemの変更や削除もできます。共有する前に、添えた資料と渡す権限を必ず確認してください。

やってみよう

締めに

1個目は、気楽に作って大丈夫

毎回同じ前置きを打っている自分に気づいたら、そこがGemの作りどきです。最初から完璧を目指さず、ざっくり作って、使いながら指示文を直していきましょう。まずは1個、作ってみてください!