AIの基礎・第3章
第3章のまとめワーク: AIへ渡す前の安全指示書を作ってみる
「仕事」「暮らし」「学び・趣味」の三つから一つを選んでください。AIへ許可する範囲、少量で試す単位、人が承認するタイミング、差分、戻し方、停止条件を、AIへ渡す前の安全指示書へまとめてください。
練習素材のフォルダーやファイルはすべて架空です。実際のファイル操作や外部送信は行わず、安全指示書だけを作ります。
約10〜15分・ChatGPT無料プランで試せます
やってみたい題材を一つ選んでください
入力例の1行を自分で変え、返答を架空の作業メモと照らしたあと、次にも使えるテンプレとして保存できます。
選んだ題材: 仕事
配布PDF12件の名前を変える前の手順
架空のPDF一括変更を題材に、許可する範囲、最初の3件、人が承認する場所、差分、戻し方、停止条件を、AIへ渡す前の安全指示書へまとめてください。
ChatGPTをまだ開いたことがない場合は、先に40分スターターで画面の使い方から確かめてください。
入力例へ練習素材を貼って試してください
目安 3分
入力例をコピーし、末尾の貼り替え部分を下の架空の作業メモへ置き換えてください。ChatGPTの新しいチャットへ送り、作業は実行せず、AIへ渡す前の安全指示書だけを作ってください。
- 入力例をコピーして、メモ帳などで末尾の貼り替え部分を練習素材に置き換えてください。
- できた全文をChatGPTの新しいチャットへ貼って送信してください。
固定部分
「仕上がり」「必ず入れること」「守ること」は、次回もそのまま使ってください。
貼り替え部分
【一括作業を任せる前の作業メモ】の下だけを、用事ごとのメモへ置き換えてください。
コピーする入力例(貼り替え部分つき)
次の【一括作業を任せる前の作業メモ】だけを使い、AIへ一括作業を頼む前に渡す安全指示書を作ってください。作業そのものは実行しないでください。 仕上がり: - 「開始前」「少量で試す」「残りを進める前」「終了前」の4段階に分ける - 各項目を、AIへ渡す前に自分で最終確認できるチェック欄つきで書く - AIへ許可する範囲と、人が承認するタイミングを分ける - 最後に、元に戻す手段と、すぐやめる条件を置く 必ず入れること: - 任せる範囲 - 最初に試す単位 - 承認のタイミング - 確認する差分 - 元に戻す手段 - やめる条件 守ること: - 許可されたフォルダーと名前変更以外の操作を認めない - 削除、上書き、外部送信、公開を手順に含めない - 全件を一度に進めず、最初の少量を人が確認してから次へ進む - 不明点や予定外の差分が一つでもあれば停止する 【一括作業を任せる前の作業メモ】 (ここに自分のメモを貼る)下の練習素材を入力例へ貼ってください
フォルダー、PDF、顧客、日付はすべて架空です。実際のファイル操作は行いません。
コピーする練習素材
【架空の作業】 - 目的: 顧客へ渡すPDF12件のファイル名の先頭へ「2026-08-03_」を付ける - 許可する場所: /練習用/配布PDF_作業コピー/ - 許可する操作: PDFのファイル名変更だけ - 原本: /練習用/配布PDF_原本/ に同じ12件を保管し、変更しない - 最初に試す件数: 一覧の先頭3件 - 開始前の確認: 12件すべての「変更前の名前 → 変更後の名前」を一覧で見る - 3件後の確認: ファイル数、新旧名の対応、PDFの内容が変わっていないことを確認する - 続行条件: 最初の3件を人が確認し、残り9件の続行を承認する - 戻し方: 新旧名の対応表で元の名前へ戻す。難しい場合は作業コピーを破棄し、原本から作り直す - 停止条件: 削除、上書き、許可した場所の外への変更、件数の不一致、PDF以外のファイル、同じ変更後名の衝突AIへ渡す前の安全指示書の例
開始前 □ 対象を「/練習用/配布PDF_作業コピー/」内のPDF12件の名前変更だけに限定してください。 □ 原本フォルダーを変更せず、削除・上書き・外部送信を許可しないでください。 □ 12件の「変更前の名前 → 変更後の名前」を一覧にし、人が承認するまで変更しないでください。 少量で試す □ 承認後も、先頭の3件だけを変更してください。 □ 3件後に、件数、新旧名の対応、PDFの内容が変わっていないことを確認してください。 残りを進める前 □ 最初の3件の差分を人が確認し、残り9件を続ける承認を出すまで停止してください。 終了前 □ 合計12件と新旧名の対応を確認してください。 □ 戻す場合は対応表で元の名前へ戻し、難しい場合は作業コピーを原本から作り直してください。 □ 削除・上書き・範囲外の変更、件数不一致、PDF以外、同名衝突を見つけた時点でやめてください。並びや言い回しが少し違っても大丈夫です。指示した項目がそろい、入力にない内容が増えていないかを見てください。
