Geminiで画像を作ってみたいけれど、どこから始めればよいか分からない。思ったような画像にならず、手持ちの写真を編集できるのかも知りたい。そんなときに役立つ、画像生成の基本をまとめました。

2026年10月6日に確認した公式ヘルプでは、画像生成・編集の中心はNano Banana 2です。

文章から新しい画像を作るほか、会話で修正したり、手持ちの写真を編集したりできます。複数の画像を参考に、新しい画像を作る使い方もあります。

最初から難しい指示文を書く必要はありません。まずは作りたいものを日本語で伝え、出てきた画像を見て、必要なところだけ直してもらいましょう。

ざっくり言うと

やりたいことやり方
新しい画像を作るGeminiの「画像」から、作りたいものを文章で伝える
イメージに近づける被写体・スタイル・構図・雰囲気を具体的にする
生成した画像を直す「背景だけ青にして」など、続けて修正を頼む
手持ち画像を編集する画像をアップロードして、変更したい部分を伝える
複数画像を参考にする複数の画像をアップロードして、組み合わせ方を伝える
画像に文字を入れる入れたい文字とデザインを指定する。ただし誤字は確認する
SNSや仕事で使う著作権・プライバシー・内容の正確さを確認してから使う
最初は「被写体+スタイル+構図+雰囲気」の4つを伝えると、作りたい画像を説明しやすくなります。

イメージ

「窓辺で昼寝する三毛猫を、水彩画風で」と頼み、出てきた画像に「午後の光をもっとやわらかくして」と続ける。文章で希望を伝えながら、少しずつ仕上げていく使い方です。

正確には

1. 現在のGemini画像生成は「Nano Banana 2」が中心

Googleは現在、Geminiの画像生成・編集モデルとしてNano Bananaシリーズを提供しています。

2026年10月6日時点の画像生成・編集の公式ヘルプでは、次の使い分けを確認できます。

モデル特徴
Nano Banana 2 LiteFlash-Liteで使う速度重視のモデル。複数の参照画像や複数回の編集には非対応
Nano Banana 2FlashまたはProで使う標準モデル。複数の参照画像や部分修正に対応
Nano Banana ProGoogle AIの有料プランで利用。Proで、細部や文字を重視した再生成に使う

GeminiのモデルをFlash-Liteにしている場合はNano Banana 2 Lite、FlashまたはProで画像生成を頼む場合はNano Banana 2が使われます。

Google AIの有料プランでは、画像右下の「その他」→「Proでやり直す」から再生成できます。Nano Banana 2の1日の上限に達すると、Proでの追加再生成もできません。

ダウンロード時の解像度は、Google AIプランなしで1K、有料プランで2Kと案内されています。

モデル名や条件は変わるため、使う前に上の公式ヘルプを確認してください。無料でも生成できますが、プランごとの提供機能と使用量上限は異なります。

初心者は名前を全部覚えるより、「Geminiには画像生成と画像編集があり、現在はNano Banana 2が中心」と覚えておけば十分です。

2. Geminiで画像を生成する基本手順

パソコンでは、次の流れで画像を作れます。

  1. Geminiを開く
  2. Googleアカウントでログインする
  3. 左側のメニューから「画像」を開く
  4. テンプレートを選ぶか、作りたい画像を文章で入力する
  5. 生成された画像を確認する
  6. 必要なら、続けて修正を頼む

