法人でChatGPTを使う時のプラン選び
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ざっくり言うと
ChatGPTのプランは、個人向けと法人向けに分かれます。個人向けは無料のFreeから有料のGo・Plus・Proまでの4段階です。法人向けはBusinessが$25/人/月で、Enterpriseの価格は公表されていません。Businessには、たくさん使う人向けの上位枠「Premiumシート」も加わる予定です。シートとは、1人分の契約枠のことです。
分かれ目は単純です。ひとりで使うなら個人向け、複数人で使うなら法人向けを見てください。
会社のデータを入れるなら、料金だけで決めないほうが安全です。モデルの学習に使われるかどうかに加えて、管理者の設定・保存期間・社内ルールまで一緒に確かめましょう。
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正確には
ChatGPTのプランは、大きく個人向けと法人向けに分かれます。分かれ目は、契約する主体が個人か会社かです。
公式ページでの表記は、主に「ChatGPT Business」です。旧称の「Team」で調べて来た場合も、「Business」に読み替えてください。契約する前に、そのときの名称と中身を記事の最後の「参考ソース」の公式ページで確かめてください。
法人プランにすると、何が変わるのか
BusinessとEnterpriseに共通するのは、次の3つです。
1つ目:会社のデータが、既定では学習に使われない
OpenAIは公式に、ChatGPT BusinessやEnterpriseなどの組織向けデータを、既定ではモデルの学習に使わないと説明しています。既定というのは、管理者が何も設定しなくてもそうなる、という意味です。ここが、個人プランとのいちばん大きな違いです。
ただし、これだけで安心とはいきません。社内文書や顧客情報を扱うなら、管理者の権限、データの保存期間、社内の規程も別に確認してください。
使える機能の幅は、個人向けと変わりません。2026年7月29日時点では、Projects・Scheduled tasks・接続アプリ・Libraryが案内されています。調査やファイル作業を進めるChatGPT Workと、文書・表計算・スライド・Sitesといった成果物づくりの機能も対象です。
便利になるぶん、決めることも増えます。どの機能を誰に許可するか、外部アプリとの連携を認めるか、ファイルや公開したものをどう扱うか。ここは管理者が確認する項目になります。
2つ目:メンバーをまとめて管理できる
管理者画面から、メンバーの追加や削除、利用状況の確認ができます。退職した人のアクセスを止める、新しいメンバーを足す。こうした作業を一括で処理できるイメージです。
3つ目:安全のための機能がそろっている
業務で使うために必要な管理機能は、段階的に用意されています。通信時と保存時の暗号化、MFA、ユーザーとロールの管理、SAML SSO、利用状況の可視化などです。
MFAは、パスワードに加えて確認コードなどでも本人確認するしくみを指します。SAML SSOは、会社の認証システムでまとめてログインするしくみです。
使える範囲は、BusinessとEnterpriseで違います。Enterpriseには、SCIM、Enterprise Key Management(EKM)、ロールベースアクセス制御、カスタムデータ保持、データレジデンシーなどが加わります。
聞き慣れない言葉が並びますが、身構えなくて大丈夫です。SCIMはアカウント管理を社内のシステムと連携させるしくみ、ロールベースアクセス制御は役割ごとに使える範囲を分ける方式です。EKMは暗号化の鍵を自社で管理するしくみ、カスタムデータ保持はデータを残す期間を自社で決められるしくみ、データレジデンシーはデータを保管する国・地域を選べるしくみを指します。どれも、大きな組織向けの機能です。
WorkとSitesは、使える範囲が細かく決まっています
ChatGPT WorkとSitesは、段階的に提供されます。SitesはFree / Goでは使えません。作成は、WorkのWeb版か、デスクトップアプリのWork / Codexから行います。開始時点では、EEA(欧州経済領域)・スイス・英国でも利用できません。
Enterpriseでは、インターネットへの一般公開が既定で無効になっています。管理者が有効にしない限り、公開されません。Business / Enterpriseが対象でも、使えるかどうかはアプリ・管理者設定・アカウントで変わります。表示される時期がずれることもあります。
Sitesで作ったページを公開する組織は、サイトの内容・法令順守・利用者への対応に責任を負います。利用者の個人情報を集めるなら、必要な説明と同意、プライバシーポリシーやCookieへの対応も確かめてください。HIPAA(米国の医療情報に関する法律)で保護される医療情報と、カード情報は、Sitesでは扱えません。例外は、規約で認められた外部の決済サービスにカード情報の処理を任せる場合だけです。
導入を判断するときは、公式のPricingページだけでは足りません。Sites Termsと、自社ワークスペースの管理画面もあわせて見てください。なお、WorkはChatGPTの中の機能で、開発者向けのAPIとは別ものです。
BusinessとEnterpriseの違いは?
