ざっくり言うと

ChatGPTへ渡したPDFやExcelが見つからない。「前のチャットに添付したはずなのに」と迷ったら、まずLibraryを開いてみてください。アップロードしたファイルを探し、もう一度使える場所です。

チャットと、Libraryに保存されたファイルは別に管理されます。チャットを削除してもファイルが残ることがあるので、会話の一覧だけで判断しないようにしましょう。

状況まず確認する場所
前のチャットで使ったファイルが見つからないLibrary
チャット自体が見つからない検索・アーカイブ・ログイン中のアカウント
一時チャットでアップロードしたLibraryへ保存されている前提にせず、手元の原本を確認
Projectへ追加したファイルが見つからない元のProjectの資料一覧
新しいチャットでも同じファイルを使いたい添付メニューの「Add from library」
アップロード時にエラーになるファイルの大きさ・回数・保存容量の上限

イメージ

正確には

まずLibraryでファイルを探す

2026年10月2日に確認したOpenAIのLibrary公式ヘルプでは、LibraryはWeb版で案内されています。通常のチャットへアップロードした文書や表計算ファイルなどを保存し、後で再利用できる機能です。利用できる範囲や画面は、使う時点の公式案内も確かめてください。

Web版の左サイドバーからLibraryを開き、ファイル名で検索してみましょう。種類を絞る項目があれば、PDFやスプレッドシートなどを選んで探せます。

新しいチャットで使うときは、入力欄の添付メニューを開いてください。「Add from library」(Libraryから追加)を選び、使いたいファイルを追加する手順です。

ただし、ファイルを追加するだけで前の会話の指示や途中経過まで伝わるとは限りません。「売上を月別に集計してほしい」など、今回の目的も添えましょう。

チャットの削除と、ファイルの削除は別

通常のチャットは、自分で削除するまで残るのが基本です。アーカイブは一覧から隠す操作なので、削除には当たりません。組織のワークスペースでは、管理者が決めた保持期間も関わります。

チャットを削除すると、画面からすぐ見えなくなり、元には戻せません。OpenAIのシステムからは原則30日以内の完全削除が予定されますが、法律や安全上の理由などで例外があります。

このとき、Libraryに保存されたファイルは別に残ります。「チャットは消したけれど、添付したPDFをもう一度使いたい」というときも、Libraryを確認してください。

保持と削除の説明は、2026年10月2日に公式の保持ルールで確認しました。削除する前に、最新の案内も確認しましょう。

Libraryから削除したファイルは?

Library側で削除したファイルも、メインの一覧からはすぐ見えなくなります。「Recently deleted」(最近削除した項目)がある環境なら、完全削除される前に復元できる場合があります。

システムからの完全削除は原則30日以内ですが、法律や安全上の理由などによる例外もあります。これはLibraryの公式ヘルプの案内です。チャットの削除と、ファイルの削除・復元を混同しないようにしてください。

注意点

一時チャットとProjectは、元の場所を確認する

Temporary Chat(一時チャット)へアップロードしたファイルは、一時チャットのままではLibraryへ保存されません。会話も、保存しない限り通常の履歴には出ないため、後日そのまま探せるとは考えないでください。

現行の一時チャットの公式ヘルプでは、会話を通常の履歴へ保存できると案内されています。その際、対象の添付ファイルもLibraryへ保存される場合があります。ただし、提供状況や保存容量によるので、必要な資料は手元にも残しておきましょう。

一時チャットのコピーは、安全上の目的で最長30日保持される場合があります。履歴に見えないことと、すぐにシステムから消えることは別です。

Project(関連する会話や資料をまとめる場所)で使ったファイルなら、元のProjectも開いてみてください。追加した資料は、Project内の資料一覧から確認できます。Projectの公式ヘルプでは、プレビュー・ダウンロード・削除もここから行うと案内されています。

Projectのファイルは、ファイルかProjectを削除するまで保持されるのが基本です。組織の保持ポリシーで削除される場合もあるため、仕事用の資料は管理者の案内も確認しましょう。