たとえば最初は、これくらいで大丈夫です。

水彩画風で、窓辺で昼寝している三毛猫の画像を作成して。

スマートフォンでも、メニューの「画像」から作成できます。端末別の操作は画像生成ヘルプのAndroidまたはiPhone・iPadの欄で確認してください。

画面の配置はアップデートで変わることがありますが、基本は「画像を作る場所を開く → 作りたいものを文章で伝える」です。

画像生成には年齢などの利用条件がある

2026年10月6日時点の公式ヘルプでは、個人アカウントでの画像生成は13歳以上が対象です。居住国によっては、別に定められた年齢以上である必要があります。

画像編集は18歳以上が対象です。利用前に公式の年齢条件を確かめましょう。

学校用アカウントでは、別のアクセス制限が設定される場合があります。

3. プロンプトは「被写体+スタイル+構図+雰囲気」から始める

AIに送る指示文をプロンプトと呼びます。専門用語を並べるより、見たいものを具体的に伝えることが大切です。

迷ったら、まず次の4点を入れます。

  • 被写体
    何を描くか
  • スタイル
    写真風、水彩画、漫画風、フラットデザインなど
  • 構図
    アップ、全身、上から、中央配置、横長など
  • 雰囲気
    明るい、落ち着いた、温かい、レトロ、高級感など

短すぎる例

猫の絵を作って。

これでも画像は作れますが、Gemini側に任せる部分が多くなります。

具体的にした例

水彩画風で、窓辺で昼寝している三毛猫を描いて。
上から少し見下ろす構図で、午後のやわらかい光が入る、温かい雰囲気にして。

さらに細かくしたい場合は、被写体が何をしているか・背景に何があるかも足します。

ブログの見出し画像を作成して。

被写体:ノートパソコンで作業している一人の女性
動作:画面を見ながらメモを取っている
背景:白を基調にした明るい仕事部屋
スタイル:自然な写真風
構図:横長、人物は右側、左側に文字を置ける余白
雰囲気:清潔感があり、やわらかい朝の光

Google公式のプロンプトのヒントでも、スタイルや被写体、動き、背景を具体的に説明することが勧められています。

4. 1回で完成させず、会話しながら直す

最初の画像が惜しかったときに、プロンプトを最初から全部書き直す必要はありません。

その画像をもとに、変更したいところを続けて伝えます。

背景だけ淡い水色に変えて。
人物の表情をもう少し自然な笑顔にして。
構図はそのままで、全体を少し明るくして。
左側の余白をもっと広くして。

Nano Banana 2は、画像の一部だけを直す部分修正にも対応しています。

修正を頼むときは、変えたい場所と、残したい場所を分けて伝えましょう。
人物と構図は変えずに、背景の壁だけ白にして。

このように「何を変えるか」だけでなく、何を変えないかも伝えるのがコツです。

5. 手持ちの画像をアップロードして編集することもできる

Geminiは、文章から新しい画像を作るだけではありません。

Nano Banana 2では、

  • Geminiで生成した画像を編集する
  • 自分の画像をアップロードして編集する
  • 複数の画像をアップロードして、新しい画像を作る

といった使い方ができます。

たとえば、手持ちの写真をアップロードして、

人物はそのままで、背景だけ明るいオフィスに変えて。
この商品の形と色は変えずに、白いテーブルの上に置いた広告写真風にして。

と頼めます。

複数の参考画像を渡して、

1枚目の人物と、2枚目の部屋の雰囲気を参考にして、新しい画像を作成して。

のように組み合わせることもできます。

他人の画像を使うときは権利を確認する

「アップロードできる」ことと「自由に編集して公開してよい」ことは別です。

自分以外の人物写真、他社の写真、イラストなどを使う場合は、その画像を利用・編集する権利があるか、本人のプライバシーや権利を侵害しないかを確認してください。

6. 画像内の文字はかなり改善したが、必ず目で確認する

以前の画像生成AIは、看板やポスターの文字が崩れやすいのが大きな弱点でした。

Nano Banana 2では文字の表現が改善され、ポスターやカード、文字入りの図解なども作れます。情報を図と短い文章でまとめた画像を、インフォグラフィックと呼びます。

