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BASEとShopifyを比較|初心者・小規模事業者にはどちらが合う?

BASEとShopify、どちらが自分に合うか迷いますよね。

BASEとShopifyは、どちらもネットショップを作れるサービスです。

ただし、費用のかかり方と、後から機能を増やすときのやり方が違うんです。

月額費用の安さだけで決めると、売上が増えたときに払う手数料まで比べられません。

商品数や担当者が増えたときに、どちらが作業しやすいかも見えないままです。

反対に、将来使うか分からない機能を優先すると、開設時の設定作業と毎月の固定費が必要以上に増えてしまいます。

この記事では、2026年8月20日時点の公式情報を基に、初心者と小規模事業者が自社の条件でBASEとShopifyを選ぶ手順を整理します。

1. 先に結論ではなく条件を決める

「先に結論ではなく条件を決める」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

BASEとShopifyのどちらが合うかは、ネットショップに何をさせたいかで変わります。

まずは、今すぐ必要なことと、一年後に必要になりそうなことを分けて書き出してみましょう。

書き出す項目は、次の六つです。

  • 商品:商品数、種類、在庫拠点、予約や定期販売の有無
  • 売上:平均注文単価、月間注文件数、売上の季節差
  • 販売先:国内中心か、海外やSNSなどにも広げるか
  • 運営者:一人で管理するか、発送や更新を複数人で分担するか
  • 仕組み:標準機能で足りるか、アプリや外部システムとつなぐか
  • 予算:固定費、販売時の手数料、制作や保守へ使える金額

「初心者だからBASE」「成長するならShopify」と、サービス名だけで決めてしまうのは避けましょう。

書き出した六項目のそれぞれに、必要な機能とかかる費用を当てはめて比べましょう。

今の売上だけで判断せず、商品数、担当者、販売先が増えたときにプランの変更だけで対応できるかも確認してください。同じサービスの上位プランへ移るだけで済むのか、別のサービスへ移し直すことになるのかで、後の手間が大きく変わります。

