Negative Prompt(画像生成)
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ざっくり言うと
ネガティブプロンプト(Negative Prompt)とは、画像生成AIに「これは絵に入れないでね」と伝える指示のことです。ふだんのプロンプトが「描いてほしいもの」を書く欄なら、こちらは「描いてほしくないもの」を書く欄にあたります。
主にStable Diffusion系の画像生成AIで使われてきた書き方です。Midjourneyにも --no という、同じ役割を果たす書き方があります。
描いてほしいものだけを並べても、絵は思いどおりにならないことがありますよね。混ぜてほしくないものを別の欄に書いておくと、狙いどおりの絵に近づきます。
イメージ
料理の注文にたとえると分かりやすいでしょう。ポジティブが「ピザください」なら、ネガティブは「ただしピーマンは抜きで」と添える一言にあたります。
正確には
ツールごとに書き方が違います
同じ役割の指示でも、ツールによって書く場所と書式は変わります。
| 提供元・ツール | 書く場所 | 書き方 |
|---|---|---|
| Stability AI(Stable Image API) | パラメータ欄 | negative_prompt にキーワードを書く。書いた内容を画像に含めないよう、モデルが働く |
| Hugging Face Diffusers | StableDiffusionPipeline などの引数 | negative_prompt に渡す。生成の向きを「避けたい方向」へ寄せる入力として扱われる |
| Midjourney | プロンプトの末尾 | --no <避けたいもの> と付ける。例:still life --no fruit →「果物以外の静物画」 |
ツールごとに書式は違っても、AIに伝えたいことは「避けたい方向」という一言だけです。
ポジティブとネガティブの役割分担
ポジティブプロンプト
描いてほしいものを伝える欄です。
例:夕焼け、空、雲、海辺
ネガティブプロンプト
描いてほしくないものを伝える欄です。
例:人物、テキスト、文字、ロゴ
両方を組み合わせれば、「こういう絵がほしい、でもこれは混ぜないで」を一度に伝えられます。片方だけだと、AIが想像で補った要素が紛れてしまうことも珍しくありません。外したいものを先に書いておくほど、描き直しの回数は減っていきます。
文章を書くAIには、この欄がありません
ネガティブプロンプトは、画像生成AIの仕組みに根ざした機能です。ChatGPT・Claude・Geminiのように文章を扱うAI(LLM=大規模言語モデル)には、専用の項目としては基本的にありません。
とはいえ、文章を書かせるときも「この話題には触れないでください」「専門用語は使わないでください」と、ふつうの文でお願いすること自体はできます。専用の欄があるかどうかの違いだと思っておけば十分です。
よくある勘違い
ネガティブプロンプトは禁止リストではあります。ただし、法律の命令書のように必ず守られるわけではありません。AIへのお願いの強さを少し上げる道具くらいに考えておくと、期待外れになりにくいです。
使う場面
ネガティブによく書かれるキーワード
ネガティブプロンプトによく書かれるのは、次のようなものです。ここでは英語での書き方を例にしています。
| 消したいもの | よく使われるキーワード |
|---|---|
| 文字、透かし、サイン、ロゴ | text, watermark, signature, logo |
| ぼやけ、低画質、圧縮ノイズ | blurry, low quality, jpeg artifacts |
| 指の本数や手の形の崩れ | extra fingers, deformed hands |
| 人や動物 | people, animals |
書いておけば必ず消える、というものではありません。「そちらへは行かないで」とお願いする程度のものだと考えてください。完全には消えないこともあります。
注意点
Stable Diffusion系のWebUI(AUTOMATIC1111やComfyUIなど)を触り始めたばかりの方は、ネット記事に載っている長い定型文を、いきなりそのまま貼らないほうが安心です。まずは1〜2語ずつ足して、絵がどう変わるかを確かめてみてください。
効いたかどうかの見分け方
1枚だけを見て判断しないのがコツです。同じ指示で数枚出し、人が減ったか、文字が出にくくなったかを見比べます。1枚のできばえではなく、数枚並べた傾向で効果を判断するほうが安全です。たまたま1枚だけよくなった、悪くなった、という揺れはよく起こります。
関連用語
- プロンプト — 画像や文章をAIに頼むときの指示文です。ネガティブは、この指示文と対になる欄です
- テキストから画像生成(Text-to-Image) — 文章から絵を作る仕組みです。ネガティブが使えるのは、この種類のAIです
- 生成AI(GenAI) — 文章や絵を作り出すAIをまとめて指す言葉です
やってみよう
よくある質問
- Q. ネガティブプロンプトとは何ですか?
- A. 画像生成AIに「これは絵に入れないでほしい」と伝える指示です。描いてほしいものを書くふだんのプロンプトと対になり、こちらは描いてほしくないものを書く欄にあたります。
- Q. ネガティブプロンプトに書けば、必ず消えますか?
- A. 絶対禁止ではなく、できれば避ける、くらいの効き方です。詰め込みすぎると描きたかった絵まで歪むことがあるので、まずは少なめから始めて、必要なら足していってください。
- Q. 文章を書くAIでも使えますか?
- A. 専用の欄としては基本的にありません。ただし「この話題には触れないでください」「専門用語は使わないでください」と、ふつうの文でお願いすること自体はできます。
- Q. 効いたかどうかは、どう見分けますか?
- A. 1枚だけで判断しないことです。同じ指示で数枚出し、人が減ったか、文字が出にくくなったかを見比べます。たまたま1枚だけよくなる揺れは、よく起こります。
公開: 更新: ✓ 公式情報と照合:
参考ソース
判断クイズ
画像に余計なものが混じるとき、どこを直せばよいか分かりますか?
3問です。答えるとその場で解説が出ます。全問終えたら、「回答を記録する」で学習の記録に残せます。
全問に答えると、回答を記録できます。
残るのは「答えたかどうか」だけで、正解数は保存されません。この端末の中だけに残り、別の端末には引き継がれません。
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