たとえば、

白と水色を基調にした正方形の告知画像を作成して。
中央に大きく「無料相談受付中」と日本語で入れて。
下部に小さく「10月31日まで」と入れて。

のように頼めます。

ただし、Google DeepMindのモデル紹介では、小さい顔や文字のつづり、細部に誤りが残ると案内されています。

画像に、

  • 日付・金額
  • 商品名・会社名
  • 電話番号・URL
  • 図やグラフの数字

など重要な情報を入れる場合は、完成画像を必ず自分で読み直してください。

インフォグラフィックや図解では、見た目がきれいでも内容そのものが誤っている可能性があります。

7. SNSや仕事で使う前に「生成できた=使ってよい」と考えない

Geminiで画像が生成されたからといって、その画像をどんな用途にも無条件で使えるわけではありません。

Google公式ヘルプでも、生成画像を公開・使用する前に自分で検証し、第三者の著作権やプライバシーを侵害しないようにすることが案内されています。

仕事やSNSで使う前は、少なくとも次を確認します。

  • 他人の著作物やキャラクターに不自然に似ていないか
  • 他人の顔や個人情報を無断で使っていないか
  • 誤解を招く人物表現や出来事になっていないか
  • 画像内の文字・数字・事実が正しいか
  • 掲載先のサービスや広告媒体に独自ルールがないか

Googleの利用規約では、Googleがオリジナルの生成コンテンツに所有権を主張しないと案内されています。

ただし、Googleが所有権を主張しないことと、第三者の権利を気にせず自由に使えることは同じではありません。

商用利用を含め、重要な用途では利用時点のGoogleの規約と、掲載先のルールも確認してください。

8. 実在人物や既存キャラクターは「全部禁止」と覚えない

ここは誤解しやすいところです。

現在のGeminiは、自分の写真を使った画像編集や、自分を別の場面・髪型で表現するような画像生成にも対応しています。

そのため、「実在の人物が入る画像はすべて禁止」ではありません。

一方、生成AIの使用禁止ポリシーでは、法律違反や他者の権利侵害が禁止されています。本人の同意がない親密な画像や、人を欺くなりすましなども対象です。

特に注意したいのは、

  • 他人の顔写真を本人の同意なく利用・加工する
  • 本人が実際にはしていない発言や行動を、事実のように見せる
  • 誤認やなりすましにつながる画像を作る
  • 他人の著作物・キャラクターを、自分のもののように販売・公開する

といった使い方です。

既存の作品や特定の作家をそのまま再現する方向より、

  • 水彩画風
  • フラットイラスト
  • レトロポスター風
  • 3Dレンダリング風
  • やわらかいアニメ調

のように、一般的な表現でオリジナル画像を作るほうが初心者には扱いやすいです。

9. Nano Banana 2の画像にはSynthIDが入る

Google DeepMindは、生成画像にSynthIDを埋め込むと案内しています。SynthIDは、人の目に見えない電子透かしです。

SynthIDの説明によると、トリミングやフィルター、圧縮などの編集に耐える設計です。ただし、編集を繰り返すと検出できなくなる場合もあります。

また、画像をGeminiへアップロードして、

この画像はGoogleのAIで生成または編集されたものですか?

