写真に書かれた文字を読みたい、家電の型番を調べたい、パソコンのエラー画面を説明してほしい。そんなときは、Geminiに画像を添付して、その内容について質問できます。

画像を送るだけでなく、「何を知りたいか」「分からないところを推測しないでほしいか」を伝えるのがコツです。

ただし、Geminiは文字や数字を読み間違えることもあります。内容を説明できることと、細部まで正確に読み取れることは別だと知っておきましょう。

この記事では、2026年10月時点のGoogle公式情報をもとに、PC・スマホからの画像の送り方、すぐ使える質問例、誤読を減らす方法、Gemini LiveやAI生成画像の検証との違いまで説明します。

ざっくり言うと

まずは写真やスクリーンショットを1枚添付し、「何を確認したいか」を一緒に送ればOKです。
したいこと向いている方法
保存した写真の内容を聞きたいチャットに写真を添付する
スクリーンショットの文字を読みたい画像を添付し、書き起こす項目を指定する
目の前の物を映しながら相談したい対応環境のGemini Liveでカメラを共有する
スマホ画面を見せて操作を聞きたい対応環境のGemini Liveで画面共有する
画像がAIで作られたか調べたいAI生成メディアの検証機能を利用する(ただし判定には限界がある)

一番大事なのは、数字・名前・住所・型番は、Geminiの回答を見ただけで確定させないこと。重要な情報は元画像と見比べてください。

イメージ

1. Geminiに画像を読み込ませると何ができる?

画像をチャットに添付すると、Geminiは主に次のような作業を手伝えます。

  • 写っている物や状況を言葉で説明する
  • 写真の掲示物やスクリーンショットから文字を抜き出す
  • 表・ホワイトボード・メモの内容を整理する
  • 製品ラベルのメーカー名や型番を探す
  • エラー画面に書かれた内容を説明する

たとえば、「この画像は何?」という質問だけではなく、「日時と場所を抜き出して」「読めない文字は不明と書いて」のように頼めます。

ただし、画像の一部が不鮮明な場合、Geminiが推測で補ってしまうこともあります。画像に存在しない情報を確定したように書かせないことが大切です。

正確には

2. パソコンで画像を追加する手順

パソコンから写真やスクリーンショットを使う場合は、次のように進めます。

  1. ブラウザでGemini公式サイトを開いてログインする
  2. チャットの入力欄にあるファイルを追加のアイコンを選ぶ
  3. ファイルをアップロードを選び、画像を指定する
  4. 画像が添付されたことを確認し、質問を入力する
  5. 送信後、重要な情報を元画像と見比べる

たとえば、最初はこんな質問で十分です。

この画像には何が写っていますか?
見える文字があれば、そのまま書き出してください。
読めないところは推測せず「判別できない」と書いてください。

Google公式では、通常のファイル分析で、1つの質問に最大10ファイルを追加できると案内されています。ただし利用状況などで上限が変わる場合があります。初心者ならまず1枚で試すほうが、回答の確認が簡単です。

3. スマホで写真・スクリーンショットを送る方法

iPhone・Androidでは、Geminiアプリや対応するブラウザから画像を追加できます。

  1. Geminiアプリを開く(またはブラウザでgemini.google.comを開く)
  2. 入力欄のファイルを追加アイコンをタップする
  3. 写真・フォトライブラリ、カメラ、ファイルなどから画像を選ぶ
  4. 知りたいことを文章で添える
  5. 送信して、返ってきた内容を確認する

アイコンの表示や並びは、iPhone・Android、アプリ・ブラウザの違いで変わります。見つからない場合は追加メニューのアイコンを横に動かすか、「その他のアップロード」を開いてください。

写真の添付とGoogleドライブの追加は別

スマホ内の写真を添付するだけなら、保存してある画像を選べばよい場合がほとんどです。

一方、Googleドライブに置いたファイルを直接追加するには、Google Workspaceとの接続や「アクティビティの保存」などの設定が必要になる場合があります。仕事・学校のアカウントでは、管理者による許可が必要なこともあります。