売上がまだ立っていない段階なら、固定費を抑えられる方が有利です。

販売計画と運用の担当者がすでに決まっているなら、機能を追加した後の作業まで比べた方が失敗しにくくなります。

2. 開設と日々の運用を比べる

「開設と日々の運用を比べる」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

開設のしやすさは、最初の登録にかかる時間だけでは判断できません。

公開した後に、商品登録や在庫更新といった同じ作業を繰り返しやすいかまで見ましょう。

BASEには、月額0円のスタンダードプランと、月額のかかるグロースプランがあります。

料金ページで案内されている違いは手数料の条件で、必要な機能はどちらもBASE Apps(BASEの拡張機能をまとめた公式のストア)から追加していきます。

Shopifyは、商品、在庫、コレクション(商品をまとめた分類)、販売チャネル(自社サイトやSNSなどの売り場)を一つの管理画面で扱います。

足りない機能は、アプリやテーマを追加して補います。

日々の運用に関わる項目を並べると、次のようになります。

比較する項目

BASE

Shopify

商品登録

基本項目を登録し、CSV(商品情報をまとめて取り込むファイル)や商品コードはAppsで追加できる

商品、バリエーション(サイズや色などの選択肢)、在庫、メタフィールド(独自に足せる項目)を登録でき、CSVにも対応する

機能追加

BASE Appsを有効にして必要な機能を足す

Shopify App Storeなどから機能を拡張する

在庫管理

Appsや外部サービスとの連携を必要に応じて選ぶ

複数の保管場所ごとに在庫を管理でき、Basicは10か所に対応する

複数人運用

無料のスタッフ権限管理Appで招待する範囲を設定できる

Basicはスタッフアカウントを追加できず、Growは5人まで追加できる

外部への依頼

Appsごとの条件と、依頼先へ渡す権限を確認する

Shopifyパートナーなどをコラボレーター(外部協力者用のアカウント)として招待できる

BASEの機能構成は、BASEの料金ページBASE Appsで確認できます。

Shopifyの商品管理と在庫管理は、Shopifyの商品管理ヘルプ料金ページで確認できます。

候補を決めたら、両方のサービスへ同じ三商品を登録してみましょう。在庫の変更、注文の確認、発送処理、返金までの手順を、実際に運用する担当者自身が試してください。

試すときは、画面の見た目の好みだけで決めないようにしましょう。

その作業を一週間または一か月に何回行うかを合わせて考えると、運用の負担の差を判断しやすくなります。

3. 費用は月額だけで比較しない

「費用は月額だけで比較しない」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

BASEとShopifyでは、毎月決まって出ていく固定費と、売れたときにかかる費用の配分が異なります。

2026年8月20日時点で、それぞれの一番手軽なプランを公式料金ページの表示に沿って整理すると、次のとおりです。

費用項目

BASE スタンダードプラン

Shopify Basic

初期・月額

初期0円、月額0円

月払い4,850円/月、年払いは1か月当たり3,650円(公式表示額。税の扱いは請求条件で確認)

一般的なオンライン決済

決済手数料3.6%+40円/注文、サービス利用料3%

Shopify Paymentsの標準カードとJCBは3.55%+0円

一部の決済

PayPay、Amazon Pay、PayPalは決済手数料へ1%相当を加算

Amexと海外カードは3.9%+0円

外部決済

BASEかんたん決済を利用する

外部決済サービス利用時の取引手数料2%

売上金の振込

振込手数料250円、申請額2万円未満は事務手数料500円

Shopify Paymentsの入金条件を契約画面で確認

追加費用

有料テーマ、一部のApp、独自ドメインの取得、制作会社への依頼

アプリ、テーマ、ドメイン、POS(店頭のレジと売上を管理する仕組み)、制作会社への依頼

BASEの条件は、公式料金ページ振込手数料の公式ヘルプを参照しています。

Shopifyの条件は、公式料金ページ利用規約を参照しています。

なお、BASEのPAY IDアプリ経由の注文は手数料の体系が別になるため、これから示す試算からは除いています。

例えば、送料を含めて一件5,000円の注文が月100件あり、すべて表の標準カード決済だったとします。

この場合、売れたときにかかる費用はBASEが約37,000円、Shopify Basicは月払いの月額を含めて約22,600円になります。

この試算は、売上50万円に対して、BASEの注文ごとにかかる40円を100件分と、Shopifyの月額4,850円を足しただけの単純な比較です。

税、振込手数料、返金、追加機能、使われるカードの構成、端数処理は含んでいません。

売上が0円の月でも、BASEのスタンダードプランなら月額は0円のままです。

一方Shopifyは、契約している間は毎月の月額が発生します。

だからこそ、売れる時期だけでなく売上が落ちる時期も含めて、十二か月分で計算してみてください。

料金、税の扱い、決済条件、キャンペーンは変更されることがあります。契約する直前とショップを公開する直前に、両社の公式料金ページ、規約、管理画面の請求条件をもう一度確認してください。

4. 機能・デザイン・拡張性を比べる

「機能・デザイン・拡張性を比べる」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

機能を比べるときは、できることの数の多さを先に見ないようにしましょう。

何も追加しない標準の状態で、自社に必要な販売方法を実現できるかを先に確認します。

BASEでは、独自ドメイン、CSVでの商品管理、定期便、予約販売、スタッフ権限管理などをAppsとして追加していきます。

どの機能をいくらで足すのかが、そのまま毎月の費用になります。

Appsには無料のものだけでなく、App内で課金するもの、有料テーマ、外部サービスの契約が必要になるものもあります。

必要な機能を書き出すときは、機能名と一緒にかかる費用も記録しておきましょう。

Shopify Basicは、商品数無制限、テーマとテンプレート、カスタムドメイン、10か所の在庫ロケーション(在庫を置く場所)などに対応しています。

足りなくなったら、アプリの追加や上位プランへの変更で運用を広げられます。

ただし、複数の担当者がShopifyの管理画面へ入る場合は注意してください。

Basicではスタッフアカウントを追加できないため、プラン別のユーザー上限を確認し、Grow以上のプランの費用も比較に入れましょう。

Shopifyの利用規約では、毎月のサブスクリプション料金以外にも、決済、テーマ、ドメイン、アプリ、外部サービスなどの追加料金が生じる場合があると案内されています。

