「GrokのAuroraで画像を作りたい」「Grok Imagineでは何ができるの?」と思って調べていませんか。
Aurora(オーロラ)は、2024年12月に発表されたGrokの画像生成モデルのコードネームです。一方、現在のGrokでは、画像を作る・直す機能がGrok Imagineとして提供されています。
さらに2026年8月にはImagine Image 2.0が発表され、画像を生成するだけでなく、部分編集・背景除去・複数の参照画像を使った編集まで進化しました。
この記事では、2026年10月10日時点の公式情報をもとに、Auroraとの違い、PC・スマホでの始め方、画像の作り方・直し方、公開する際の注意まで初心者向けに説明します。
ざっくり言うと
| 名前・機能 | 何を指す? | 今の使い方 |
|---|---|---|
| Aurora | 2024年に発表されたGrok画像生成モデルのコードネーム | 現在の画面で「Aurora」を探す必要はない |
| Grok Imagine | 画像・動画の生成や編集を扱う機能・作業画面 | grok.com/imagine やGrok公式アプリから利用する |
| Imagine Image 2.0 | 2026年8月7日に発表された画像生成・編集モデル | 対応環境ではQuality Modeとして提供 |
| Imagineの動画生成 | 静止画とは別の動画・音声付き動画の生成機能 | 動画の長さや動きを指定して使う。この記事は画像が中心 |
結論:現在画像を作るなら、古い「Aurora」のメニューを探さず、Grok Imagineを開いてください。 画面に表示される機能や使用量は、プラン・端末・提供状況によって異なる場合があります。
イメージ
1. AuroraからGrok Imagineへ、何が変わった?
Auroraは2024年12月に発表されたモデル
xAIは2024年12月9日、画像生成モデルのコードネームAuroraを公表しました。当時の発表では、写真のような画像、画像内の文字、実在する物体の細部、入力画像をもとにした編集などを特徴として紹介しています。
当時の記事や動画に「GrokのAurora」と書かれているのは、この発表時の名称によるものです。
現在のImage 2.0は「作ってから直す」機能が充実
2026年8月7日、xAIはImagine Image 2.0を発表。grok.com/imagineとiOS・Androidアプリで、Quality Modeとして一般提供すると案内しました。
従来からの画像生成に加え、特に強化されたのは次の作業です。
- 部分編集:変えたい範囲を指定して修正する
- 背景除去:被写体を切り出し、透明背景にする
- 参照画像の利用:最大5枚の入力画像を編集の参考にする
- Smart Resize:画像の比率を変更し、足りない部分を生成して補う
- テンプレート:商品画像やアイコンなど、目的別の制作から始める
つまり、「画像を1枚出す」から「画像を素材として仕上げる」へ広がったと考えると分かりやすいです。ただし、変更しないよう指定した部分まで必ず完全に固定されるわけではありません。
正確には
2. PCでGrok Imagineを開いて画像を作る手順
パソコンなら、まず公式のImagine画面を開きます。
- ブラウザで grok.com/imagine を開く
- ログインを求められたら、自分のGrokアカウントでログインする
- 画像生成の画面を選び、作りたい画像を文章で入力する
- Quality Modeなどの選択肢が表示される場合は、必要に応じて選ぶ
- 画像を生成し、気に入った案を開いて細部を確認する
- 必要なら部分編集・リサイズなどを行い、完成した画像を保存する
画面の項目名・ボタンの配置・選択できるモードは、プランやアプリの更新によって変わる場合があります。公式のImagine画面から画像作成を始めることを優先してください。
スマホでも使える?