画像を添付したいだけなら、まず端末に保存した写真を1枚選ぶと分かりやすいです。

4. そのまま使える質問例4つ

画像だけ送るより、欲しい情報を指定したほうが確認しやすくなります。

例1:掲示物の日時・場所を読み取る

添付したイベント案内の写真を見て、次の項目を表にしてください。

・開催日時
・場所
・参加費
・申し込み方法
・問い合わせ先

書かれていないことは補わず、読めない箇所は「判別できない」と書いてください。

使いどころ: チラシの情報を整理したいとき。カレンダーに登録する前には、日付と時間を元画像でもう一度確認します。

例2:商品ラベルの型番を探す

この製品ラベルにあるメーカー名、商品名、型番を読み取ってください。
読めない文字は「?」にしてください。
推測した型番は確定情報と分けてください。

使いどころ: 説明書や交換部品を探したいとき。「0(ゼロ)」と「O(オー)」など、よく似た文字は目でも確認します。

例3:パソコンのエラー画面を説明してもらう

このエラー画面について、次の3点を説明してください。

1. 画面に書かれたエラーメッセージ
2. 考えられる原因(推測なら推測と明記)
3. 初心者が安全に試せる確認方法

画面に書かれていない原因は断定しないでください。

使いどころ: エラーの意味が分からないとき。画像だけでは原因を特定できない場合もあるので、表示された事実と推測を区別します。

例4:ホワイトボードの内容を整理する

ホワイトボードに書かれた文字を、読める範囲で書き起こしてください。

・決まったこと
・次にやること
・担当者
・期限

に整理してください。書かれていない名前や期限は作らないでください。

使いどころ: 会議後の整理。氏名、数字、締め切りは、共有前に元画像を見て確認してください。

5. 読み取り間違いを減らす5つのコツ

  1. 必要な部分を大きく写す:小さな文字は近づいて撮るか、必要な場所だけ切り出す。
  2. 手ぶれ・反射・影を減らす:ぼやけた画像ほど正確に読みにくくなる。
  3. 知りたい項目を指定する:「これを説明して」より「日付と金額を抜き出して」のほうが確認しやすい。
  4. 不明点を推測させない:「読めないところは不明と書いて」と伝える。ただし誤読をゼロにできるわけではない。
  5. 大切な画像は1枚ずつ確かめる:まとめて送る場合は「1枚目」「2枚目」と分けて質問する。

特に、見た目が似ている文字や細かな数字は、Geminiが自信ありげに答えていても間違っている場合があります。

6. 間違えやすい情報は、元画像と照合する

情報注意する理由
日付・時間「7」と「17」、午前・午後を読み違える場合がある
金額・数量桁・小数点・税抜/税込の違いが大きく影響する
型番・品番「0」と「O」、「1」と「I」が似ている
人名・住所・電話番号一文字違うだけで別の相手や場所になる
表・グラフ行・列・単位・項目名を取り違える場合がある

たとえば、レシートの金額や請求書の支払先を抜き出すことはできても、Geminiの回答だけで振り込みを決めてはいけません。原本と照合してから使いましょう。

処方薬の内容、法律や契約に関わる書類など、間違いの影響が大きい画像では、必要に応じて発行元や専門家にも確認してください。

7. Gemini Liveでカメラや画面を見せる方法との違い

チャットに画像を添付する方法と、Gemini Liveでカメラや画面を共有する方法は別の機能です。

普通の画像添付Gemini Liveのカメラ・画面共有
保存した写真・スクショを選んで送るその場でカメラや画面を見せながら会話する
静止画像の文字起こしや一覧化に向く現物を見ながらの相談や操作案内に向く
画像を確認しながら後で読み直せる動いている画面を見せて相談しやすい

Gemini Live対応のスマホでは、会話中にカメラのアイコンや画面共有の操作を使います。画面共有では端末の全画面が共有対象になるため、通知・メール・パスワード・認証コードが映らないように注意してください。

また、マイクをミュートにしても、カメラや画面の共有が自動で止まるとは限りません。使い終わったら、共有を停止したことまで確認しましょう。

音声機能については、Geminiの音声会話モードで「話して相談」するでも説明しています。

8. 「AIが作った画像か」を調べるのは別の機能

「何が写っているか」を読む画像認識と、「この画像はAIで作られたか」を調べる検証は別の目的です。

GeminiにはAI生成メディアを検証する機能があり、Google公式は次の仕組みを案内しています。

  • SynthID:GoogleのAIによって生成・編集されたコンテンツに埋め込まれる、目には見えない透かしを調べる。
  • Content Credentials:対応したコンテンツの出所や編集履歴などを確認する。AI以外のコンテンツにも使われる。

たとえば画像を添付し、次のように尋ねます。

この画像がGoogle AIで生成または編集されたものか、
確認できる範囲で説明してください。
根拠が不十分な場合は断定しないでください。

公式の検証機能では、1回に選べる画像・動画・音声は1ファイルで100MB以下です。通常の画像内容分析で最大10ファイルまで添付できることと混同しないでください。

SynthIDが見つからない=本物の写真?