と聞いて、SynthIDなどの情報を確認できます。2026年10月6日時点の検証の公式手順に沿って使ってください。

ただし、SynthIDがあるから内容が正しい、権利面で問題がない、という意味ではありません。

SynthIDが見つからなくても、他社のAIで作られた可能性は残ります。画像が本物かどうかを一度で断定するための機能ではありません。

10. 思った画像にならないときの直し方

指示がふわっとしている

「かっこいい画像」「おしゃれな画像」だけでは、人によって意味が違います。

白とシルバーを基調にした、余白の多いミニマルな商品広告写真を作成して。

のように、目で確認できる言葉へ置き換えます。

一度に直す場所が多すぎる

背景・服・表情・構図・光を一気に変えると、残したかった部分まで変わることがあります。

まず背景だけ、その次に色味だけ、というように変更を小さく分けると調整しやすくなります。

文字や細部がおかしい

Nano Banana 2でも、細かな文字や小さい顔、複雑なディテールは崩れることがあります。

何度か生成し直すか、重要な文字は画像編集ソフトなどで最後に入れる方法もあります。

図解の内容が正しいか分からない

Geminiは実世界の知識を利用して図やインフォグラフィックを作れますが、事実の正確さは保証されません。

数字・地名・専門情報・構造図などは、画像とは別に一次情報で確認してください。

「画像」が表示されない・生成できない

次を確認します。

  • Geminiへログインしているか
  • 年齢条件を満たしているか
  • 利用している言語・国で機能が提供されているか
  • 学校用アカウントなどで制限されていないか
  • 使用量上限に達していないか

2026年10月6日時点の使用量上限の公式ヘルプでは、プランやモデル、使う機能などで使用量が変わると案内されています。上限が近づくと通知され、到達時はリセット時刻も分かります。

画像生成の固定回数はこのヘルプでは示されていないため、利用時点の公式ページと自分の画面で確認してください。

そのまま使える画像生成プロンプト4例

ブログの見出し画像

AI初心者向けブログの見出し画像を作成して。

テーマ:生成AIを仕事で使い始める
スタイル:明るく自然な写真風
被写体:ノートパソコンで作業する一人の人物
背景:白を基調にしたシンプルな仕事部屋
構図:横長。人物を右側に配置し、左側は文字を置ける余白にする
雰囲気:清潔感、安心感、やわらかい朝の光

SNS用の正方形イラスト

SNS投稿用の正方形イラストを作成して。

被写体:コーヒーカップとノートパソコン
スタイル:シンプルなフラットイラスト
構図:中央配置、余白多め
配色:白、淡い水色、ベージュ
雰囲気:落ち着いて親しみやすい

文字入りの告知画像

イベント告知用の縦長ポスターを作成して。

白とネイビーを基調にした、読みやすくシンプルなデザイン。
中央に大きく「AI活用ミニ講座」。
その下に「10月20日 19:00〜」と入れて。
文字が読みやすいように背景はシンプルにして。

生成後は、タイトルと日時の文字が正しいか必ず確認します。

アップロード画像の背景だけ変える

アップロードした画像を編集してください。

人物の顔・髪型・服・姿勢・構図を保ち、背景だけを自然光が入る明るいオフィスに変更してください。
人物の輪郭は自然に見えるように仕上げてください。

よくある質問

やってみよう

判断クイズ

第1問

Geminiに「おしゃれなカフェの画像を作って」と頼みましたが、思っていた雰囲気と違いました。次にするならどちら?

  • A. 同じ文章を何度も送る
  • B. スタイル・構図・配色・雰囲気などを具体的に追加する

第2問

Geminiで文字入りの告知画像がきれいに完成しました。日付も入っています。次にするならどちら?

  • A. 見た目が自然なのでそのまま公開する
  • B. 画像内の日付・文字・数字を読み直してから公開する

第3問

知人の顔写真を使って宣伝画像を作りたいです。安全な進め方はどちら?

  • A. ネットで見つけた写真なら、そのままアップロードする
  • B. 利用する権利や本人の同意を確認してから使う

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まとめ

Geminiでは、Nano Banana 2を中心に画像を生成・編集できます。

文章から画像を作るだけでなく、生成した画像の部分修正、手持ち画像の編集、複数画像を使った生成、文字入り画像や図解まで扱えます。

最初は難しく考えず、

  • 被写体
  • スタイル
  • 構図
  • 雰囲気

の4つから伝えてみてください。

そのあと、変えたい部分だけを会話で直していくのが使いやすい方法です。

そして、公開・仕事利用の前には、文字や事実の間違い、著作権、プライバシー、掲載先のルールを確認します。

「1回で完璧な画像を出してもらう」のではなく、「作る → 見る → 必要なところだけ直す → 最後に人が確認する」。

この流れを覚えておくと、Geminiの画像生成をかなり使いやすくなります。