ざっくり言うと

Grokは、少し冗談まじりに答えてくれるタイプのAIです。かたい優等生の答えより、ちょっと尖った発想のタネがほしいときに向いています。

アイデア出しの壁打ち(思いついたことをぶつけて、反応をもらうこと)の相手に頼むと、自分では出てこない切り口が返ってきやすくなります。

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正確には

公式が挙げているGrokの使い道

GrokはxAIが開発・提供するAIアシスタントです。xAIの公式ドキュメントでは、使い道としてブレインストーミング(アイデアを次々に出していくこと)や文章作成が案内されています。

X公式ヘルプと、xAIの利用者向けのよくある質問(※原文:Consumer FAQs)には、ユーモアのある答え方をすることが書かれています。言葉づかいやトーン、どんな人物のつもりで答えるか(ペルソナ)を指定して、会話のスタイルを変えられることも説明されています。

やってみよう

Grokを壁打ち相手にするときの頼み方を、3つのステップに分けて紹介します。どの言い回しも、そのままコピーして使えます。

ステップ1:まず数を出してもらう

最初は質より量です。案をたくさん並べて、視界を広げましょう。「ふざけた案も混ぜて」と一言添えると、振り切った案が出やすくなります。

新しい個人向けの家計簿アプリの名前を10個出して。
カジュアルでかわいい雰囲気で、
ちょっとフザけた候補も2〜3個混ぜていい。
ひらがな・カタカナ・英語まじり、なんでもアリ。

この頼み方には、3つの指定が入っています。

  • 個数を決める(「10個」)
  • 雰囲気を伝える(「カジュアルでかわいい」)
  • 遊びを許す(「フザけた候補も混ぜていい」)

この3つがそろうと、まじめな案だけが並ぶ、つまらない結果になりにくくなります。

ステップ2:気に入った案を膨らませる

10個並んだら、いちばんピンと来た案、または尖って見える案をひとつ選びます。そのうえで、見てほしい観点を渡して深掘りしてもらいます。

さっき出してくれた中で「ためたん」が一番尖ってて気に入った。
この名前を以下の観点で膨らませて:
- どういうペルソナに刺さりそうか(年代・性格・ライフスタイル)
- ロゴにしたときのモチーフ案を3つ
- キャッチコピー案を5つ(うち1つはわざとフザけた案)

「深掘りして」とだけ頼むと、話があちこちに散らばります。上のように、見てほしい観点を箇条書きで渡してください。「わざとフザけた案を1つ」と遊びを残しておくと、Grokらしい答えが返ってきます。

ステップ3:わざと反対意見をもらう

ここが壁打ちの本命です。気に入ってきた案をあえて逆の立場から叩いてもらうと、ひとりでは気づけない弱点が見えてきます。

私はこの「ためたん」という名前で本気で進めようとしている。
あなたは厳しいベテランのマーケターになったつもりで、
この名前の弱点を3つ指摘してください。
忖度なしでバッサリお願いします。

効いているのは、次の3か所です。

  • 役割を渡す(ロールプロンプト):「◯◯になったつもりで」
  • 本気度を示す(「本気で進めようとしている」)
  • 遠慮を外す(「忖度なしで」)

この3つを入れると、Grokは普段より遠慮なく指摘してくれます。もっと軽く、「反対意見を言って」と頼むだけでも十分です。

この企画案、賛成意見はもう十分。
今度は逆の立場から、反対意見を5つ挙げて。

1往復で終わらせない

最初の答えは、あくまで素材です。ここから追加で頼むほど、使えるものに近づきます。

  • 広げる
    「この方向で、もう10個追加して」
  • 絞る
    「この10個から、20代女性ウケ上位3つを理由つきで」
  • 切り口を変える
    「同じ企画をシニア向けに置き換えて考えて」
  • 反対側を見る
    「逆に、この案がコケるとしたら何が原因?」

こうして転がしながら形にしていくところが、Grokを壁打ち相手にする楽しさです。

採用するかどうかは人が決める