いいえ。 検証で透かしが見つからなくても、別のAIシステムで作られた可能性や、検出が難しい加工が残ります。AI生成かどうかを最終的に判断する場合は、元の投稿者・出典・元ファイルなども確認してください。

9. アップロード前に個人情報を確認する

写真やスクリーンショットには、知りたい部分以外の情報が写り込むことがあります。

  • 顧客や家族の顔・名札
  • 住所・電話番号・注文番号
  • 画面上のメール・通知
  • パスワード・認証コード
  • 社内の掲示物・未公開資料

必要のない情報は、アップロードする前に切り取る・隠す・撮り直すなどして減らしましょう。

「アクティビティの保存」をオフにすれば安全?

個人向けGeminiでは、チャットや画像の扱いは「アクティビティの保存」などの設定に関係します。Google公式によると、保存がオンのとき、共有した写真やファイルがアクティビティに保存され、モデル改善や人によるレビューに利用される場合があります。

オフにすると、通常の今後のチャットはモデルの改善には使われません(フィードバックを送る場合などは別)。ただし、回答の提供や安全性などのために、チャットが最大72時間保持されることがあります。オフでも「送信したデータが一切残らない」という意味ではありません。

仕事や他人の情報を使う前には、Geminiのデータって誰が見てるの?(プライバシーの基本)も確認してください。

10. 画像を追加できない・読み取れないとき

困っていることまず確認すること
ファイル追加のボタンが見当たらないGeminiにログインしているか、メニューの「その他のアップロード」まで見たか
写真が選べない端末の写真・ファイルへのアクセス権限があるか
画像のアップロードでエラーが出るファイルの形式・サイズ・通信状態・利用上限を確認する
画像を送っても文字が読めない読ませたい部分を拡大・切り出して再送する
Googleドライブのファイルだけ追加できないアクティビティの保存、Workspace連携、管理者による制限を確認する
AI生成の検証で複数ファイルを選べない検証機能は1回1ファイルという制限を確認する

通常のファイル分析では、Google公式が画像などのファイルは1つ100MBまで、1回最大10ファイルまでと案内しています(利用状況によって変動する場合があります)。大きすぎる画像や対応していないファイルなら、サイズや形式を見直しましょう。

やってみよう

11. 今日試すなら、写真1枚で十分

個人情報が写り込んでいない掲示物や商品の写真を1枚選び、次の質問を送ってみましょう。

この画像の内容を3行で説明してください。
読める文字をそのまま書き出してください。
数字と固有名詞は別にまとめてください。
読めない部分は推測しないでください。

回答が返ってきたら、数字と固有名詞を元の写真で確かめる。そこまでできれば、画像認識の基本を実践できています。

よくある質問

判断クイズ

第1問

イベントのチラシをGeminiに読み取らせました。出てきた日時をカレンダーへ登録する前には?

  • A. Geminiの結果をそのまま登録する
  • B. 元のチラシで日時を確認してから登録する

第2問

スマホの設定画面をGemini Liveで見せたいときは?

  • A. 不要な通知や個人情報を隠してから画面を共有する
  • B. 共有すれば個人情報は自動で隠れるので何もしない

第3問

AI生成画像の検証でSynthIDが見つかりませんでした。どう判断する?

  • A. 人が撮影した本物の写真だと断定する
  • B. Googleの透かしが検出されなかったという情報の1つとして扱う

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締めに

まとめ

Geminiでは、写真やスクリーンショットを添付し、具体的な質問を送ることで、文字の書き起こしや内容整理を頼めます。

保存済みの画像を読みたいならチャットへの画像添付、実物や画面を見せながら話したいならGemini Live、AI生成の痕跡を調べたいなら検証機能というように分けて使いましょう。

画像を送る前に個人情報を確認し、返ってきた数字や名前を元の写真と見比べる。この習慣が、Geminiの画像認識を安全かつ便利に使うための基本です。