ClaudeのArtifacts機能ってなに?
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ざっくり言うと
Artifacts(アーティファクト)は、Claudeが作ったものを、チャットの横の別ウィンドウに置いてくれる機能です。
置けるのは、文章の下書き・コード・図表・小さなアプリなどです。ふつうの返事は会話の中に流れていきますが、Artifactsに置かれたものは1枚の成果物として残ります。
その場で直せて、あとから共有もできます。ブログ記事の下書きや、資料に貼る図を作るときに効きます。
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正確には
ArtifactsはAnthropicが公式に出しているClaudeの機能です。2024年8月27日の発表で、誰でも使える正式版になりました。
2026年7月27日に確認したClaudeの公式ヘルプ(Claude Help Center)には、Artifactsの見方・作り方・共有のしかたがまとめられています。プランごとの機能の違いも書かれています。
Claudeの更新のお知らせページ(※原文:Release notes)にも、Artifactsの話が出てきます。2026年6月12日には、Claudeが書いた下書きの一部を選んで、その場で直せる編集の導線が案内されました。
Anthropicは「独立した作業スペース」と説明しています
公式ヘルプはArtifactを、追加の会話がなくても、それだけで意味が通るまとまった内容だと説明しています。あとから見返したり、使い回したくなったりするものを置く場所です。
ふつうの返事との違いは、取り出して使える形になっているかどうかです。Artifactは、そのまま貼ったり、共有したり、別のサイトに埋め込んだりできます。
置けるものの種類
公式ヘルプによると、Artifactsは次のようなものに対応しています。
- 文書(Markdownまたはプレーンテキスト):記事の下書き、提案書、レポートなど
- コードスニペット(短いコードのかたまり):各種プログラミング言語のコード
- 1ページで完結するHTMLのウェブサイト
- SVG画像(拡大しても粗くならない形式の画像)
- ダイアグラム(図表)・フローチャート
- 操作できるReactコンポーネント(ボタンや入力欄が動く画面部品)
書く・描く・動かすをClaudeにやってもらい、その結果をチャットの横に置いておく。これがArtifactsの基本の考え方です。
作る流れと、直し方
公式ヘルプが紹介している流れは、次のとおりです。
- サイドバーの「Artifacts」から、または通常のチャットの中から、Claudeにアイデアを伝える
- Claudeが追加の質問をして、意図をすり合わせてくれる
- 「作ってみて」「これで作ろう」のように依頼すると、ClaudeがArtifactを生成する
- チャットの右側に、独立したウィンドウとして表示される
- 直したいときは、Claudeにお願いするか、自分で直接編集する
過去のメッセージまで戻って「Edit(編集)」を押すと、会話の枝分かれ(branch)を作れます。別のやり方を試しても、元のバージョンに戻れると公式に説明されています。
共有のしかたは、プランで分かれます
2026年7月27日時点の公式ヘルプでは、公開と共有のしかたがプランごとに分けて書かれています(※原文:Publish and share artifacts)。
- Free・Pro・Maxのプラン
「Publish(公開)」ボタンで公開リンクを作って共有できます。「Get embed code(埋め込みコード取得)」を押すと、自動で作られたコードを他のサイトに埋め込むこともできます - Team・Enterpriseのプラン
「Share」ボタンから「Share & copy link」を選ぶと、組織の中だけで共有できるリンクを発行できます
公開したAIアプリ系のArtifactは、見に来た人がそのまま使えるしくみです。開発者向けの鍵であるAPIキーは要らず、公開した人に費用も乗りません。使った分は、見に来た人自身のClaudeサブスクリプションの上限に乗ると公式に説明されています。
使えるプランと、使う前の設定
公式ヘルプによると、サイドバーのArtifactsも、Claudeを使うArtifactsも、Free・Pro・Max・Team・Enterpriseのすべてのプランで使えます。Claude CodeのArtifactsについては、Team・Enterpriseのプランで使えると案内されています。
一方で、プランによって分かれる細かい仕様もあります。
- Artifactを残しておく永続保存(Persistent storage)は、Pro・Max・Team・Enterpriseのプラン(ClaudeのWeb版とデスクトップ版)
- 外部サービスとつなぐMCP連携も、Pro・Max・Team・Enterpriseのプラン(ClaudeのWeb版とデスクトップ版)
