【2026年10月5日】AI・Webニュース|Gemini SkillsがWorkspaceで展開開始、Figma AIは明日からクレジット消費

Google Workspaceでは10月5日から、Geminiへ繰り返し使う指示を登録できる「Skills」の展開が始まります。
Figmaでは10月6日から、Figma DesignのAIエージェントとWeaveツールが正式提供へ移行し、AIクレジットを消費するようになります。
このほか、Chrome 154でのHTTPサイトへの警告強化、GitHub CopilotのコードレビューAPI、Adobe製品での旧Geminiモデルの提供終了についてまとめます。
Gemini「Skills」がWorkspaceで今日から展開開始、将来はGemsを置き換え
Googleは、Geminiで繰り返し使う指示を登録できる新機能「Skills」をGoogle Workspaceへ展開します。
Rapid Releaseドメインでは10月5日から順次提供が始まり、10月12日までの展開完了を予定しています。Scheduled Releaseドメインでは10月19日から順次展開され、11月中旬までに完了する予定です。
Skillsは、文章の書き方や作業手順などをあらかじめ登録して、必要なときに呼び出せる仕組みです。
たとえば、
- 自社の文章ルール
- ブログを書くときの指示
- 商品を評価するときの基準
- メール作成時のルール
などをSkillとして保存できます。
従来のGemsとの大きな違いは、複数のSkillを1つの指示で組み合わせられることです。
「自社の文章ルール」と「メール作成ルール」を同時に使う、といった使い方ができます。
また、SkillsはMarkdownベースのオープンな「SKILL.md」形式で作られています。他の対応サービスで作ったSkillをGeminiへ持ち込むことも想定されています。
10月5日から始まるのはWorkspaceのRapid Releaseドメインへの展開です。個人向けを含むGeminiアプリでのSkillsは10月13日から順次展開される予定です。
現在のGemsはすぐに使えなくなるわけではありません。ただしGoogleは、今後Gemsを段階的に廃止し、最終的にはSkillsへ移行する方針を示しています。
Geminiアプリに残っているGemsについては、将来的にDraft Skillsへ自動移行する予定です。
Geminiの基本的な使い方は、Geminiの使い方を学ぶでも確認できます。
FigmaのAIエージェントとWeave、10月6日からAIクレジットを消費
Figmaは10月6日、Figma DesignのAIエージェントと「Weave tools」をオープンベータから一般提供へ移行します。
現在のベータ期間中は無料で利用でき、AIクレジットを消費しません。
一般提供へ移行する10月6日以降は、Figma Makeなどと同じAIクレジット枠から消費されるようになります。
Weave toolsは、Figma上でAIを使って画像やビジュアルを加工・生成するためのツール群です。
Figma Designのエージェントでは、自然言語による指示からデザインの作成や編集などを進められます。
これまで無料ベータとして使っていた場合でも、10月6日以降はAIクレジットの消費対象になります。継続して利用する場合は、残りのAIクレジットや契約内容の確認が必要です。
Weave toolsではツールごとにクレジット消費量が設定されます。Figma Designのエージェントについては、Figma Makeなど他のエージェント型AI機能と同様の仕組みでAIクレジットを使用します。
公式情報: Figma「AIクレジットの更新FAQ」
Chrome 154の展開が進行、HTTPサイトへの警告を標準化
Google Chrome 154のStable版がWindows、Mac、Linux向けに展開されています。
Googleは以前から、Chrome 154のリリースに合わせて「Always Use Secure Connections」を標準で有効にすると発表していました。
この設定では、Chromeができる限りHTTPSでサイトへ接続します。
HTTPSに対応していない公開Webサイトへ初めてアクセスする場合は、そのままページを表示するのではなく、安全ではない接続であることを知らせる警告が表示され、ユーザーの確認が必要になります。
「HTTPのサイトがChromeで完全に開けなくなる」という変更ではありません。警告を確認したうえでアクセスを続けることはできます。
