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Geminiのデータって誰が見てるの?(プライバシーの基本)

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ざっくり言うと

18歳以上の個人Googleアカウントでは、会話を保存する設定(Keep Activity)が最初からオンになっています。保存された会話は、サービスをよくするために、一部が人の目で確認されることがあります。

この設定はオフにできます。オフにすると、フィードバックを送らない限り、これからのチャットはモデルの学習に使われません。ただし、最大72時間の保持と、安全・セキュリティのための処理は残ります。ここには、人が確認する場合も含まれます。

会社で使うWorkspace版のルールは、これとは別です。対象の契約プランなら、入力した内容やアップロードしたファイルが、会社の許可なく外部のモデル学習に使われることはありません。人によるレビューも同じです。

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特に個人アカウントでは、マイナンバー、パスワード、他人の個人情報、社外秘の資料など、人に見られたら困るものをそのまま貼らないでください。

正確には

Geminiのデータの扱いは、個人で使うGeminiアプリと、Google Workspace(法人)で使うGeminiで大きく違います。

個人アカウントでは、何が保存されるのか

Keep Activity(会話を保存する設定)がオンのとき、Geminiとのやりとりは「Gemini Apps Activity」という保存先にたまっていきます。この保存先を「履歴」と呼びます。

保存されたものは、初期設定では18か月で自動削除されます。この期間は、3か月・36か月・自動削除しないのいずれかに変更できます。

履歴の見方と消し方は、Geminiの履歴の管理にまとめています。

保存された会話は、どこまで使われるのか

Keep Activityがオンの場合、保存された履歴はGoogleサービスの改善に使われます。ここには、生成AIモデルの学習も含まれます。

Gemini Liveの音声・動画・画面共有の録画は、録画を改善に使う設定を別にオンにしない限り、使われません。ただし、文字起こしは対象になり得ます。

保存されたチャットの一部は、品質改善のために人の目でレビューされることがあります。レビューに回った分は、アカウントとの関連を切り離したうえで最大3年間保持されます。自分で履歴を消しても、この分は削除されません。

オフにした場合の扱いは、冒頭に書いたとおりです。フィードバックを送らない限り学習には使われませんが、応答と安全のための最大72時間の保持だけは残ります。

外のサービスとつなぐ機能は、どこにデータが残るのか

Connected Apps(外部サービスとの連携)では、Googleのサービスや他社のサービス、MCPツール、Chromeで見ているページの内容などをGeminiにつなげます。MCPは、AIと外部のサービスをつなぐための共通ルールです。つないだ内容は、答えをつくる材料として使われることがあります。

Canvas(Geminiの中で文章やアプリを作る機能)で作ったものも同じです。作成者や公開リンクを知っている人が、共有されたデータを閲覧・保存・編集できる場合があります。

Gemini Sparkは、個人向けGemini Appsから使うエージェント機能です。頼んだ作業を代わりに進めてくれるしくみ(AIエージェント)と考えてください。開発者向けの仕組みは別の話です。

Sparkを使える条件は、2026年8月12日時点では次のとおりです。

  • 18歳以上の個人Googleアカウントと、Keep Activityの有効化が必要
  • Google AI ProまたはGoogle AI Ultraのサブスクリプションが必要
  • Gemini Appsの提供地域のうち、EEA(欧州経済領域)、ナイジェリア、スイス、英国では利用できない
  • Web、モバイルアプリ、Macアプリから利用できる

以前は、米国の外だとUltraが必要でした。いまはProでも対象になり、日本からも手が届きます。

Sparkが使うリモート環境も、データが残る場所のひとつです。リモートブラウザにはCookieや認証セッション情報が、リモートコンピューターにはコード・ファイル・作業データが保存される場合があります。必要な情報が、Webサイトや他社のサービスに共有される場合もあります。

このデータは、Keep Activityをオフにしても、Gemini Apps Activityを削除しても消えません。消したいときは、Spark設定から別に削除してください。

SparkのカスタムMCPは、2026年8月12日時点では、Sparkを利用できる米国の18歳以上の個人アカウント向けです。Keep Activityの有効化が必要で、対応は英語のみです。接続の操作はWeb版で行い、接続後はWeb版とモバイル版のSparkで利用できます。

つなぐ先の他社のMCPを、Googleが管理・監視・保護するわけではありません。書き込みの前に確認が表示されても、それで安全が保証されるわけではありません。

エージェント機能には、プロンプトインジェクションのリスクもあります。外部ページなどに仕込まれた指示にAIが従ってしまい、意図しない情報共有や操作、コード実行が起きる可能性があります。重要なタスクは目を離さずに見守り、人に見られたら困る作業を終えたら、リモート環境のデータを削除してください。

