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Geminiで複数の選択肢を比較してもらう書き方

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ざっくり言うと

Geminiに比べてもらうときのコツは、2つだけです。1つは、何を比べるか(軸)を先に決めること。もう1つは、「表にして」と付け足すことです。

これだけで、だらだらと長い説明ではなく、違いが一目で分かる比較表が返ってきます。

そもそも候補が思いつかないときは、GeminiのDeep Researchに調べるところから頼めます。集まった情報を、そのまま比較表に整えてもらえます。

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正確には

Google Workspaceの公式プロンプトガイドでは、Geminiへの頼み方を、役割(Persona)、やること(Task)、背景(Context)、出力の形(Format)の4つに分けています。

比較を頼むときに効くのは、このうちのTaskとFormatです。「比べて」と「表にして」を、はっきり言葉にすることだけで十分伝わります。

どんな形で欲しいかまで書く

公式ガイドには、こんな例が載っています(英語のニュアンスを意訳しました)。

私はプロジェクトマネージャーです。Webサイトリニューアル案件の、詳細な進捗トラッカーを作ってください。日付・ステータス・タスクの列がある、シンプルな表でお願いします。

1文目が役割、2文目が背景とやること、3文目が出力の形です。効いているのは最後の「シンプルな表で」(※原文:in a simple table)。返してほしい形まで書いておくと、答え方がぶれません。

比べる軸は3つ、多くても5つ

軸をたくさん並べるほど、表はごちゃついて読みにくくなります。まずは3つ、多くても5つにしぼりましょう。事務の仕事なら、こんな組み合わせです。

  • 会計サービスなら、月額料金・確定申告への対応・サポートの受け方
  • 勤怠管理サービスなら、月額料金・打刻のやり方・給与計算ソフトとつながるか
  • 備品の購入先なら、価格・届くまでの日数・請求書払いができるか
  • 名刺管理サービスなら、月額料金・スマホでの読み取り精度・共有のしやすさ

「表にして」の言い方は自由

決まった言い回しはありません。次のどれでも、自然な日本語のまま通じます。

  • 「表にまとめて」
  • 「比較表で出して」
  • 「マークダウンの表形式で」
  • 「横に並べて見比べやすく」
  • 「項目ごとに行を分けて」

マークダウンは、記号を使って表や見出しを作る書き方のことです。言葉が難しければ「表にまとめて」で十分です。

候補を知らないなら、調べるところから頼む

ここまでは、比べたい候補がもう手元にある前提の話でした。

でも実際の仕事では、候補そのものを知らないことのほうが多いですよね。「そろそろ勤怠管理をちゃんとしたい。でも、どんなサービスがあるのかも分からない」。よくある場面です。

ここで使えるのが、GeminiのDeep Researchです。Googleがエージェント機能として提供しています。エージェントとは、1手ずつ指示しなくても自分で段取りを決めて動くAIのことです(用語集:AIエージェント)。

普通のチャットはその場で答えを返しますが、Deep Researchはまず調査の計画を見せてから調べはじめる点が違います。届くのは1本にまとまったレポートです。

情報源はGoogle検索が標準です。「Sources(情報源)」の設定からGmailやDriveを足したり、手元のファイルやGemini Notebook(旧NotebookLM)のノートブックを使ったりもできます。取引先からのメールや、Driveにためた見積書も材料にできる、ということです。

調べたレポートを、そのまま比較表にする

候補集めから表ができあがるまでの流れは、こんな感じです。

  1. 調べたいテーマと、比べたい軸をまとめて渡す
  2. 出てきた調査プランに目を通して、ずれていれば直す
  3. レポートが届いたら、同じチャットで「表にして」と続ける

調べている間は、チャットを閉じてしまって大丈夫です。かかる時間は通常5〜10分ほどで、複雑な調査ではさらに長くなると案内されています。終わるとWeb画面かモバイルの通知が届くので、待っている間に別の仕事を進めておきましょう。

