本文へスキップ

ChatGPTのデータ分析(Code Interpreter)

この記事は9で読めます

ざっくり言うと

Advanced Data Analysis(旧Code Interpreter)は、ChatGPTにデータ分析をまかせられる機能です。Pythonというプログラミング言語のコードを裏で書いて実行し、集計・グラフ作成・統計処理までやってくれます。

こちらはコードを書きません。「このCSVを月別に集計してグラフにして」と、日本語で頼むだけです。計算が得意な担当者がChatGPTの中にいて、頼んだ仕事をその場で片づけてくれる。そんなイメージで大丈夫です。

イメージ

正確には

OpenAIの公式ヘルプによると、ファイルをアップロードすると、この分析機能は自動で立ち上がります。そのうえで、裏側でPythonのコードが書かれて実行されます。

もともとはCode Interpreterという名前で公開され、そのあとAdvanced Data Analysisに改名されました。今でも画面や会話の中で両方の呼び名を見かけますが、指しているものは同じ機能です。

頼めること

公式ヘルプ「Data analysis with ChatGPT」では、アップロードしたデータに対して次のことができると案内されています。

  • 中身の確認(列名・行数・データ型・欠損のチェック)
  • 集計と要約(月別・カテゴリ別・顧客別など、観点は自由に指定できます)
  • 集計表とグラフの作成
  • コードを使った分析と、その結果の見直し

ChatGPTが裏できちんと計算するぶん、行数が多いデータでも集計の取り違えが起きにくくなります

使ったコードは、自分の目で見られます

会話の中に「分析を表示」「コードを表示」といったボタンや、コードそのものが出てくることがあります。どんなコードでデータを処理したのかが、見えるようになっているのです。公式ヘルプも、生成されたコード・出力・前提を確認したうえで結果を信頼するよう勧めています。

コードが読めなくても大丈夫です!「今どんな手順で計算したの?」「どの列を集計したの?」と会話で聞き返せば、日本語で説明し直してくれます。

計算する場所は、インターネットにつながっていません

公式ヘルプによると、データ分析で使うPythonの実行環境からは、外部へのWebリクエストやAPI呼び出しができません。

Python実行環境から外部サイトへ直接データを送ることはできません。ただし、アップロードしたファイルはOpenAIのサービス上で処理されます。機密情報を入れてよいという保証ではないため、顧客情報や社外秘は伏せてから使ってください。

開発者向けの資料では、今もCode Interpreter

OpenAIの開発者向けプラットフォーム(API)の資料では、今もCode Interpreterという名前で説明されています。サンドボックスの中でコードを書いて実行するツール、という位置づけです。

  • ChatGPTの画面
    基本的にAdvanced Data Analysis(古い文章ではCode Interpreterのままのことも)
  • API・開発者向けの資料
    Code Interpreter

呼び名が2つあるだけで、中身は「サンドボックスでPythonを動かしてデータを分析するツール」で同じです。ここだけ押さえておけば混乱しません。

ファイルの上限と対応形式

注意点

上限や対応形式は改定されます

上に挙げた数字は、2026年7月29日時点の公式値です。容量も回数も対応形式も、あとから条件が変わることがあります。大きなファイルを扱う前に、OpenAI公式ヘルプ「File Uploads FAQ」「Data analysis with ChatGPT」 で最新の条件を確かめてください。

やってみよう

売上を月別と商品別で見る

添付したCSVは、私の事業の売上明細です。
1. 月別×商品カテゴリ別の集計表を作ってください
2. 月別売上の推移を折れ線グラフにしてください
3. 売上トップ5の商品を棒グラフで出してください
4. 気になる傾向(伸びている月・落ちている月)があればコメントしてください

集計とグラフと所感を、ひとまとめで頼むのがコツです。ふだんのExcel作業を、1回の指示でまとめて進められます。

顧客アンケートの傾向を調べる

添付したのは顧客アンケートのCSV(年代・性別・満足度・自由記述)です。
1. 年代別の満足度を集計して、棒グラフにしてください
2. 満足度が低かった人の自由記述だけを抜き出して、共通する不満を3つに分類してください
3. 改善の優先度が高そうな項目を、件数+影響度の観点でランキングしてください

数値の集計と、文章の分類。この2つを同じ会話でまとめて頼めるのが、この機能の強みです。

経費のグラフと、極端な月の洗い出し

添付したのは経費の入力シートです。
1. 月別の合計を表にして、折れ線グラフにしてください
2. 3か月移動平均を同じグラフに重ねてください
3. 平均から大きく外れている月(極端に多い・少ない月)を指摘してください
4. それぞれ何が原因か推測できそうな列(例:勘定科目)があれば、内訳もコメント

3か月移動平均のような、少し統計寄りの処理も日本語で頼めます。計算はPythonがやってくれます。

答えがいまひとつのときの、聞き直し方

データ分析は、1回で終わらないのがふつうです。会話で詰めていきましょう。

  • 「今の集計の手順を、ステップごとに説明して」(検算に使えます)
  • 「グラフの軸ラベルを日本語に直して」
  • 「外れ値・欠損があるかチェックして、見つかったら表にして」
  • 「この分析を、Excelで再現する手順も教えて」(自分で計算し直したいとき)
  • 「結果のCSVをダウンロードできる形で出して」

最後の頼み方は特に便利で、整形済みのファイルを作ってくれることがあります。

締めに

Advanced Data Analysisは、ChatGPTを「文章を返す道具」から「計算して、表とグラフまで作る道具」に変えてくれます。売上の月別集計、顧客アンケートの分析、経費の極端な月さがし。このあたりが出番です。

まずは、自分で作ったダミーCSVやWebから落とせる公開データなど、大事な情報を含まないファイルで慣れてください。慣れてきたら、名前や金額を伏せた実データへ広げましょう。この順で進めるのがいちばん安全で、結局は近道です。

よくある質問

Q. ChatGPTのデータ分析機能は、どんな作業に向いていますか?
A. 売上の月別集計、顧客アンケートの傾向調べ、経費の推移グラフなどです。集計表とグラフと所感を、日本語の指示ひとつでまとめて頼めます。
Q. ChatGPTでデータ分析を使うには、何か設定が要りますか?
A. 特別な設定はいりません。入力欄の添付ボタンからExcelやCSVをアップロードすると自動で立ち上がります。コードは書かず、集計の観点を日本語で伝えるだけです。
Q. ChatGPTのCode InterpreterとAdvanced Data Analysisは何が違いますか?
A. 呼び名が違うだけで、同じ機能です。ChatGPTの画面ではAdvanced Data Analysis、開発者向けの資料ではCode Interpreterと呼ばれています。
Q. データ分析で出た集計結果は、そのまま使っていいですか?
A. 検算してから使ってください。列名や単位、期間の条件を取り違えることがあります。総合計が元データと合うか見るだけでも、致命的な間違いは防げます。

公開: 更新: ✓ 公式情報と照合:

参考ソース

この教科書は無料で全文公開しています。仕事で使えるところまで進みたい方は、実習と資料がそろった生徒プランをどうぞ。

生徒プランを見る(14日間無料)

あわせて読みたい