Geminiにテンプレ文を覚えさせて使い回す
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ざっくり言うと
「丁寧なメールに直して」「3行で要約して」。毎回同じ指示を打ち直しているなら、その指示は「テンプレ」として保存しておけます。
いちばんカンタンなのは、メモアプリに書き溜めてコピペする方法です。慣れてきたら、GeminiのGem(自分用のAIアシスタント)に役割ごと覚えてもらう方法へ進んでみてください。
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Geminiへの頼みごとも同じです。いつもの指示を文章として保存しておけば、あとは貼るだけで使えます。
もう一歩進めると、その型をGemini自身に覚えてもらえます。それがGem(ジェム)という機能です。カードを引き出しから出す手間もなくなり、いきなり本題から頼めるようになります。
正確には
同じ指示を毎回書かずに済ませる
Geminiは、渡された指示のとおりに毎回ゼロから判断します。「丁寧なビジネスメールに直して」と書かなければ、丁寧にはなりません。とはいえ、同じ文言を毎回手で打ち直すのはもったいないですよね。
AIへ送る指示文はプロンプトと呼ばれ、Google Workspaceには公式ガイド「Geminiへのプロンプトを書くコツ」(※原文:Tips to write prompts for Gemini)があります。
ここで案内されているのは、よい指示の基本として、Persona(役割)・Task(やること)・Context(背景)・Format(形式)を具体的に書くことです。毎回これを書き起こすのは大変ですから、一度書いたものは残しておきましょう。
方法1:メモアプリにテンプレを保存(誰でもできる)
いちばんシンプルで、今日から始められるやり方です。Geminiに何かを覚えさせる必要もありません。
- スマホやPCのメモアプリ(標準のメモ・Google Keepなど)に「Geminiテンプレ」というメモを1枚作る
- そこに、自分がよく使う指示をどんどん書き溜めていく
- 使うときは、コピーしてGeminiに貼り付ける
テンプレは、「指示」と「[ここに貼る]」の2部構成にしておくと使いやすくなります。次の2つは、そのままコピーして使えます。
パターン1:丁寧メール変換
■ 丁寧メール変換
以下の文章を、お客様向けの丁寧なビジネスメールに直してください。
要点は変えず、敬語と気配りの一言を足してください。
[ここに元の文章を貼る]
パターン2:3行要約
■ 3行要約
以下の文章を3行で要約してください。
1行目: 結論
2行目: 理由
3行目: 補足
[ここに元の文章を貼る]
テンプレが増えてくると、目当てのものを探すのに時間がかかります。「メール系」「要約系」「資料系」のようにメモを分けるか、先頭に番号をつけて並び順を固定しておくと、一発でたどり着けます。
方法2:GeminiのGemに役割ごと覚えさせる(慣れたらこっち)
Gemは、Geminiの中に自分用のAIアシスタントを作れる機能です。Googleの公式ブログでは「自分専用のAI専門家」(※原文:custom AI experts)と紹介されています。
公式ヘルプによると、作り方は次のとおりです。
- 名前と、どう振る舞ってほしいかの指示を書くだけで作れる
- 作ったGemはGem managerから呼び出せて、いつでもその設定で会話できる
- ファイルをアップロードして、その内容を踏まえて答えてもらうこともできる
Gemにすると効いてくるのは、次のようなテンプレです。
- 毎日のように使うもの(「丁寧メール担当」「議事録要約担当」など)
- 指示が長くて、毎回コピペするのが面倒なもの
- 同じ役割のまま何往復も会話するもの(途中で「丁寧な敬語で」と言い直したくないもの)
単発の指示なら、メモからのコピペで十分です。何度も使う型ほど、Gemにする値打ちがあります。
毎回変わる部分は「穴」にしておく
テンプレを書くときの最大のコツは、毎回変わる部分を「穴(プレースホルダー)」にしておくことです。
- 毎回変わる部分(本文・宛先・日付・商品名など)は
[ここに〇〇を貼る]と書いておく - 「丁寧に」「3行で」といった指示の部分は、固定したままにする
- 使うときは、穴の部分だけ埋める
パターン3:穴空きの丁寧メール
以下の文章を、[相手の役職: 例 取引先の部長]向けの丁寧なメールに直してください。
トーンは[硬さ: 例 やや堅め]で、長さは[文字数: 例 200字以内]でお願いします。
---
[ここに元の文章を貼る]
役職・硬さ・文字数の3つを入れ替えるだけで、いろいろな相手に使い回せます。
ただし、穴を空けすぎると毎回埋めるのが面倒になり、結局使わなくなります。「変わるのは本文と相手だけ」というように、穴は2〜3個までに絞るのが続けるコツです。
やってみよう
ステップ1:メモアプリに「Geminiテンプレ」を1枚作る
スマホかPCのメモアプリを開き、「Geminiテンプレ」という名前のメモを新しく作ってください。
中身は最初から充実させなくて大丈夫です。上のパターン1とパターン2を貼っておけば、今日から使えます!