うまくいかない時のヒント
- 作業結果や実行提案が返った場合は、今回はAIへ渡す前の安全指示書だけを書くよう伝えてください。
- 全12件を自動で進める文がある場合は、3件後の人の承認を明記してください。
自分で1行を書き換えてください
目安 2分
入力例にある次の1行だけを、自分が確認しやすい書式へ書き換えてください。同じ架空の作業メモと一緒に、別の新しいチャットへ送ってください。
書き換える前の1行
- 各項目を、AIへ渡す前に自分で最終確認できるチェック欄つきで書く
書き換える方向の例
- - 各段階を「AIに許可すること」「人が確認すること」の2列の表にする
- - 各項目を「確認する時点|確認内容|合格条件」の3列の表にする
この1行を、ステップ1の入力例にある元の1行と置き換えてください。ここに書いた内容は、ステップ5の完了メモにも入ります。
「AIに許可すること」「人が確認すること」の表に変えた例
| 段階 | AIに許可すること | 人が確認すること | | --- | --- | --- | | 開始前 | 作業コピー内のPDF12件について、新旧名の一覧だけを作ってください | 対象、12件、新旧名、同名衝突がないことを確認してください | | 少量で試す | 承認後に先頭3件だけ名前を変えてください | 件数、新旧名の対応、PDF内容が同一か確認してください | | 残りを進める前 | 人の再承認まで停止してください | 3件の差分を確認し、残り9件の続行可否を決めてください | | 終了前 | 承認された残り9件だけ進めてください | 合計12件と新旧名の対応を確認してください | 元に戻す手段 - 対応表で元の名前へ戻してください。難しい場合は作業コピーを原本から作り直してください。 やめる条件 - 削除・上書き・範囲外の変更、件数不一致、PDF以外、同名衝突を見つけた時点でやめてください。並びや言い回しが少し違っても大丈夫です。指示した項目がそろい、入力にない内容が増えていないかを見てください。
うまくいかない時のヒント
- 変えるのは手順の書式だけです。対象、3件、二度の承認、差分、戻し方、停止条件を残してください。
- AI側と人側の欄を分け、最終判断をAIだけへ任せないでください。
先に「自分が書き換えた1行」を入力してください。
追加指示を1回送り、返答を整えてください
目安 2分
ステップ2の返答があるチャットへ、次の追加指示だけを送ってください。開始・続行・停止の合図を、実行前に使える短い文として加えてください。
追加で送る入力例
今の安全指示書の最後に、「開始の合図」「続行の合図」「停止の合図」を1文ずつ加えてください。 開始と続行は、人が確認したあとに出す合図としてください。 停止の合図では、作業を止め、変更せずに差分を報告するよう書いてください。実行前に使う三つの合図を加えた例
開始の合図 対象、新旧名の一覧、同名衝突がないことを確認したので、先頭3件だけ進めてください。 続行の合図 最初の3件の差分を確認したので、承認済みの残り9件だけ進めてください。 停止の合図 ここで作業を止め、追加の変更はせず、これまでの差分と停止理由を報告してください。並びや言い回しが少し違っても大丈夫です。指示した項目がそろい、入力にない内容が増えていないかを見てください。
うまくいかない時のヒント
- 開始や続行の合図に「すべて自動で」のような範囲を広げる文を入れないでください。
- 停止の合図では、修正まで自動で進めず、まず差分を報告させてください。
指示した項目を、架空の作業メモと照合してください
目安 3分
AIへの入力に「あとで自分が確認する」と書いても、返答そのものが正確になるわけではありません。ここで返答と架空の作業メモを自分の目で見比べてください。
入力例の「必ず入れること」と同じ照合項目
- 任せる範囲作業コピー用フォルダー内のPDF12件の名前変更だけ。原本フォルダーは変更しない
- 最初に試す単位先頭の3件だけ
- 承認のタイミング変更前に12件の新旧ファイル名一覧を確認し、最初の3件の変更後に残り9件を続けるか再承認
- 確認する差分件数が12件のままか、新旧名の対応、PDFの内容が変わっていないこと
