ざっくり言うと
Grokは「〜の絵を描いて」と文章で頼むだけで、画像を作ってくれます。
きれいに出すコツは、4つを伝えることです。何を、どんな絵柄で、どんな構図で、どんな雰囲気で描いてほしいか。
SNSや仕事で使うときは、2つだけ気をつけてください。Grokの表示を消さないこと。そして、ほかの人の著作権・商標・プライバシー・肖像などの権利を侵さないことです。
イメージ
正確には
Grokとの会話で「〜の画像を作って」「〜の絵を描いて」と頼むと、Grok Imagineが画像を作ってくれます。xAIの現行の製品ページと公式ドキュメントには、テキストからの画像生成、参考画像を使った編集、追加の指示による修正が案内されています。
ただ、Grokは絵が上手でも、法律のプロではありません。「描いた絵をSNSやチラシに使っていいか」「実在の有名人を描いていいか」は、使う人が判断するルールになっています。出てきた絵をそのまま使う前に、ひと呼吸置くクセをつけましょう。
基本の流れはシンプルです。Grokの入力欄に「〜の画像を作って」と日本語で書くだけ。イメージと違う絵が来たら、「もっと明るく」「背景を青空に」と続けて頼めます。
保存や共有は、生成された画像の近くに表示されるメニューから行います(執筆時点2026年7月29日の画面)。このボタンの名前や位置は公式ドキュメントに記載がなく、更新で変わることがあります。
どのプランで、どれくらい作れるか(2026年7月29日時点)
画像と動画を作る機能は、まとめて Grok Imagine(grok.com/imagine)と呼ばれます。対応環境は、Web・iOS・Androidです。動画はテキストから、最大15秒・720pまで作れます。
画像・動画の生成は、原則として有料プランの利用枠を使う機能です。xAI公式FAQが無料で使えるものとして挙げているのは、チャットと音声です。Grok Imagineを無料で使えるかどうかは書かれていません。
無料のまま試して断られたときは、故障ではなくプランの範囲外だと考えてください。
有料プランでは、チャット・Imagine・音声などをまとめた1週間ごとの共通の枠から、使った分が引かれます。画像と動画は、1回あたりの消費が大きめです。
- SuperGrok($30/月)
個人向けの基準プラン。Grok Imagineと音声会話の利用量が増えます - SuperGrok Heavy
最上位のプラン。1週間の利用枠がさらに大きくなります。金額は、2026年8月25日時点で公式の料金ページに記載がありません。X Premium+が追加費用なしで付きます - 残量の確認
GrokのSettings→Usageで、今週の使用量とリセット日時が分かります - 枠を使い切ったら
リセットを待つ、Extra Usage Credits(Web版のみ・$5から・購入から1年で失効)を買い足す、プランを変更する、の3択です
X(旧Twitter)経由で使っている場合、Premium(980円/月)とPremium+(6,080円/月・日本のWeb価格)ではGrokの利用上限が増えます。ただし、個人のPremium+にSuperGrokは含まれません。SuperGrokが付くのは、Premium BusinessとPremium Organizationです。
料金やプランの中身は、よく改定されます。契約する前に、grok.com、xAI公式のGrokページ、xAI Docs FAQで条件を確かめてください。X経由で使っているなら、X Premiumのヘルプも見ておきましょう。ここに書いた金額は、2026年8月25日に公式ページで確認したものです。
頼み方のコツは、4つを埋めること
Grokへ渡す指示文をプロンプトと呼びます。作りたい場面を具体的に伝える例が載っているのは、xAIの現行の画像生成ドキュメントも同じです。ふんわり頼まずに次の4つを埋めるだけで、返ってくる絵が変わります。
- 被写体(なにを)
「猫」「ロゴ」「ポスター」「人」など、メインに描いてほしいもの - スタイル(どんな絵柄で)
水彩画、油絵、写真風、3Dレンダリング、アニメ調、ミニマル、フラットイラスト、ピクセルアート など - 構図(どこから / どんな配置で)
アップ、引きの絵、上から見下ろす、横顔、中央配置、左右対称 など - 雰囲気(どんなムードで)
明るい、落ち着いた、温かみのある、未来的、レトロ、子ども向け、高級感 など
なお、AIが作る画像には、指の本数がおかしい、文字が崩れている、左右が非対称といった違和感が出ることがよくあります。とくに粗が出やすいのは、ロゴや看板の文字、そして人物の手元です。そのまま使わず、自分の目で確かめてから使ってください。
商用利用とSNS投稿では、規約と権利を確かめる
ウォーターマークは消さず、クレジットは付ける
xAIの公式FAQには、生成された画像・動画にAI生成を示すGrokのウォーターマークが入り、削除する設定はないと説明されています。ウォーターマークは、画像に薄く重ねて表示される「作成元の印」です。
使ってよい範囲を定めたポリシー(Acceptable Use Policy)は、ウォーターマークなどの来歴情報を除去・改変・回避することを禁じています。来歴情報とは、どこで作られたものかを示す情報のことです。
さらにブランドの利用指針(※原文:Brand Guidelines)では、公開・配布するときに「Created with Grok」などの表記も求めています。
実在の人や著作物を描くときの線引き
「○○(有名アーティスト)の画風で」「○○(有名キャラ)っぽい」といったスタイル指定にも、相手の権利を侵害するリスクがあります。「水彩画タッチ」「フラットデザイン」「アニメ調」のように、特定の人やキャラクターを指さない一般的な言い方を選ぶと安全です。
規約の原文は、記事の最後の「参考ソース」の公式ページで読めます。
やってみよう
ステップ1:まずは短く頼んでみる
Grokの入力欄に、短めの文で書いてみます。
水彩画タッチで、窓辺で昼寝している三毛猫の絵を描いて。
返ってくる候補は、1枚のことも複数枚のこともあります。気に入るものがあれば保存、なければ次のステップへ進んでください。
ステップ2:4点セットで具体化する
ふんわりした絵になったら、被写体・スタイル・構図・雰囲気を埋めて頼み直します。
アイコン用の猫のイラストを、ミニマルなフラットデザインで、正面顔・中央配置で、ポップで明るい雰囲気にして、背景は単色で描いて。
ステップ3:修正をお願いする
「惜しい」絵が返ってきたら、同じチャットの続きで直してもらいます。
もう少し明るい色味にして。背景を淡い水色に変えて。
Grokは前のやり取りを覚えています。ゼロから書き直さなくて大丈夫です!
締めに
覚えておきたいのは、次の4つです。
- 4点セット(被写体・スタイル・構図・雰囲気)で頼む
- 出てきた絵に違和感がないか、自分の目で確かめる
- 仕事で使う前に、規約と権利を確かめる
- Grokの表示は消さない
この4つが身につけば、Grokの画像生成を安心して試せます。まずは猫の1枚から、気楽に頼んでみてください!