拡張性は、後から追加できる機能の数で決まるものではありません。追加した後の月額、設定、権限、更新、不具合が起きたときの対応を、誰が担当できるかまで含めて判断しましょう。

商品が少なくても、独自の販売方法が必要なら拡張性を優先しましょう。

反対に、商品が多くても標準の機能だけで運用できるなら、あえて複雑な構成を選ばない判断もできます。

5. どちらが向いているか

「どちらが向いているか」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

BASEは、固定費を抑えて少ない商品数から試したい事業に向いています。

必要になった機能だけをAppsで足していく進め方とも、相性のよいサービスです。

売上のない月がある場合や、一人か少人数で運営してまず公開を優先したい場合は、月額0円のスタンダードプランを検討しやすくなります。

Shopifyは、商品や在庫の置き場所を増やす計画がある事業に向いています。

売り場の追加、海外販売、アプリ連携などを、運用の体制と一緒に整えたい場合も選びやすくなります。

複数人で管理するなら、Basicのままで予算を組まないでください。

必要なスタッフ数を追加できるプランの費用まで含めて計算しましょう。

最後は、次の六つの条件のうち、どちらへ多く当てはまるかで判断します。

  • 固定費を抑え、売れた分に応じて費用を払いたい
  • これから商品や運用の形が変わりそうなので、小さく試したい
  • 標準機能と公式Appsの範囲で必要な販売方法を実現できる
  • 月額を払ってでも、売れたときの手数料と日々の作業を抑えたい
  • 在庫の置き場所、海外販売、外部サービスとの連携を段階的に増やしたい
  • 自社の担当者か依頼先の制作会社が、設定と更新を続けられる

前半の三つが多く当てはまるならBASE、後半の三つが多く当てはまるならShopifyが候補になります。

ただし最後は、必要な機能を満たせるかと、総費用がいくらになるかを優先して決めてください。

同じ商品数、同じ注文件数、同じ決済の組み合わせで十二か月分を試算しましょう。そのうえで、必要な機能を使える最小のプラン同士を比べてください。

BASEを選んだ後の検索対策の設定は、「BASEのSEO対策|検索に見つけてもらうための基本設定と改善」で確認できます。

Shopifyを選んだ場合の商品ページとショップの検索対策は、「ShopifyのSEO入門|初心者が最初に確認したい設定と商品ページ」で整理しています。

どちらを選んだとしても、次にやることは商品ページを書くことです。

書き方の組み立ては、「ネットショップの商品説明は何を書く?購入につながる基本の組み立て方」で説明しています。

まとめ

「まとめ」と手書きされたホワイトボードを指す公式キャラクターと、ひよこの落書き

BASEとShopifyを選ぶときの要点を振り返ります。

  • BASEには月額0円で始められるプランがあり、売上のない時期の固定費を抑えやすい
  • Shopify Basicは月額が必要だが、使う決済方法と売上によっては売れたときの費用を抑えられる
  • 商品登録だけでなく、在庫、発送、返金、スタッフ権限という毎日の作業まで試す
  • アプリとテーマは、機能だけでなく追加費用と管理する担当者まで確認する
  • 今と一年後の条件で十二か月分を試算し、必要な機能を満たすプランを比べる

この五つを同じ比較表へ書き込むと、月額があるかないかだけに偏らず判断できます!

固定費の有無だけで決めないでください。商品、運用、必要な機能、担当者、十二か月分の総費用という五つがそろう方を選びましょう。

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