- 元に戻す手段新旧名の対応表で戻す。難しい場合は作業コピーを破棄し、原本から作り直す
- やめる条件削除・上書き・範囲外の変更、件数不一致、PDF以外、同名衝突が見つかった時点
言い換えと推測の境目
「先頭3件」を「一覧の最初の三つ」と書くのは言い換えです。「問題がなさそうなら自動で全件」と変えると、人の再承認を省く危険な推測です。
自分で書く照合結果の例
照合結果 - 任せる範囲: 作業コピー用フォルダー内のPDF12件の名前変更だけ。原本フォルダーは変更しない / 架空の作業メモで確認 - 最初に試す単位: 先頭の3件だけ / 架空の作業メモで確認 - 承認のタイミング: 変更前に12件の新旧ファイル名一覧を確認し、最初の3件の変更後に残り9件を続けるか再承認 / 架空の作業メモで確認 - 確認する差分: 件数が12件のままか、新旧名の対応、PDFの内容が変わっていないこと / 架空の作業メモで確認 - 元に戻す手段: 新旧名の対応表で戻す。難しい場合は作業コピーを破棄し、原本から作り直す / 架空の作業メモで確認 - やめる条件: 削除・上書き・範囲外の変更、件数不一致、PDF以外、同名衝突が見つかった時点 / 架空の作業メモで確認 - 言い換えと推測: 意味を変える言い換えや、架空の作業メモにない推測はなし照合結果は、書式よりも、すべての照合項目と自分の判断が分かる形で残してください。
コピーできる自己確認メモ
□ 役に立つ: 自分の実物を思い浮かべたとき、選んだ用事で少し直せば使える下書きになっている □ 事実確認済み: 指示した項目を架空の作業メモと照らし、追加・抜け・意味の変化がない □ 貼る情報を仕分けた: 自分の実物で使う前に、「入れてよい」「入れる前に要検討」「原則として入れない」の3区分で見直し、外す情報(名前・連絡先・社外秘など)を1つ挙げられた見本と同じ書き方でなくてもかまいません。三つの判断を自分の言葉で説明できれば、次の実物でも使えます。
うまくいかない時のヒント
- 架空の作業メモと違う箇所は、まだチェックせず、ステップ3のチャットで該当する文だけ直してもらいましょう。
- 自分の実物を思い浮かべ、名前・連絡先・社外秘のうち、貼る前に外すものを一つ決めてください。
先に自己確認3点へチェックを入れてください。
テンプレを保存し、次に使う準備をしてください
目安 2分
入力例をメモアプリへ保存してください。次に同じ用事が来たら、固定部分は残し、【一括作業を任せる前の作業メモ】の下だけを自分のメモへ貼り替えて使えます。
自分の実物を貼る前に、名前・連絡先・社外秘などを外し、会社やサービスの利用ルールも確かめてください。
メモアプリへ保存する入力例(テンプレ)
次の【一括作業を任せる前の作業メモ】だけを使い、AIへ一括作業を頼む前に渡す安全指示書を作ってください。作業そのものは実行しないでください。 仕上がり: - 「開始前」「少量で試す」「残りを進める前」「終了前」の4段階に分ける - 各項目を、AIへ渡す前に自分で最終確認できるチェック欄つきで書く - AIへ許可する範囲と、人が承認するタイミングを分ける - 最後に、元に戻す手段と、すぐやめる条件を置く 必ず入れること: - 任せる範囲 - 最初に試す単位 - 承認のタイミング - 確認する差分 - 元に戻す手段 - やめる条件 守ること: - 許可されたフォルダーと名前変更以外の操作を認めない - 削除、上書き、外部送信、公開を手順に含めない - 全件を一度に進めず、最初の少量を人が確認してから次へ進む - 不明点や予定外の差分が一つでもあれば停止する 【一括作業を任せる前の作業メモ】 (ここに自分のメモを貼る)一緒に残す完了メモ
今回試した題材: 配布PDF12件の名前を変える前の手順 自分が変えた1行: (ステップ2で書いた1行をここに記入) 自分で確認したこと: 指示した項目を架空の作業メモと照らし、推測が増えていないか確かめた 次に使うとき: 【一括作業を任せる前の作業メモ】の下だけ、自分のメモへ貼り替える保存できている状態
入力例の貼り替え部分が残り、完了メモに「自分が変えた1行」が入っていれば、次回は自分のメモを用意するところから始められます。保存先やメモの並びは自由です。入力例と、自分が変えた1行を一緒に残してください。
うまくいかない時のヒント
- 進め方に迷ったときは、各ステップ末尾の完了印と、ステップ4の自己確認3点を順番に見直してください。
- メモアプリへ保存できない場合は、自分宛ての下書きや端末内の文書など、あとで編集できる場所へ残してみてください。