Geminiに「AとB、どっちがいい?」と聞くと、それぞれの特徴は説明してくれても、結局どちらを選べばいいのか分かりにくいことがあります。

比較を分かりやすくするコツは、候補だけでなく、何を基準に比べるのかまで一緒に伝えることです。

「価格・使いやすさ・サポートで比較して、表にして」のように比較軸と出力形式を指定すると、違いを整理しやすくなります。

さらに、自分が何を優先するのかまで伝えると、単なる比較表ではなく、自分向けの判断材料にできます。

ざっくり言うと

Geminiに比較を頼むときは、次の順番で書くと整理しやすくなります。

  1. 何と何を比べるか
  2. 何のために選ぶのか
  3. どの項目で比べるか
  4. 何を優先するか
  5. どんな形で出してほしいか

たとえば、

AとBを比較してください。

用途:
個人事業で毎日使います。

比較する項目:
料金、使いやすさ、サポート、日本語対応

特に重視すること:
使いやすさ > サポート > 料金

表で比較したあと、
私の用途ならどちらが向いているか理由つきでまとめてください。

これだけでも、「なんとなくA」「なんとなくB」ではなく、判断理由まで見やすくなります。

イメージ

1. 「どっちがいい?」だけだと、判断基準がGemini任せになる

たとえば、

会計ソフトAとB、どっちがいいですか?

とだけ聞いた場合、Geminiは自分で比較ポイントを選ぶことになります。

料金を重視するかもしれませんし、機能数や知名度を重視するかもしれません。

でも、自分にとって大事なのが「初心者でも迷わないこと」なら、その比較では役に立たないことがあります。

そこで、

会計ソフトAとBを、
月額料金・確定申告への対応・スマホでの使いやすさ・サポート
の4項目で比較してください。

と、先に基準を決めます。

比較の質は、候補より「比較軸」をどこまで具体的にできるかで大きく変わります。

正確には

2. 比較軸は「自分が決めること」と「Geminiに考えてもらうこと」を分ける

比較軸が思いつかないときは、最初から全部自分で決めなくてもかまいません。

まず、

AとBを選ぶときに、
比較したほうがいい項目を5つ挙げてください。

とGeminiに候補を出してもらいます。

そのあと、

その中では、
価格・使いやすさ・サポートを重視します。

この3項目でAとBを比較してください。

と絞ります。

Geminiに比較軸そのものを考えてもらうことはできますが、最後に何を重視するかは自分で決めるほうが、結論が自分の目的に合いやすくなります。

Google Workspaceの公式質問ガイドでも、やってほしいことと背景を具体的に伝える方法が勧められています。

3. 「用途」を入れると、同じ比較でも結論が変わる

同じ2つの商品やサービスでも、誰が何に使うかによっておすすめは変わります。

たとえばノートパソコンなら、

AとBを比較してください。

だけではなく、

私は個人事業主です。
外出先で資料作成とWeb会議によく使います。

AとBを、
価格・重さ・バッテリー・画面サイズ
で比較してください。

と書きます。

外出が多い人なら、少し性能が高い機種より、軽さやバッテリーを重視したほうが合うかもしれません。

逆に、自宅で画像編集をする人なら、重さより性能や画面を優先する可能性があります。

「何が優れているか」ではなく、「自分の使い方には何が合うか」まで伝えるのがポイントです。

4. 優先順位まで書くと、結論がぶれにくい

比較項目が4つあっても、4つすべてが同じ重要度とは限りません。

その場合は、

特に重視する順番は、

  1. 使いやすさ
  2. サポート
  3. 料金
  4. 機能数
    です。

のように優先順位を伝えます。

さらに、

機能数が多くても、
初心者には使いにくい場合は評価を下げてください。

のように、自分なりの判断条件を加えてもかまいません。

これで、Geminiが「機能が多いからAが上」のように、自分とは違う基準で結論を出すのを減らせます。

点数化したいときは、重みを自分で決める

たとえば、

使いやすさ40%
料金30%
サポート20%
機能10%

この重みで評価してください。

と頼むこともできます。

ただし、Geminiが付けた点数は客観的な公式評価ではありません。

点数そのものより、「なぜその評価にしたのか」を一緒に出してもらうほうが重要です。

5. 「表で出して」まで指定する

比較は文章だけで説明されるより、表にしたほうが差を見つけやすくなります。

たとえば、

A・B・Cを比較してください。

行:
料金
主な機能
使いやすさ
サポート
向いている人

列:
A
B
C

最後に、それぞれの強みを1行でまとめてください。

と頼めます。

候補が多い場合は、行と列まで指定すると表の向きがそろいます。

比較したあとに、

この表を、
初心者が判断に必要な項目だけに絞ってください。

と続ければ、情報が多すぎるときも整理できます。

6. 最新の料金や仕様を比べるときは「基準日」と「情報源」を指定する

料金、プラン、サービス内容、商品スペックなどは変わります。

現在の情報を比較したいときは、

2026年10月4日時点で比較してください。

料金と仕様は各社の公式サイトを優先してください。
確認できない項目は推測せず「不明」としてください。

のように条件を付けます。

さらに、

比較に使った主な情報源も示してください。

と頼むと確認しやすくなります。

2026年10月4日に確認した公式ヘルプでは、関連リンクがある回答に「ソース」ボタンが表示されます。

すべての回答に付くわけではありません。表示が違う場合は、公式の案内も確認してください。

Googleの公式説明でも、回答には誤りが含まれる場合があると案内されています。ソースのリンクは回答の一部に関連する場合もあるため、リンク先で数字や条件を確かめましょう。