ステップ2:「穴」を1つ作って汎用化する
ステップ1のテンプレを読み返して、変えたくなりそうな部分を [ ] で囲みます。たとえば相手と口調を穴にすると、こうなります。
以下の文章を、[相手: 例 取引先]向けの[トーン: 例 丁寧]なメールに直してください。
[ここに元の文章を貼る]
これで、同じテンプレのまま「社内向けにカジュアル」「お客様向けに超丁寧」と使い分けられます。
ステップ3:一番よく使うテンプレをGemにする
メモのテンプレを2週間ほど使ってみて、「これは毎日使っているな」というものが見つかったら、Gemにしましょう。
- パソコンでGeminiウェブアプリを開き、サイドバーの Gems→New Gem を選ぶ
- 名前を決める(例:「丁寧メール担当」)
- メモから指示の部分だけをコピーして貼り付ける
- 保存する。使うときは、そのGemを開いて本文だけを貼る
これで毎回キャラ設定を書かなくてよくなり、本文を貼るだけで仕上がります。
画面の名前やボタンの位置は、更新で変わることがあります。見当たらないときは、記事の最後の「参考ソース」の公式ページで最新の手順を確かめてください。
よくある質問
- Q. Geminiに毎回同じ指示を打つのが面倒です。覚えさせられますか?
- A. 覚えさせられます。Gemに名前と指示を書いて保存すると、その役割を覚えた状態から会話を始められます。手軽に済ませたいときは、メモアプリに指示を書き溜めて貼り付ける方法もあります。
- Q. GeminiのGemと、メモアプリに貯めるテンプレは、どう使い分けますか?
- A. 単発の指示なら、メモからのコピペで十分です。毎日のように使うもの、指示が長いもの、同じ役割のまま何往復も会話するものは、Gemにする値打ちがあります。
- Q. Geminiのテンプレを、いろいろな相手に使い回すコツはありますか?
- A. 毎回変わる部分を「ここに元の文章を貼る」のような穴にして、「丁寧に」「3行で」という指示は固定します。穴を空けすぎると埋めるのが面倒になるので、2〜3個までに絞ってください。
- Q. GeminiのGemは、スマホでも作れますか?
- A. Classic Gemの新規作成は、パソコンのGeminiウェブアプリで行います。保存したあとは、モバイルアプリや対応するGoogle Workspaceのサイドパネルにも表示されます。Gemini LiveではGemを使えません。
公開: 更新: ✓ 公式情報と照合:
参考ソース
- Google公式 - Gemini(公式情報)
- Gemini Apps Help - Get started with Gems in Gemini Apps(公式情報)
- Gemini Apps Help - Use Gems in Gemini Apps(公式情報)
- Gemini Apps Help - Tips for creating custom Gems(公式情報)
- Gemini Apps Help - Create & manage AI mini-apps or custom workflows as Gems(公式情報)
- Google Blog - 5 tips on getting started with Gems, your custom AI experts(公式情報)
- Google Workspace Learning Center - Tips to write prompts for Gemini(公式情報)
この教科書は無料で全文公開しています。仕事で使えるところまで進みたい方は、実習と資料がそろった生徒プランをどうぞ。
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