今回標準化されるのは主に公開Webサイトを対象とした設定です。ルーターの管理画面や社内ネットワークなど、ローカル環境のHTTPサイトについては扱いが異なります。
Chrome 154自体も段階的に配信されているため、すべての利用者へ同じタイミングで変更が届くわけではありません。
現在もHTTPだけで公開しているWebサイトでは、HTTPSへの移行がこれまで以上に重要になります。
公式情報: Google Security Blog「HTTPS by default」
公式情報: Chrome Releases「Stable Channel Update for Desktop」
GitHub Copilot、コードレビューをAPIから実行可能に
GitHubは10月2日、GitHub CopilotのコードレビューをREST APIとGraphQL APIから実行できるようにしました。
これまでGitHub上で操作していたCopilotによるコードレビューを、自社のスクリプトや開発ワークフロー、内部ツールなどから開始できます。
APIからレビューを依頼するときには、レビューの深さを示す「effort level」も指定できます。
現在用意されている主な設定は、
- Lite:比較的軽い変更向け
- Balanced:より深く確認するレビュー
です。
9月28日からは、Copilotコードレビューの標準設定もBalancedへ変更されています。
ただし、これまで設定画面でLiteを明示的に選択していた場合は、その設定が維持されます。
API対応により、「プルリクエストを作ったら自社の条件に合わせてCopilotレビューを開始する」といった処理を開発ワークフローへ組み込みやすくなりました。
この機能はCopilot Pro、Pro+、Max、Business、Enterpriseで一般提供されています。
公式情報: GitHub「Copilot code review: API support and new default effort level」
Adobe、Gemini 2.5・旧Nano Bananaの提供終了を段階的に進行
Adobeは、Creative Cloud製品で利用できる外部AIモデルのうち、Gemini 2.5系を非推奨モデルとして案内しています。
対象には、
- Gemini 2.5 Flash-Image(Nano Banana)
- Gemini 2.5 Flash-Lite
- Gemini 2.5 Flash
- Gemini 2.5 Pro
が含まれます。
Adobeによると、各アプリでは9月10日から対象モデルの提供終了を段階的に進めています。
また、Google側では10月2日以降、Gemini 2.5(Nano Bananaを含む)が非推奨になります。
PhotoshopやAdobe Fireflyなどで旧Geminiモデルを指定して使っていた場合、同じモデルを今後も継続して選べるとは限りません。モデル名を固定した作業手順を使っている場合は確認が必要です。
Adobeでは、外部企業が提供する生成AIモデルをPhotoshop、Illustrator、Adobe Express、Fireflyなどへ組み込んでいます。
こうしたパートナーモデルは固定されたラインアップではなく、提供元のサポート終了や契約、利用状況などによって追加・削除されます。
公式情報: Adobe「生成AIモデルの廃止」
10月5日のAI・Webニュースまとめ
- Geminiの「Skills」が10月5日からWorkspaceのRapid Releaseドメインへ順次展開
- Figma DesignのAIエージェントとWeave toolsは10月6日から一般提供となり、AIクレジットを消費
- Chrome 154の展開に合わせ、HTTPSに対応していない公開サイトへの警告を標準化
- GitHub CopilotのコードレビューをREST・GraphQL APIから開始可能に
- Adobe製品ではGemini 2.5や旧Nano Bananaの提供終了が段階的に進行
Geminiでは、単発のチャットだけでなく、繰り返し使う仕事の手順そのものをSkillとして持たせる仕組みへ移行が始まります。Gemsもすぐには終了しませんが、GoogleはSkillsへの段階的な移行を明示しています。
Figmaでは10月6日からAI機能の料金面が変わります。現在ベータで利用しているAIエージェントやWeaveを継続して使う場合は、AIクレジットの扱いを確認しておく必要があります。
Webサイト側ではChromeのHTTPS標準化も進んでいます。HTTPのみで公開されているサイトは、今後ブラウザ側で警告を受ける機会が増えるため、HTTPS対応の確認が必要です。