はい。xAIのImage 2.0公式発表では、iOSとAndroidのGrok公式アプリにも提供すると案内しています。スマホではGrokアプリを開き、Imagineの画像生成メニューを探します。
Quality Modeや高度な編集が表示されないときは、アプリの更新・利用プラン・使用量を確認してください。一般提供=すべての機能を全員が無制限に無料利用できる、ではありません。
3. 最初の1枚は「6つの条件」で指示する
画像生成の指示は、難しい専門用語よりも、何を、どのような用途で作りたいかが大切です。
| 項目 | 書く内容の例 |
|---|---|
| ① 用途 | ブログのアイキャッチ、SNS投稿、プレゼン資料 |
| ② 主役 | ノートPC、コーヒーカップ、架空の人物 |
| ③ 構図 | 正面、俯瞰、人物は右寄せ |
| ④ テイスト | 写真風、イラスト、水彩、レトロポスター |
| ⑤ 背景と光 | 明るい室内、朝の自然光 |
| ⑥ サイズ・文字 | 16:9、タイトルを後で入れるので文字なし |
たとえばブログの画像なら、次の文章をそのまま試せます。
ブログのアイキャッチ画像を作ってください。
主役:木製デスクの上のノートPCと白いマグカップ
用途:初心者向けパソコン解説記事
構図:主役は右側、左側は見出しを置くための余白
テイスト:清潔感のある自然な写真風
背景:明るい室内、午前中の窓からの柔らかい光
比率:16:9
文字・ロゴ:入れない
最初は1枚作り、主役・構図・背景・文字が希望どおりかを見てから直しましょう。
4. 生成した画像は「残すもの・変えるもの」を分けて編集する
Image 2.0では、Magic Wandなどを使って修正したい場所を指定する編集が公式に紹介されています。選択範囲を絞るほど、どこを直したいのかが伝わりやすくなります。
たとえば人物の服だけ変えたい場合、こう指示します。
この画像の人物の服だけを、淡いブルーのシャツに変更してください。
人物の顔、髪型、ポーズ、背景、光の向きはできるだけ維持してください。
服以外の部分は変えないでください。
「何を変更するか」だけでなく「何を残すか」も指定するのがコツです。ただし、AI画像編集には思わぬ変化が起きる可能性があるため、結果は毎回確認します。
部分編集・背景除去・色変更の使い分け
| やりたいこと | 使う考え方 |
|---|---|
| 背景の看板だけ消す | 対象部分を指定して編集する |
| 商品の色だけ変更する | 商品部分を選び、色と変えない条件を伝える |
| 人物だけを素材として使う | 背景除去で透明背景にする |
| ポスターを縦長にする | Smart Resizeで比率を変える |
透明背景の出力や編集機能は、画面に表示される対応操作で実行します。普通の画像生成とは操作が異なる場合があります。
5. 最大5枚の参照画像を使って編集する
Image 2.0の公式発表では、1回の生成・編集に最大5枚の入力画像を使えるMulti-ref editingが紹介されています。
たとえば、複数の参考素材を組み合わせたいときは、画像ごとの役割を指定します。
参照画像1:架空のキャラクターの顔と髪型
参照画像2:衣装の色と形
参照画像3:背景となる部屋
参照画像1の人物を中心に、参照画像2の衣装を着せてください。
背景には参照画像3の部屋を使い、人物の顔と髪型はできるだけ維持してください。
参照画像を5枚まで使えることと、指定どおりに完全合成できることは別です。 人物の特徴や服の形、画像内の小さな物などは取り違える可能性があります。また、他人の写真やイラストを素材にするときは、利用許諾・肖像・著作権も確認してください。
6. Smart Resizeで縦長・横長に調整する
Smart Resizeは、画像を別の比率へ展開するときに、足りない画面の外側をAIが補う機能です。単に元画像を切り抜くだけのリサイズとは違います。
2026年8月のxAI公式発表では、1:1の正方形、9:16の縦長、16:9の横長、2:1のバナーなど、さまざまな比率の例が紹介されています。
使い方の例は、以下のとおりです。
- 1:1:SNSの正方形投稿
- 9:16:スマホ向けの縦長素材
- 16:9:ブログや動画の横長画像
- 2:1:横長バナー
ただし、外側を生成して広げた部分には、元の写真にはなかった要素が追加されることがあります。人物の手、商品ラベル、背景の建物、文字の位置は変換後にも確かめてください。
7. テンプレートから始める方法もある
「何を入力したらよいか分からない」というときは、Imagineに用意された目的別テンプレートを使う方法もあります。
xAIのImage 2.0公式発表では、たとえば次のテンプレートが紹介されています。
| テンプレート名 | 向いている制作 |
|---|---|
| Photo Edit | 写真を一部修正したい |
| Product Color Change | 商品の色違いを試したい |
| Editorial Product Poster | 商品を紹介するビジュアルを作りたい |
| Mascot Maker | マスコットの案を作りたい |
| Icon Maker | アイコンの案を作りたい |
テンプレートが見える場合は、目的に近いものを開き、画像や指示を追加して試します。テンプレートの名称や表示位置は変わることがあります。
8. 文字・商品・人物は、完成画像を必ず点検する
Image 2.0では、タイポグラフィや細かい文字の描写を強化したと公式に案内されています。ただし、読めそうな文字を常に正確に生成できるわけではありません。
特に次の点は見比べてください。
- 文字:価格、日付、会社名、URL、漢字の誤字
- 人物:指の数、顔の印象、左右の手、アクセサリー
- 商品:形状、型番、ロゴ、実物にはない装飾
- 背景:消したはずの物、勝手に増えた物
- 著作権・肖像:実在の人物や既存キャラクターに似すぎていないか
正確な商品名や料金を載せる広告なら、Grokでは人物・背景・構図を作り、確定した文字はデザインツールで追加する方法もあります。
9. 商用利用・帰属表記・ウォーターマークの注意
商用利用できる=第三者の権利まで自由、ではない
xAIのConsumer FAQsでは、Grokの出力には生成画像も含まれ、商用利用できると説明されています。
ただし、他人の写真・イラスト・ロゴ・既存キャラクターや実在人物の画像を勝手に使ってよい、という意味ではありません。利用目的に必要な権利や許諾は別途確認します。
公開時は「Created with Grok」などの表示を確認する
xAIのBrand Guidelinesでは、Grokで生成した画像や文章の公開・配布時に、帰属表記を求めています。「Created with Grok」「Written with Grok」などを、読める形で示してください。画像なら、掲載ページの説明文などで確認できる形にすることも考えられます。
ウォーターマークを消してよい?