本人アバターを作るときに保存されるもの

本人アバターは、自分の顔と声から動画などを作れる機能です。作るときに録画した顔と声は、Googleアカウントに保存されます。この録画は、本人が許可していることの確認にも使われる場合があります。

録画と、そこから作られたデータの使い道は2つあります。対応するGoogleサービスでのコンテンツ生成と、安全・セキュリティ対策です。安全・セキュリティ対策のほうには、人によるレビューを含む場合もあります。

国や地域の法律によっては、この録画が生体情報に当たる可能性があります。録画が生成AIモデルの学習に使われるのは、不正利用や危害への対処の場合だけです。

録画は手動で削除できます。ただし、すでに作成・公開した動画やコンテンツまでは消えません。3年間いちども使われなかった録画は、自動で削除されます。

アバターは、アカウント所有者本人の顔と声で作ってください。未成年の人の録画は使わないよう、公式ヘルプが呼びかけています。録画は、Googleアカウントの「Recordings for your avatar」で管理します。

会社のWorkspaceでは、何が違うのか

Google Workspace(法人プラン)で使うGeminiには、次のルールがあります。

  • Workspaceの顧客データは、組織の許可なく、ドメイン外の生成AIモデル学習や人によるレビューには使われません
  • 対象エディションのGeminiアプリやWorkspace連携では、チャットやアップロードしたファイルが、許可なく人によるレビューに使われません
  • 組織のアクセス権限や管理者設定に沿って処理されます

ただし、「Workspaceで使えば全部安全」ではありません。会社のアカウント(@会社ドメイン)でログインし、会社が許可した範囲で使うことが前提です。同じパソコンでも、個人のGmailアカウントに切り替わっていたら、個人アプリのルールが当てはまります。今どちらで使っているかは、画面右上のプロフィール写真かイニシャルを押すと出てくるメールアドレスで見分けられます。@のあとが会社のドメインなら会社用です。

入力する前に、名前と数字を伏せておく

よくある勘違いは、「自分しか画面を見ていないから安全」と思ってしまうことです。画面の前に自分しかいなくても、打ち込んだ内容はGoogleへ送られて処理されます。見られて困るものは、最初から渡さないのが確実です

そのためのコツは、具体名をぼかして相談することです。取引先名は「A社」、担当者名は「Bさん」、金額は「約30万円」のようなざっくりした数へ置き換えてみてください。契約書や見積書を相談したいときも、全文を貼る前に、困っている箇所だけを抜き出してください。

個人名、住所、電話番号、口座番号のような情報も、相談に必要でなければ削ってください。渡す前のこのひと手間があると、あとから削除設定だけに頼るより安心して使えます。

条件が変わることも、頭に入れておく

保持期間も、設定項目の名前も、プランの仕様も、更新で変わることがあります。特にGemini Live、Connected Apps、MCP、Canvas、Chrome連携のように、Geminiの外の情報を扱う機能は要注意です。使う前に、公式のGemini Apps Privacy Hubで対象データを確認してください。記事の最後の「参考ソース」の公式ページからたどれます。

やってみよう

個人アカウントで始める3つ

設定はまず一度確認すれば十分です。ただ、表示や条件は変わることがあるので、気になったときにもう一度開いてみてください。

会社の業務でAIを使う場合は、まず会社のIT部門やルールを確認してください。Workspaceの契約があるかどうか、どのツールが使えるかは会社ごとに違います。「便利そうだから個人で勝手に使う」は、思わぬトラブルの元になりがちです

よくある質問

Q. 個人アカウントのGeminiでは、何が保存されますか?
A. 会話を保存するKeep Activityがオンのあいだは、チャットの内容、アップロードしたファイルや画像、Gemini Liveの音声や画面共有、送ったフィードバック、製品の使用状況や位置情報などが保存されます。
Q. 会社のWorkspaceアカウントだと、扱いは変わりますか?
A. 変わります。Workspaceに入れたデータは、組織の許可なくドメイン外の生成AIモデルの学習や人によるレビューに使われません。実際の扱いは、契約エディションと管理者の設定で決まります。
Q. Geminiに入力しないほうがよい情報は何ですか?
A. マイナンバー・パスポート番号・運転免許証番号、パスワードやクレジットカード番号、他人の個人情報、社外秘の契約書や未公開の財務情報、取引先から受け取った機密資料です。
Q. Geminiの会話が、人に見られることはありますか?
A. あります。個人アカウントでは、保存したチャットの一部が品質改善のために人の目で確認されることがあります。確認された分は、あとから履歴を消しても一定期間残ります。

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参考ソース

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