使う前の設定もあります。「Code execution and file creation」という項目をオンにしてください。Free・Pro・Maxのプランは、設定画面の「Settings > Capabilities」を開きます。Team・Enterpriseのプランでは、組織の設定にある「Organization settings > Capabilities」で同じ項目をオンにします。
自分のプランでどこまで使えるか、上限のような細かい数字は変わりやすい部分です。実際に公開・共有する前に、記事の最後の「参考ソース」の公式ヘルプで確かめてください。
チャットに流すか、Artifactに置くか
ふつうのチャットの返事は、質問への答えとして会話の中に流れていくだけです。あとから読み返すには、さかのぼって探すしかありません。コピーはできても、成果物としての扱いは弱いままです。
チャットの返事のまま
ちょっとした質問の答えや、その場限りのやり取りに向きます。
十分なとき:会話の流れの中で読めれば済む場合
Artifactに置く
会話とは別の箱に置かれ、その場で直せてURLで共有できます。プランによっては、残しておくことや外部サービスとの連携もできます。
向くとき:そのまま渡せる文書、動かせる試作品、人に見せたい図を作るとき
注意点
Artifactでも、事実と違う内容は出ます
やってみよう
仕事で使いやすい3つの型
パターン1:ブログ記事の下書きを育てる
個人事業主向けに、確定申告で気をつけたいことを紹介するブログ記事の下書きを書いて。1000字くらい、見出しもつけて。
Artifactで開いたら、「この段落をもっと具体例で」「結びだけ柔らかく」と、段落ごとに直していってください。完成したら、共有の範囲を確かめます。個人向けのプランなら公開リンク、Team・Enterpriseなら組織の中だけの共有になります。
パターン2:かんたんな図・フローチャートを描いてもらう
個人事業主が確定申告するまでの流れを、フローチャートで描いて。
ダイアグラムやSVG画像として、Artifactに表示されます。画像として書き出して、ブログや資料に貼る使い方ができます。
パターン3:お試しのミニアプリを作ってもらう
売上を入力したら、月別の棒グラフと年間合計を出してくれる、ブラウザだけで動く簡単な家計簿ツールを作って。
操作できるReactコンポーネントのArtifactとして、動く試作品が出てきます。コードを書けなくても触れるのが、Artifactsの面白いところです。まず触れる試作品を出したいときに向いています。
Artifactに直しを頼むときの言い方
- 「この見出しの下に1段落足して」
- 「全体のトーンを、もう少しフォーマルに」
- 「箇条書きを表に変えて」
- 「この図に「申告期限」のステップを足して」
- 「このアプリに、合計表示を加えて」
「Artifactの中だけ直して」と一言添えると、チャットに長い説明が流れなくなって読みやすいです。
締めに
Claudeは、ふつうに使うと「返事をくれる相手」です。Artifactsを開くと、その隣に成果物を置く台がもう1つ増えます。ブログ記事の下書き、提案書、かんたんな図、触れる試作品。このあたりが、いちばんはまる場面です。
まずは1000字くらいのブログ下書きを頼んで、右側にArtifactが開く感覚をつかんでみてください。そこだけを直せると分かると、使いどころが見えてきます。チャットに流すものと、Artifactに置くものを分けると、Claudeの手ごたえがだいぶ変わります。
よくある質問
- Q. ClaudeのArtifactsは、どんなときに使うと便利ですか?
- A. そのまま渡せる文書、動かせる試作品、人に見せたい図を作るときです。ふつうの返事は会話に流れていきますが、Artifactは別ウィンドウに1枚の成果物として残り、その場で直せます。
- Q. ClaudeでArtifactが右側に開かないときはどうすればいいですか?
- A. 「この内容をArtifactにして」「別ウィンドウで開いて編集できるようにして」と頼み直してみてください。あわせて、設定の「Code execution and file creation」がオンになっているかも確かめてください。
- Q. Artifactsは無料プランでも使えますか?
- A. 無料プランでも使えます。ただし作ったArtifactを残しておく永続保存や外部サービスとの連携は有料プラン向けで、この線引きはアップデートで変わりやすい部分です。
- Q. Claudeで作ったArtifactを人に共有するとき、気をつけることはありますか?
- A. 公開リンクにしたArtifactは、URLを知っている人なら誰でも開けます。見た人が作成元の会話の添付ファイルにもアクセスできる場合があるため、機微な情報が含まれていないか確かめてから発行してください。
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参考ソース
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