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Claudeに質問するコツ(初心者向け)

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ざっくり言うと

Claudeによい答えをもらうコツは、質問に4つの材料を入れることです。自分の立場と目的、具体的な中身、出してほしい形、そして答えてほしい役割を書き添えます。

もうひとつ、Claudeならではの近道があります。背景を言葉で説明する代わりに、関係する資料をまるごと貼って、そのうえで聞くやり方です。

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正確には

Claudeは、大規模言語モデル(LLM)という仕組みで動く対話型のAIです。大量の文章から言葉の使われ方を学び、渡された文の続きとして自然な答えを組み立てます。

このとき渡す文章をプロンプトと呼びます。ここに書いていないことは、Claudeが「たぶんこういう意味だろう」と推し量って埋めます。答えがぼんやりするのは、たいていそこが原因です。

Anthropicの公式ドキュメントは、この点を「はっきり、直接、くわしく」と表現しています(※原文:Be clear, direct, and detailed)。やってほしいことを言葉にして渡す、という意味です。察してもらうのを待つより、そのほうが結局は早く終わりますよ。

4つ目の「役割を渡す」には、公式ドキュメントに別立ての説明があります。見出しは「システムプロンプトでClaudeに役割を与える」です(※原文:Giving Claude a role with a system prompt)。役割をひとつ添えるだけで、答え方は一般的なアシスタントから、その道の専門家らしい受け答えへ寄ります。一文の短い指定でも効きます。

よくある勘違いは、「短く聞いたほうが、Claudeが自由によい案を出してくれる」というものです。実際は逆で、短いほど推測で埋める部分が増えるのです。何を作るかだけでなく、誰に見せるか、どこで使うか、どんな形でほしいかまで渡すと、やり直しが減ります。

前提は、説明するより資料を渡すほうが早い

4つの材料を書こうとすると、手が止まる場面が出てきます。背景が長いときです。就業規則の中身、半年ぶんのやり取り、30ページのレポート。これを思い出しながら要約するだけで、ひと仕事になってしまいます。

Claudeなら、その手間を資料に肩代わりさせられます。長い文書をまるごと読んで、全体をつかんだうえで答えるのが持ち味だからです。背景を言葉でまとめる代わりに、元の資料をそのまま渡して、そのうえで聞けば済みます。

  • 就業規則のPDFを添付して → 「育児休業の申請手順を、社員向けに5行で書いて」
  • 過去のやり取りを貼って → 「この経緯をふまえて、断りの返信を丁寧に書いて」
  • 業界レポートを添付して → 「うちの規模に関係する部分だけ抜き出して」

資料は、入力欄にドラッグ&ドロップするか、「+」から選んで渡します。PDF・Word・CSV・画像などをそのまま読み込めます。対応する形式は増えたり変わったりするので、珍しい形式を試す前に、記事の最後の「参考ソース」の公式ページで確かめてください。

ただし、資料を貼れば4つの材料が要らなくなるわけではありません。ファイルだけ渡して「読んで」と頼むと、返ってくる中身は的外れになりがちです。要約がほしいのか、危ないところの洗い出しがほしいのか、表に整理してほしいのか。そこは変わらず言葉で伝えてください。

公式ドキュメントには、「長い文脈で聞くときのコツ」という項目もあります(※原文:Long context prompting tips)。挙げられているのは2つです。長い資料はプロンプトの前のほうに置き、質問はうしろに書くこと。そして、「関係する箇所をまず引用してから答えて」と頼むことです。添付してから質問を打てば、順番のほうは自然にそろいます。

注意点

役割を渡しても、中身の正しさは別の話

機微な情報が入った資料は、そのまま貼らない

資料を渡す使い方は便利ですが、渡してよい資料かどうかは別に考えてください。次のようなものが代表例です。

  • 顧客の氏名や連絡先が載った名簿
  • 未公開の財務資料や、契約書の原本
  • 人事評価にかかわる社内の記録

人名・社名・金額を伏字に置き換えれば、頼みたいことは変えずに進められます。会社や事務所に決まりがあるなら、そちらにも従ってください。

やってみよう

書き方ひとつで、返ってくるものは変わります。よくある場面を2つ用意しました。悪い例とよい例を並べて眺めてみてください。

例1:取引先へ送る料金改定のお知らせ

悪い質問例(Before)