レポートには、参照したWebページへのリンクが添えられます。表に並んだ料金が気になったら、そのリンクから元のページを開けます。

できあがったレポートは、そのまま共有したり、Googleドキュメントへ書き出したり、本文をコピーしたりできます。会議で配る検討資料になりますよ。

料金や数字は、自分で裏を取る

「どっちが優れていますか」とは聞かない

「A社とB社、どっちが優れていますか?」のように、勝ち負けを決めさせる聞き方は避けたほうが安全です。

会社の人数や、いま使っている他のソフトによって、向き不向きは変わります。「うちの使い方ならどちらが合うか」の判断材料まで並べてもらうほうが、結局は役に立ちます。

表が返ってきてからが本番

結論の行だけでなく、自分がいちばん大事にしている軸が表に入っているかを確かめてください

勤怠管理なら、料金より「直行直帰の日でも打刻できるか」が効いてくる会社もあります。会計サービスなら、機能の多さよりサポートの分かりやすさで決まることもあります。

軸が足りないときや、見比べても迷うときは、同じチャットで続けてこう頼んでみましょう。

私が重視している順に、判断ポイントを3つに絞り直してください。

これで、表が「情報の一覧」から「自分用の判断材料」に変わります。

やってみよう

聞き方だけで、ここまで変わる

雑に聞くと、こうなります。

勤怠管理サービスのA社とB社、どっちがいいですか?

何を基準に答えればいいのか決まらないので、長い両論併記が返ってきます。読むだけでひと苦労です。

軸と形をそえると、同じテーマでもこう変わります。

私は従業員20人の会社で総務を担当しています。
勤怠管理サービスのA社とB社を、月額料金・打刻のやり方・給与計算ソフトとの連携・サポートの受け方の4つの軸で比較して、マークダウンの表で出してください。
最後に、うちの規模ならどちらが向いているかを2〜3行でコメントしてください。

見やすい比較表と、一言のアドバイス。この2つがまとめて返ってきます。

候補集めから頼むときの言い方

Deep Researchに渡すときは、「何を」「どの軸で」「誰向けに」の3つを書きます。

国内の中小企業向け勤怠管理サービスを5つ挙げて、月額料金・打刻のやり方・給与計算ソフトとの連携・サポートの受け方の4つで調べてください。
読み手は、従業員20人の会社で総務を担当している私です。

調査プランが出てきたら、ずれているところを直します。「クラウド型だけにして」「無料プランの有無も見て」と、ひとこと伝えるだけで十分です。

レポートが届いたら、同じチャットで表に整えてもらいましょう。

いま調べてくれた5社を、月額料金・打刻のやり方・給与計算ソフトとの連携・サポートの受け方の4つを列にした表にしてください。

調べ物と表づくりが、1つのチャットで片づきます!

自分の場面で試す手順

物足りなければ、そのまま言い足す

最初の1回で完璧な表を目指さなくて大丈夫です。同じチャットで続けて頼めば、直した版が返ってきます。

  • 「サポートの列を追加して」
  • 「初心者向けに、用語の注釈をつけて」
  • 「価格は税込みでそろえて」
  • 「短所も1行ずつ追記して」

何度かやり取りして仕上げるのが、いちばんの近道です。

最後に決めるのは自分

候補が分からないときは、Deep Researchで集めるところから始めてください。集まったら、軸を決めて表にしてもらいましょう。この2段構えで、下調べの時間はぐっと短くなります。

ただ、どれを選ぶかまでは任せられません。表の数字を各社の公式サイトで確かめて、そのうえで自分で決めてください。

並んだ表を眺めていると、自分の会社が何をいちばん大事にしていたのかまで見えてくることが多いですよ。

よくある質問

Q. Geminiに2つの案を比べてもらうには、どう頼めばいいですか?
A. 何を比べるかの軸を先に決めて、「表にして」と付け足します。この2つだけで、だらだらと長い説明ではなく、違いが一目で分かる比較表が返ってきます。
Q. Geminiに比較を頼むとき、軸はいくつまでにするといいですか?
A. まずは3つ、多くても5つです。軸を並べるほど表はごちゃついて読みにくくなります。会計サービスなら、月額料金・確定申告への対応・サポートの受け方といった組み合わせです。
Q. 比べたい候補そのものを知らないときも、Geminiは使えますか?
A. Deep Researchに、調べるところから頼めます。まず調査の計画を見せてから調べはじめ、1本のレポートが届きます。そのまま同じチャットで「表にして」と続ければ、比較表に整えてもらえます。
Q. Geminiに「どっちが優れていますか」と聞いてもいいですか?
A. 避けたほうが安全です。会社の人数や、いま使っている他のソフトによって向き不向きは変わります。判断材料まで並べてもらい、表に並んだ数字は各社の公式サイトで確かめてから、自分で決めてください。

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参考ソース

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