ざっくり言えば、Businessは自分で申し込める手軽な形、EnterpriseはOpenAIの営業と契約するフルスペック版です。
- Businessは、公式サイトから自分で申し込めます。支払いはクレジットカードが基本です。$25/人/月(月払い)、年払いなら$20/人/月で、最低2ユーザーから契約できます。3人で使うなら、月払いで$75/月、年払い換算なら$60/月という計算になります。
- Premiumシートは、Standardより多く使える上位の枠として、これから加わります。同じワークスペースの中でStandardと混ぜて契約できます。利用できる量はStandardの5倍で、5時間ごとに利用量を区切って数える制限もなくなります。2026年8月12日時点では順番待ちリストの受付段階なので、いますぐは契約できません。くわしい条件は、OpenAIの告知ページで確かめてください。
- Enterpriseは、営業窓口を通した個別契約(年契約)です。より大きな入力やファイルを扱うための枠や、SCIMのような細かい管理機能がつきます。日本を含むデータレジデンシー、優先サポート、SLA(サービスの品質水準を契約で約束するもの)も対象です。料金は公開されておらず、個別見積もりになります。
料金も最低契約人数も含まれる機能も、変わることがあります。実際、Businessは2026年4月に値下げされて現在の$25/人/月になりました。契約の直前には、もう一度 OpenAI公式の法人向け料金ページ で条件を見てください。
法人プランを考えるときは、料金以外にも決めることがあります。管理者はだれにするのか。退職した人のアカウントはだれが止めるのか。顧客情報を入れてよいという社内ルールを作るのか。ここまで先に決めておくと、あとの運用が楽になります。
ChatGPTを便利な道具として試すだけなら、個人プランでも始められます。ただ、会社のデータを扱うなら、運用ルールまで含めて法人プランを見ておくほうが、あとから混乱しません。
自分はどれを選べばいい?
やってみよう
3つの質問で自分の状況をみる
プラン選びで迷ったら、「契約する時点のチーム規模」と「データの扱い」の2つで考えてみてください。人数が少ないうちは、Plus($20/月)を人数分そろえるのとBusiness($25/人/月)とで、差は1人あたり月$5です。この差をどう見るかは人それぞれ。ただ、会社のデータを扱うなら、金額より管理機能とデータの扱いを重視することをおすすめします。最後に ChatGPT公式の料金ページ で料金と条件を確かめてから、契約に進んでください。
よくある質問
- Q. ChatGPTの個人プランと法人プランは、何が違いますか?
- A. 会社のデータが既定では学習に使われないこと、メンバーをまとめて管理できること、暗号化やSSOなど安全のための機能がそろっていることの3つです。
- Q. ChatGPTのBusinessとEnterpriseは、どう違いますか?
- A. Businessは公式サイトから自分で申し込める手軽な形で、支払いはクレジットカードが基本です。Enterpriseは営業窓口を通した年契約で、料金は個別見積もりになります。
- Q. 会社の何人かで使うなら、どのプランを選べばいいですか?
- A. ひとりで使うならFree・Go・Plusで足ります。数人のチームで社内データの扱いを管理したいならBusiness、全社規模でセキュリティの要件が厳しめならEnterpriseです。
- Q. 法人プランは、年払いにすると安くなりますか?
- A. Businessは年払いを選べて、1人あたりの月額が下がります。年払いがない個人向けプランとの違いのひとつです。
公開: 更新: ✓ 公式情報と照合:
参考ソース
- OpenAI公式 - ChatGPT(公式情報)
- OpenAI公式 - ChatGPT Pricing (Free / Go / Plus / Pro / Business / Enterprise)(公式情報)
- OpenAI Help Center - ChatGPT Business: General FAQ(公式情報)
- OpenAI Help Center - What is ChatGPT Enterprise?(公式情報)
- OpenAI公式 - Enterprise privacy at OpenAI(公式情報)
- OpenAI Help Center - ChatGPT release notes(公式情報)
- OpenAI Help Center - ChatGPT Work and Codex(公式情報)
- OpenAI Help Center - Sites(公式情報)
- OpenAI公式 - ChatGPT Sites Terms(公式情報)
- OpenAI公式 - ChatGPT Business 料金(法人向け)(公式情報)
- OpenAI公式 - Premium seats are coming to ChatGPT Business(公式情報)
- OpenAI Help Center - Managing billing and seats in ChatGPT Business(公式情報)
この教科書は無料で全文公開しています。仕事で使えるところまで進みたい方は、実習と資料がそろった生徒プランをどうぞ。
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