ChatGPTのMemory機能ってなに? いる? いらない?
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ざっくり言うと
Memory(メモリ)は、前の会話で話したあなたの前提や好みを、次の回答に反映してくれる機能です。
毎回「私は個人事業でWebデザインをしていて、文体はカジュアルで…」と書き直す手間が減ります。
便利な半面、向き不向きがはっきり分かれます。自分の使い方に合うかどうかで決めましょう。
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正確には
ChatGPTは、どこから前提を拾っているのか
OpenAIの公式ヘルプによると、Memoryをオンにしたとき、ChatGPTはチャット・ファイル・接続したアプリなどの文脈から、役に立つ前提を拾って回答に反映します。拾ってくる先は、大きく3つあります。
- Saved memories(保存された記憶)
「これを覚えておいて」と頼んだ内容と、ChatGPTが役に立つと判断した内容です。公式のリリースノートでは、保存済みの記憶が会話に合わせて更新される場合も案内されています。 - Past chats(過去の会話)
以前のやり取りから、好みや前提を読み取る場合があります。 - Files / connected apps
ファイルと接続アプリのことです。プランや地域、接続の状態によっては、Libraryのファイルや接続したアプリの情報も参照されます。
どの情報が使われたのかを画面で確かめられる場合もありますが、毎回すべてが見えるわけではありません。
確認も削除もオフも自分でできる機能です。とはいえ、何を話しても平気な場所ではありません。機密の話は入れない、と決めておくほうが確実です。
Healthの会話は、どこまで覚えられるのか
Healthを使った会話も、Memoryがオンなら、今後の回答に使う記憶が作られることがあります。ただし、接続した医療記録やApple Healthのデータそのものから記憶が作られるわけではありません。
健康の相談を覚えさせたくないときは、Temporary Chat(一時チャット)を使うか、Memoryをオフにしてください。
旧Healthの会話やファイルが残っているHealth Projectでは、記憶はそのプロジェクトの中だけに分けて保存されます。
設定画面のどこを見ればいいか
管理画面は今も変わり続けています。2026年6月30日に公式ヘルプとリリースノートを確認した時点でも、更新は続いていました。Memory Summaryから確認・削除・オフができるなど、扱いやすくする改善が入っています。
英語名や配置は更新で変わるので、日本語表示のときは「設定 > メモリ」「設定 > パーソナライズ > メモリ」のような表示を探してください。
Memoryを全部止めたいときは、その操作が個別の削除なのか、Memory全体のオフなのかを確かめてから押してください。
MemoryとCustom Instructionsは別ものです
違いは、前提を誰が書くかです。公式ヘルプでも、この2つは別の仕組みとして案内されています。
- Custom Instructions(カスタム指示)
あなたが自分で書いて登録しておく、固定の前提です(例:「私はフリーランスのデザイナーです」)。 - Memory
ChatGPTが会話の中から自動で拾って覚える仕組みです。
両方を使うこともできます。「何を覚えているかは自分で決めたい」なら、Custom Instructionsだけを使ってMemoryはオフ。この形でも十分に使えます。
会社のアカウントでは、自分の設定だけでは決まりません
やってみよう
まずは自分の画面を開くところからです。次の3つを上から順に試せば、確認・整理・使い分けまでひととおり終わります。
いま何を覚えているか、一覧で見る
- 画面左下のアカウント名から
Settings(設定)を開きます MemoryまたはPersonalizationの周辺を選びますMemoryの項目に、トグルやMemory summaryが出ているか見ますManage memoriesやMemory summaryを開くと、保存・参照されている情報の一部を確認できます
「こんなことまで覚えてたの!?」と驚くか、「思ったより素っ気ないな」と感じるか。まずは一覧を開いてみてください。
いらない記憶を消す
Manage memories や Memory summary の画面でやることは4つです。
- 残したい記憶は、そのままで大丈夫です
- 古い記憶や的外れな記憶は、ゴミ箱マークで1件ずつ消せます
- ぜんぶ消したいときは「Clear all」(または同じ意味のボタン)でリセットできます
- Memory自体を止めたいときは、
Memoryのトグルか「記憶を削除してオフにする」という趣旨の項目を探してください
会話の途中でも消せます。「さっき覚えた○○は忘れて」と話しかければ、ChatGPTがその記憶を削除してくれます。
覚えさせたくない会話は、一時チャットへ
公式ヘルプによると、Temporary Chat(一時チャット)では、既存のMemoryが参照されません。その会話が新しいMemoryとして保存されることもありません。機微な情報を含む相談や、その場限りの調べものはこちらでどうぞ。
- 新しいチャットの画面で Temporary Chat(一時チャット) を選びます
- そのまま相談します
- 終わったら閉じれば大丈夫です
Memory全体をオフにしなくても、この会話だけを切り離せます。「この話は覚えさせたくない」というときの逃げ道として、覚えておいてください。
締めに
いる? いらない?
迷ったら、いったんオフから
Memoryは後からいつでもオンにできますが、オンのまま気づかず溜まった記憶は消すまで残り続けます。
だから「便利そうだから」で先にオンにするより、必要だと感じたタイミングでオンにするほうが、後悔が少なくて済みます。オンにしたくなったら、上の「1. いま何を覚えているか、一覧で見る」と同じ手順で、Settings から切り替えてください。
オンにすると、ChatGPTは保存した前提を次の回答に反映します。オフなら、会話ごとに前提を伝える使い方になります。決まった前提で進める仕事ならオン、案件ごとに切り替える仕事ならオフ。この線引きで選んでみてください。
ChatGPT Memoryを確認・整理する手順
保存された記憶を見直し、不要なものを削除し、必要に応じて一時チャットを使います。
STEP 1
Memoryの状態を確認する
SettingsのMemoryまたはPersonalization周辺を開き、Memoryがオンか、保存内容を確認できる項目があるかを見ます。
STEP 2
不要な記憶を削除する
古い情報や的外れな記憶は個別に削除し、必要なら全削除やMemoryオフを検討します。
STEP 3
覚えさせたくない会話はTemporary Chatにする
その場限りの相談ではTemporary Chatを選び、既存Memoryを参照させず、新しいMemoryも作らせない形にします。
よくある質問
- Q. ChatGPTのMemoryはオンにしたほうがいいですか?
- A. 同じ前提や好みで繰り返し使う人には便利です。一方、案件ごとに前提が変わる人、機微情報を扱う人、共有アカウントを使う人は、いったんオフから始めるほうが安全です。
- Q. ChatGPTのMemoryに保存された内容は、あとから消せますか?
- A. 設定のMemory(またはPersonalization)から、保存された記憶を1件ずつ、またはまとめて消せます。会話の途中で「さっき覚えた内容は忘れて」と伝えて消してもらう方法もあります。
- Q. 覚えさせたくない会話はどうすればいいですか?
- A. Temporary Chat(一時チャット)で相談してください。すでに保存された記憶を参照せず、その会話が新しい記憶として保存されることもありません。
- Q. ChatGPTのMemoryとCustom Instructionsは何が違いますか?
- A. 前提を誰が書くかが違います。Custom Instructionsは自分で書いて登録しておく固定の前提で、Memoryは会話の中からChatGPTが自動で拾って覚える仕組みです。
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参考ソース
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