ChatGPTにテンプレ文を覚えさせて使い回す
メールの挨拶文・顧客対応の決まり文句・自己紹介など、毎回使い回す定型文をChatGPTに覚えさせる方法を、短期(同じチャット内)・中期(カスタム指示)・長期(メモリ機能)の3レベルで初心者向けに整理します。
ざっくり言うと
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正確には
ChatGPTには、こちらが渡した情報を「覚えさせる」ための仕組みが3レベルあります。OpenAI公式ヘルプの「Custom Instructions for ChatGPT」「What is Memory?」「Is memory different from Custom Instructions?」に、それぞれの違いと使い分けが整理されています。
やってみよう
レベル1: 同じチャット内でテンプレを使う(全プラン共通・一番手軽)
新しいチャットを開いて、最初のメッセージでテンプレと使い方をセットで渡すだけです。
これから、お客様への返信メールを何通か作ってもらいます。全ての返信で次のテンプレを使ってください。
- 冒頭: いつもお世話になっております。○○商店のタナカです。
- 本文: (案件ごとに変わる部分)
- 締め: 何かご不明点がございましたら、いつでもご連絡ください。何卒よろしくお願いいたします。
最初の案件はこれです: 「先方から見積書の納期短縮について相談があった。短縮可能と返信したい」
これで以降、同じチャット内では毎回テンプレ通りの構造で返してくれます。チャットを閉じるとリセットされるので、「今日この案件のため」の使い方に向いています。
レベル2: カスタム指示に登録する(中期・全プラン対応)
毎日のメール返信や顧客対応のように継続的に使うテンプレは、設定の Custom Instructions に入れておくと、新しいチャットを開くたびに自動で適用されます。
入力欄には1500文字までの上限があるので、欲張らず「これだけは毎回守ってほしい」ことに絞るのがコツです。
レベル3: メモリ機能に覚えてもらう(長期・対応プラン限定)
会話の中で「○○を押さえておきましょう」と頼むと、ChatGPT が Saved memories として保存します。
私の肩書きは「○○商店 代表」です。今後の自己紹介メールではこの肩書きで書いてください。押さえておきましょう。
これ以降は新しいチャットでも、自己紹介系の依頼で自動的にこの肩書きを使ってくれます。覚えた内容は設定画面の Memory 一覧で確認・編集・削除が可能(OpenAI公式ヘルプ「What is Memory?」より)。間違って覚えられたら、その場で削除できるので安心です。
読者向けの実用テンプレ4つ
パターン1: メール挨拶テンプレ(レベル2向け・カスタム指示に登録)
メールの返信を頼まれたら、必ず以下の構造で書いてください。
- 件名: (内容に応じて簡潔に)
- 冒頭: いつもお世話になっております。○○商店のタナカです。
- 本文: (依頼内容)
- 締め: ご不明点がございましたら、いつでもご連絡ください。何卒よろしくお願いいたします。
パターン2: クレーム一次受けテンプレ(レベル1向け・案件ごとのチャットで使用)
今日はクレームのお詫びメールを何通か作ります。全ての返信で次の3要素を必ず入れてください。
- 冒頭でお詫び(ご不便をおかけし誠に申し訳ございません)
- 状況の確認(原因が分かっている場合は事実だけ・分からない場合は確認に時間をいただく旨)
- 次のアクション(担当者からいつまでに連絡する、など期日付き)
パターン3: 名刺交換のお礼テンプレ(レベル2向け)
名刺交換のお礼メールを頼まれたら、自己紹介の3行を必ず入れてください。
- 1行目: 会社名・氏名・役職
- 2行目: 事業内容を1文で
- 3行目: 当日のお礼+今後のご縁を期待する一文
パターン4: 見積依頼への返信(レベル1向け・案件チャットの最初に投入)
これから見積依頼に対する返信メールを何通か書きます。全ての返信で次の4項目を必ず確認質問してください。
- 納期(いつまでに必要か)
- 数量(初回 / 月間目安)
- 予算感(目安レンジで大丈夫)
- ご決裁の時期(意思決定者と判断時期)
注意点(ここを外すとトラブルになりやすいです)
締めに
テンプレ運用は、ChatGPTを「毎回ゼロから説明する相手」から「自分の仕事の文体を知っている相手」に育てる作業です。最初から完璧なテンプレを作ろうとせず、
- まず 同じチャット内 で短期テンプレを試して効果を確かめる
- 何度も使うテンプレは カスタム指示 に昇格させる
- 自分自身の固定情報(肩書き・口癖)は メモリ機能 に任せる
——という3段階で育てていくのが現実的です。テンプレは資産——一度作っておけば、メール返信・クレーム対応・名刺交換・見積依頼への返信が、毎回ほぼ同じ品質で量産できるようになります。
参考ソース
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