「消えた」と思ったときの確認手順

いきなり削除や上げ直しをする前に、次の順で探してみてください。

順番確認すること
1Libraryを開き、ファイル名や種類で探す
2サイドバーの検索で、会話の言葉・Project名・ファイル名を探す
3設定の「Data controls」(データコントロール)で、アーカイブ済みチャットを確認する
4個人用・仕事用のアカウントやワークスペースを取り違えていないか確認する
5一時チャットだったか、Projectへ追加した資料だったかを確認する
6表示や検索の問題が疑われる場合は、OpenAI Statusで障害を確認する

古いチャットがサイドバーから見えなくても、削除されたとは限りません。アーカイブ済みチャットも検索の対象です。見つからなければ検索語や絞り込みを変え、Libraryも直接開いてください。

この手順は検索の公式ヘルプを基にしています。検索に出ないだけで、完全に削除されたと判断しないことが大切です。障害情報はOpenAI Statusから確認できます。

アップロードできていない場合は、上限を確認する

ファイルを選んだ直後にエラーが出たなら、保存される前にアップロードが失敗しているかもしれません。2026年10月2日に確認したFile Uploads FAQでは、次の上限が案内されています。

種類上限・目安
1ファイル全体最大512MB
テキスト・文書1ファイル最大200万トークン(文章の量を数える単位)
CSV・スプレッドシート約50MB(1行の大きさなどによって変わる)
画像1枚20MB
アップロード回数最大3時間に80ファイル。Freeは1日3ファイル

回数の上限は混雑時に下がることがあり、失敗したアップロードも回数に数えられる場合があります。使う前に、上の公式FAQで最新条件を確認してください。

「upload limit reached」(アップロード上限に達しました)と出たら、次を確認しましょう。

  • 正しいアカウント・プランでログインしているか
  • 最近のアップロードや失敗した試行が多くなかったか
  • 設定の「Storage」(ストレージ)でLibraryの保存容量を確認できるか
  • OpenAI Statusに障害の案内がないか

Libraryの保存容量と、一定時間にアップロードできる回数は別の上限です。回数の残りは画面で確認できないと公式FAQにあるため、Storageの空きだけでは判断できません。

大切なファイルをなくさない3つの習慣

原本は自分の管理場所に残す

ChatGPTへはコピーを渡すつもりで、元ファイルをPCやクラウドにも残してください。ChatGPTで見つからなくなったときも、原本があれば作業をやり直せます。

後で使う資料はLibraryでも確認する

繰り返し使うPDFや表計算ファイルは、アップロード後にLibraryで見つかるか確かめておきましょう。必要な分析結果や要約も、自分で管理する文書へ保存しておくと安心です。

機密情報は、渡す前に確認する

「後で消せるから大丈夫」と考えて、顧客名簿や未公開の契約書をそのまま渡さないでください。社内ルールを確認し、使う必要がある場合も個人情報などを伏せましょう。

安全に使う準備は、ChatGPTで情報漏えいを防ぐ注意点を参考にしてください。PDFを添付した後の使い方は、PDFを読ませて要約する方法で紹介しています。

判断クイズ

第1問

昨日使ったPDFが、サイドバーのチャット一覧から見つかりません。まず何をしますか?

A. 完全に削除されたと考える。
B. Libraryと検索を確認する。

第2問

一時チャットで資料を使い、明日も利用する予定です。どちらの考え方がよいでしょう?

A. Libraryへ必ず残るので、何もしなくてよい。
B. 手元にも原本を残し、保存されたかを確認する。

第3問

前のチャットで使ったExcelを、新しいチャットでも分析したいときは?

A. 前のチャットからしか使えない。
B. Libraryに保存されていれば、新しいチャットへ追加する。

締めに

ファイルが見つからないときは、Library、検索、元のProjectの順で保存場所を確かめてください。削除とアーカイブ、一時チャットと通常のチャットを分けて考えると、探す場所が見えてきます。大切な資料の原本は、自分で管理できる場所にも残しましょう。

やってみよう