購入や契約につながる比較では、最後に各社の公式ページを自分でも確認してください。

7. 「分からないものは推測しない」と先に決める

比較表では、空欄を埋めるためにAIが推測した情報が混ざると困ります。

特に、

  • 料金
  • 対応機能
  • 発売日
  • 契約条件
  • サポート時間
  • 数値スペック

などは、推測されると比較そのものが崩れます。

そこで、

公式情報で確認できない項目は、
推測せず「確認できず」と書いてください。

と入れておきます。

さらに、

事実として確認できる内容と、
あなたの評価・判断は分けて書いてください。

と頼むのも有効です。

これで、「公式仕様」と「Geminiのおすすめ理由」が混ざりにくくなります。

8. 候補探しと比較は、分けると整理しやすい

まだ候補自体が決まっていない場合、

おすすめを探して、その中から一番いいものを選んで。

と一度に頼むこともできます。

ただ、候補探しと比較を一度にすると、なぜその候補が選ばれたのか分かりにくくなることがあります。

迷う場合は、2段階に分けます。

まず、

予算10万円以内で、
この用途に合う候補を5つ挙げてください。
候補を選んだ理由も短く書いてください。

と候補だけ出してもらいます。

その中から気になる3つを選び、

この3つを、
価格・使いやすさ・サポートの3項目で比較してください。

と比較します。

候補を探す工程と、候補を評価する工程を分けると、判断の流れを追いやすくなります。

9. 最後は「おすすめ1つ」より「向いている条件」を出してもらう

「どれが一番?」と聞くと、Geminiは1つに決めようとします。

でも、実際には、

  • 安さならA
  • 初心者向けならB
  • 機能重視ならC

のように、条件によって答えが変わることがあります。

そこで、

単純に1位を決めるのではなく、

・Aが向いている人
・Bが向いている人
・Cが向いている人

をそれぞれ1〜2行で整理してください。

そのうえで、
私の条件ならどれが最も合うかを最後に1つ選んでください。

と頼みます。

これなら、Geminiの結論だけを見るのではなく、自分の条件が変わったときに選び直せる比較になります。

自分の条件を書き込む比較テンプレ

比較したい候補が決まっているなら、次の形から始められます。A・B・Cには実際の商品名などを書き、かっこの中を自分の条件に置き換えてから送ってください。

次の候補を比較してください。

候補は次の3つです。
A
B
C

私の用途は次のとおりです。
(何に使うか)

比較する項目は次の4つです。
・(軸1)
・(軸2)
・(軸3)
・(軸4)

次の順番で重視します。

  1. (最も重要)
  2. (次に重要)
  3. (その次)

次の条件を守ってください。
・(比較したい基準日)時点
・事実確認が必要な項目は公式情報を優先
・確認できない情報は推測せず「不明」とする
・事実と評価を分ける

答えには次の4つを入れてください。

  1. 比較表
  2. 各候補が向いている人
  3. 私の用途ならどれが向いているか
  4. 判断理由を3点

すべて埋める必要はありません。

比較が簡単なら、「候補・用途・比較軸・表で」の4つだけでも十分です。

比較表が返ってきたら、同じチャットで修正する

最初から完璧な比較表を作ろうとしなくても大丈夫です。

Gemini Appsでは、生成された回答を続けて修正できます。

たとえば、

料金を税込表示にそろえてください。

サポートの項目を追加してください。

専門用語が多いので初心者向けに書き直してください。

結論はいらないので、比較表だけ残してください。

のように続けます。

2026年10月4日確認の公式ヘルプでも、会話を続けながら回答を書き換えられると案内されています。操作に迷ったら、公式の手順も確認してください。

比較は、1回で正解を出してもらうより、表を見ながら条件を足していくほうが使いやすくなります。

判断クイズ

第1問

どちらの聞き方が、比較の条件をそろえやすいでしょうか。

A. 「AとB、どっちがいい?」
B. 「AとBを、料金・使いやすさ・サポートで比較して、表にしてください」

第2問

GeminiがAをおすすめしましたが、あなたは価格より使いやすさを重視しています。

A. GeminiがAと言ったので、そのままAに決める
B. 使いやすさを最優先にして比較し直してもらう

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まとめ

Geminiに複数の選択肢を比較してもらうときは、「AとB、どっちがいい?」だけで終わらせず、用途・比較軸・優先順位・出力形式まで伝えると判断しやすくなります。

料金や仕様など現在情報が必要なら、基準日と情報源も指定し、確認できないものは推測しないよう頼みます。

そして、Geminiが出した1位をそのまま採用するのではなく、「どんな人ならAか、どんな人ならBか」まで整理してもらうと、自分の条件に合った選択肢を見つけやすくなります。

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