ClaudeのComputer Use(画面操作)って何?
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ざっくり言うと
Computer Useは、Claudeが画面を見ながらカーソルを動かし、クリックや文字入力をしてくれる機能です。
2026年7月29日時点では、使い道の違う2つの入り口があります。ひとつは、Claude Desktopのアプリから使うCowork版(Research Preview、Pro / Max)です。もうひとつは、開発者が自分のアプリへ組み込むAPI版(Public Beta)です。
どちらも画面を本当に操作します。見られて困る情報や、あとから取り消せない処理には使わないでください。人が横で見ている状態で動かすのが前提の機能です。
イメージ
正確には
Computer Useが発表されたのは2024年10月です。Claude 3.5 Sonnetの新版と同時に、AnthropicがAPI向けのpublic beta(公開ベータ)として公開しました。その後、Claude DesktopのCowork / Claude Codeでも使えるようになりました。こちらは個人向けのPro / Maxが対象で、research previewという扱いです。
Anthropicはこのとき、Claude 3.5 Sonnetをこう紹介しました。「public betaでcomputer useを提供する初のフロンティアAIモデル」です。開発者はClaudeに、画面を見る・カーソルを動かす・ボタンを押す・文字を打つという、人と同じやり方の操作を指示できます。
同じ発表のなかで「まだ実験的で、ときに扱いにくく、エラーも起きやすい」とも明記されました。完成品ではなく、意見を集めながら磨いていく段階。Anthropic自身がそう言っている機能です。
Cowork版:Claude Desktopから使う
2026年7月29日時点の条件は次のとおりです。
- 対応プランはPro($20/月)とMax($100・$200/月)のみ。Team / Enterpriseは対象外
- 対応OSはmacOSとWindowsで、Claude Desktopアプリから使う
- アプリのSettings > General > Computer useをオンにして、CoworkかClaude Codeのセッションから使う
- アプリごとにアクセス許可を求められる
- パソコンを起動し、スリープさせず、Claude Desktopを開いたままにしておく
- Claudeは「コネクタで済むか →Chromeブラウザの操作で済むか → 画面を直接操作するか」の順に手段を選ぶ
- 投資・暗号資産アプリは既定でブロックされる
詳しい手順はCowork版の公式ヘルプにまとまっています。
WebやスマホからCoworkのセッションを確認できる場合もあります。それでも、手元の画面やアプリを操作するには、そのパソコンでClaude Desktopが動いている必要があります。
API版:開発者が自分のアプリへ組み込む
こちらはPublic Betaで、Anthropic APIなどから使います。動かすには、開発者が次のものを用意します。
- 画面の環境と、スクリーンショットを取るしくみ
- マウスとキーボードの操作
- エージェントループ(操作と確認をくり返させるしくみ)
専用のbetaヘッダー(例:computer-use-2025-11-24)と対応モデルは、実装のときに公式ドキュメントで確かめてください。
Claudeが画面でできること
公式のAPIドキュメントによると、動きはこうです。Claudeが画面のスクリーンショットを撮り、その画像を見ながら、マウスやキーボードの操作を返します。代表的な操作には、次のようなものがあります。
- screenshot
今の画面を撮って見る - マウス操作
クリック / ダブルクリック / triple_click / ドラッグ / スクロール / left_mouse_down・left_mouse_upなど - キーボード操作
文字入力 / hold_key(キーを押しっぱなしにする) - wait
一定時間待つ
対応モデルや、画面の一部を拡大するzoomのような拡張アクションは、betaヘッダーとセットで更新されます。実装するときは公式のAPIドキュメントを開いて、その時点の対応モデルとbetaヘッダーを合わせてください。
早くから試している企業
早期パートナーとして、Asana、Canva、Cognition、DoorDash、Replit、The Browser Companyの名前が出ています。Anthropicの公式ニュースに載っている顔ぶれです。いずれも、数十、ときに数百もの手順が必要な作業をClaudeに任せる試みです。ここからも、大規模な自動化を狙う開発企業向けの機能だと分かります。
やってみよう
自分が対象かを確かめてから試す
注意点
仕様はこれからも動きます
この機能は、Cowork版がResearch Preview、API版がPublic Betaという段階にあります。これから、こんな変化が起こります。
- 対応モデルが入れ替わる(現に複数バージョンのbetaヘッダーが並んで動いています)
- 使えるアクションが増える(zoomのような拡張アクションは後から加わりました)
- APIの課金体系やレート制限も変わりうる
ここに書いた内容は2026年7月29日時点の公式情報です。Cowork版の条件はCowork版の公式ヘルプ、API版の対応モデル・betaヘッダー・従量料金は公式のAPIドキュメントが正本です。
「面白そう」だけで本番の仕事に投入しない
公式がResearch Preview / Public Betaと位置づけ、誤動作の可能性も案内している機能です。社内の本番業務、お客さまへの納品物、お金や個人情報が動く処理には、見ていない状態で使わないでください。試すなら「やり直しがきく」「読み取り中心でデータを壊さない」の両方を満たす場面に限りましょう。
締めに
Computer Useは、Claudeを「話す相談相手」から「実際にパソコンを操作してくれる相手」へ変える機能です。2026年7月29日時点では、一般の利用者もPro / MaxのClaude DesktopからCowork版を試せます。一方、API版は引き続き開発者向けです。
- Cowork版
Pro / MaxのプランとmacOS / Windowsのパソコンが条件。アプリのSettings > General > Computer useをオンにして、Research Previewとして試せる - API版
開発者が環境とエージェントループを実装するPublic Beta。コードを書く人向けの入り口 - どちらにも、誤操作・画面に映る情報・プロンプトインジェクションのリスクがある
- アクセスできる範囲を小さくし、やり直せる作業から始め、人が見ている状態で使う
ここに書いたプラン・対応OS・設定場所は2026年7月29日時点のものです。この分野は動きが速いので、実際に使う前にCowork版の公式ヘルプと公式のAPIドキュメントで、そのときの条件も見ておくと安心です。
よくある質問
- Q. ClaudeのComputer Useは、どのプランで使えますか?
- A. 画面を直接操作するCowork版は、Pro・Maxのプランが対象です。Team・Enterpriseは対象外で、macOSかWindowsのパソコンにClaude Desktopアプリを入れておく必要があります。
- Q. Computer Useは、どこからオンにしますか?
- A. Claude DesktopのSettings > General > Computer useをオンにして、CoworkかClaude Codeのセッションから使います。使うあいだはパソコンをスリープさせず、アプリを開いたままにします。
- Q. ClaudeのComputer Useを使わないほうがいい作業はありますか?
- A. 銀行・医療・行政・契約書・他人の個人情報を扱うアプリでは試さないでください。あとから取り消せない処理や本番の仕事も避け、やり直しがきく小さな作業から始めます。
- Q. ClaudeのComputer Useは、動かしっぱなしにして席を外しても大丈夫ですか?
- A. 人が見ている状態で動かすことが前提の機能です。Webページに仕込まれた悪意ある指示にだまされることがあり、実際に画面を操作するぶん、チャットの誤回答より影響が大きくなります。
公開: 更新: ✓ 公式情報と照合:
参考ソース
- Anthropic - Introducing computer use, a new Claude 3.5 Sonnet, and Claude 3.5 Haiku(公式情報)
- Claude API Docs - Computer use tool(公式情報)
- Claude Help Center - Let Claude use your computer in Cowork(公式情報)
- Claude Help Center - Use Claude Cowork safely(公式情報)
- Anthropic - Mitigating the risk of prompt injections in browser use(公式情報)
- Anthropic公式 - Download Claude(公式情報)
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