値上げのお知らせメールを書いて

これだと、誰に何をどこまで伝えたいのかが分かりません。返ってくるのは、どこの会社でも使えそうなテンプレです。

よい質問例(After)

あなたはビジネス文書の書き手です。印刷会社の営業担当として、
3年前から取引のある事務用品メーカーの購買担当者へ、
料金改定のお知らせメールを書いてください。
改定は2026年10月1日からで、対象は封筒印刷だけです。
用紙代が上がったことと、9月中の発注は今の価格で受けられることを
必ず入れてください。
本文は300字程度、丁寧だけど堅すぎない口調でお願いします。

役割、立場と相手、用件、外せない中身、字数と口調がそろっています。

例2:手元の資料をふまえて聞く

悪い質問例(Before)

うちの就業規則では、育児休業は1か月前までに申請することになっていて、
書式は総務にあって、たしか分割でも取れたはずです。
この内容で社員向けの案内を書いて

思い出しながら打つと時間がかかるうえに、うろ覚えの部分がそのまま答えに移ります。

そこで、就業規則のPDFを手元に用意して、次の順で送ってみてください。

  1. claude.com を開く
  2. 入力欄にPDFをドラッグ&ドロップするか、「+」から「Add files or photos」を選ぶ
  3. 読み込まれたのを確かめてから、聞きたいことを打ち込む

よい質問例(After)

添付したのは、当社の就業規則です。
育児休業の申請について、社員向けの案内を作ってください。
申請の期限、必要な書式、分割して取れるかどうかを、
この規則に書かれているとおりに書いてください。
本文は箇条書きで5行以内、根拠にした条番号も添えてください。

打ち直す手間が省けるうえに、Claudeは手元の規則そのものを見て答えてくれます。うろ覚えの前提が答えに紛れ込むこともありません。

なお、毎回まったく同じ前置きを打っていると気づいたら、Claudeに前提条件を伝える書き方を読んで、その前提の置き場所を決めてしまいましょう。

締めに

うまい質問というのは、結局、人に仕事を頼むときの段取りと同じです。自分の立場、相手、目的、ほしい形。この4つを先に渡しておけば、やり直しはぐっと減ります。

おもしろいのは、質問を書いていると、こちらの頭のほうも整理されてくることです。これが地味に効くんですよね。Claudeは答えをくれる相手であると同時に、考えをぶつける壁打ち相手にもなってくれます。

しかも、事情をぜんぶ言葉にしなくてもかまいません。手元の資料を渡して、聞きたいことだけ書けば足ります。まずは社外秘でない資料を1つ選んで、試してみてください!

よくある質問

Q. Claudeへの質問には、何を書けばいいですか?
A. 材料は4つです。自分の立場と目的、具体的な中身、出してほしい形、そして答えてほしい役割。この4つを書き添えると、そのまま使える答えに近づきます。
Q. Claudeには短く聞いたほうが、自由によい案を出してくれますか?
A. 実際は逆で、短いほど推測で埋める部分が増えます。何を作るかだけでなく、誰に見せるか、どこで使うか、どんな形でほしいかまで渡すと、やり直しが減ります。
Q. Claudeに背景を説明するのが大変なときは、どうしますか?
A. 関係する資料をまるごと渡して、そのうえで聞きます。入力欄にドラッグ&ドロップするか「+」から選べば、PDF・Word・CSV・画像などをそのまま読み込めます。何をしてほしいかは、変わらず言葉で伝えてください。
Q. Claudeに資料を渡すとき、気をつけることはありますか?
A. 顧客の名簿、未公開の財務資料や契約書の原本、人事評価にかかわる記録は、そのまま貼らないでください。人名・社名・金額を伏字に置き換えれば、頼みたいことは変えずに進められます。

公開: 更新: ✓ 公式情報と照合:

参考ソース

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