いいえ。xAIの公式FAQではGrokの生成画像・動画にウォーターマークが付き、削除設定はないと案内しています。Acceptable Use Policyでも、ウォーターマークや来歴情報を除去・改変・回避することが禁じられています。
また、未公開の商品画像や顧客の写真などは、入力する時点で情報管理上の確認が必要です。社内規則や契約上の制限も守りましょう。
10. 利用できない・思った画像にならないとき
| 困ったこと | 最初に確認すること |
|---|---|
| Quality Modeが表示されない | grok.com/imagineを使っているか、アプリが最新か、現在のプラン・提供状況・使用量を確認 |
| 画像生成が止まる | 利用量の上限、通信状態、ブラウザ・アプリの状態を確認 |
| 画像の一部が変わってしまう | 編集範囲を狭め、残すもの・変えるものを明確にする |
| 参照画像が反映されない | 画像ごとの役割を説明し、数を減らして再試行する |
| 文字が間違う | 短い文字列にする。重要な文字は後から別ツールで載せる |
| 保存方法が見つからない | 完成画像を開き、画面の保存・共有メニューを確認する |
有料プランを使っていても、生成できる回数や高度な機能には利用枠が設定される場合があります。正確な残量やリセットのタイミングは、自分のアカウント画面を確認してください。
やってみよう
11. まずは「作る →1か所直す」まで試そう
最初の練習は、複雑な広告素材ではなく、自分用の小さな画像がおすすめです。
- Grok Imagineを開く
- このページの「ノートPCとマグカップ」の例で16:9画像を1枚作る
- 「マグカップだけ淡い青色にする」と1か所の変更を指示する
- 変えた部分と、残したかった部分を元画像と見比べる
- 気に入った案を保存する
これで、Aurora時代の画像生成から、Imagine Image 2.0の編集中心の使い方へ進化したポイントを体験できます。
よくある質問
判断クイズ
第1問
「GrokでAuroraの画像生成を使いたい」と思いました。現在の始め方として適切なのは?
- A. 昔のAuroraメニューが出るまで探し続ける
- B. 現在のGrok Imagineを開き、画像生成を始める
第2問
生成画像の背景だけ変更したいとき、まずどう頼む?
- A. 「全部作り直して」とだけ頼む
- B. 背景を変更すると指定し、人物と構図はできるだけ維持するよう伝える
第3問
Grokで作った画像を商品の広告に載せる前に確認すべきことは?
- A. 商用利用できるので、権利や文字は確認しなくてよい
- B. 権利、金額・文字、帰属表記、ウォーターマークを確認する
あわせて読みたい
- Grokで画像を生成してもらう:最初の1枚を作り、指示を工夫する実践記事
- GrokのImagine機能で動画を生成する:静止画から動画へ発展させたい人向け
- Grokの料金プラン早わかり:利用上限や有料プランを確認
締めに
まとめ
Auroraは2024年に発表された旧モデル名で、現在のGrok画像生成はGrok Imagineを使います。2026年8月に登場したImagine Image 2.0では、Quality Mode、部分編集、背景除去、複数参照画像、Smart Resizeなど、作成後に画像を仕上げる機能が強化されました。
まずは1枚作り、「残したいところ」と「変えたいところ」を分けて1か所だけ修正してみましょう。使う前にはプランによる制限を確認し、公開前には文字・人物・権利・帰属表記・ウォーターマークを点検してください。