「答えが長すぎる」「内容はいいけれど、取引先へ送るには言葉がくだけすぎている」。ChatGPTから思いどおりの文章が出なくても、最初から質問し直す必要はありません。

同じチャットで「この回答を3行で」「内容は変えず、もう少し丁寧に」と追加で頼めます。 直したい場所、仕上がりの長さ・口調、残すべき情報を伝えるのがコツです。

この記事では、そのまま使える指示文と、元の意味を崩さず修正する方法を紹介します。

ざっくり言うと

こんなときそのまま送れる一文
答えが長い「今の回答を3行にまとめてください」
要点だけ知りたい「結論を先に、理由は3つに絞ってください」
文章が硬すぎる「意味を変えず、少しやわらかい敬語にしてください」
取引先へ送りたい「取引先へのメールとして、失礼のない自然な敬語にしてください」
一部だけ変えたい「2段落目だけ短くして、ほかは変更しないでください」
大事な情報を落としたくない「金額・期限・条件・注意事項は省かず、短くしてください」

「どこを」「どう直すか」「何を残すか」が分かれば、短い指示でも伝わりやすくなります。

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1. 同じチャットで、回答の続きを頼めばよい

ChatGPTの回答が希望どおりでないときは、通常、そのまま入力欄に修正のお願いを書けば大丈夫です。

たとえば、ある制度について長い説明が返ってきたら、続けてこう頼めます。

今の回答を、初心者向けに3行でまとめてください。
重要な注意点は残してください。

新しいチャットを作り直したり、前の回答を全文コピーして貼り直したりする必要はありません。ChatGPTは、同じ会話の流れを踏まえて回答を作り直せます。

ただし、会話が非常に長い場合や、何度も別の文章を作っている場合は、どの文章を直すかも指定しましょう。「直前の回答」「さっきのメール案」などで対象を明確にできます。

正確には

2. 短くしたいときは、文字数より先に「何を知りたいか」を決める

「短くして」だけでも頼めますが、目的に合わせて長さの目安や形式を伝えると結果を確認しやすくなります。

目的お願いの例
手早く概要を知る「結論を1文、理由を3点にまとめて」
スマホで読みやすくする「1段落を2〜3文以内にして」
SNSの投稿文を作る「120文字以内で、1つの文章にして」
選択肢を見比べる「メリットと注意点を各3つの箇条書きにして」
短くしたあとで詳細も読みたい「最初に3行で要約し、その下に詳しく説明して」

「3行」「120文字以内」は目安を伝える指示です。ChatGPTが必ず文字数・行数を正確に数えて守るとは限りません。投稿欄や申込フォームなど厳密な上限がある場合は、最後に自分でも数えましょう。

短くしても残したい情報があるとき

たとえば、料金案内を短くしたい場合は次のように指定します。

この料金案内を半分くらいの長さにしてください。
料金、対象サービス、追加費用が発生する条件は必ず残してください。

文章を短くすると、例外や条件が抜けることがあります。契約・金額・日時・安全に関わる情報は、短くしたあとに原文と照合してください。

3. 「もっと丁寧に」は、誰に送るかまで伝える

同じ「丁寧」でも、取引先へのメール、社内チャット、友人への連絡では適切な言い方が違います。

たとえば、元の文章が次のようなものだとします。

資料見ました。直してほしいところがあるので確認してください。

取引先へ送るなら、こう頼めます。

この文章を取引先へのメール向けに直してください。
丁寧で自然な敬語にし、かしこまりすぎないようにしてください。
伝えたい内容は変えないでください。

修正例:

資料を確認いたしました。いくつか修正をお願いしたい箇所がございますので、ご確認いただけますでしょうか。

これはあくまで架空の例文です。「取引先へ」「自然な敬語で」と相手と口調を指定することで、ただ「丁寧に」だけと言うより仕上がりの方向を伝えやすくなります。

逆に社内チャットであれば、「敬語は保ちつつ、短く親しみやすく」と指定するほうが合うかもしれません。

4. 全部を書き直さず、1か所だけ変える

ほぼ完成している文章なら、変更する範囲を絞るのが有効です。

全体の構成と結論はこのままにしてください。
2段落目だけ、専門用語を減らして短くしてください。

表であれば「表の3行目だけ変更」「見出しはそのまま」、メールなら「冒頭のあいさつだけ丁寧に」など、場所を指定します。

ChatGPTで文書の下書きがライティングブロックとして表示されている場合は、対応する画面でテキストを選択し、その部分の修正を頼めることもあります。ただし、使える編集操作はデバイス・プラン・ワークスペース設定によって異なります。

重要な点は、修正を頼んだ場所のほかまで変わっていないか確認すること。 「ほかは変更しないで」と指定しても、完全に同一になることは保証されません。

5. 文章の「長さ」と「口調」は別々に指定できる

文章の印象を調整する項目を分けて考えると、指示がしやすくなります。

調整するもの例
長さ3行、200文字以内、要点5つ
口調やわらかい、丁寧、親しみやすい、事務的
読む相手中学生、初めてのお客様、社内担当者、取引先
形式メール、箇条書き、表、説明文
変えない内容数値、日付、条件、固有名詞、結論

これらを1回の依頼で組み合わせてもかまいません。

次の文章を、新規のお客様への案内メールにしてください。
・長さ:200文字程度
・口調:丁寧で親しみやすい
・残す情報:日時、料金、申込先
・避けること:難しい専門用語、過剰な敬語

たとえば専門用語を減らすときに元の意味が変わってしまう場合があります。正確性が大切な文章では「読みやすさ」より「内容が一致しているか」を優先しましょう。

6. うまく直らないときは、違った点を1つ伝える

「もう一度」とだけ送るより、何が違ったかを説明すると調整しやすくなります。OpenAIの公式プロンプトガイドも、回答を見て追加の指示を出す反復的な改善を案内しています。

修正前のお願い伝わりやすいお願い
「なんか違う」「内容は合っていますが、言い方が硬いので自然な敬語にしてください」
「もっと短く」「最初の2段落だけを150文字以内にしてください」
「もっと分かりやすく」「AIを初めて使う人向けに、専門用語を言い換えてください」
「もっと良くして」「結論を冒頭に置き、重複する説明を削ってください」

一度に大きく変えようとして意図とずれたら、まず「内容は合っている」「言い方だけ直したい」など、残すものと直すものを分けると進めやすくなります。

7. 毎回「短く・丁寧に」と頼むならPersonalizationも使う

同じお願いを繰り返す場合は、ChatGPTのパーソナライズ(Personalization)設定で、ふだんの回答の傾向を調整できます。

設定何を変える?
特性(Characteristics)簡潔さ、温かさ、書式、絵文字の量などを微調整する
基本のスタイルとトーン(Base style and tone)ふだんの話し方の基本スタイルを選ぶ
カスタム指示(Custom Instructions)「結論を先に」「一般向けの言葉で」など、継続して考慮してほしい希望を文章で伝える

Web版ではプロフィールアイコンからPersonalizationを開き、表示される設定を確認します。スマホ版でも設定内のパーソナライズ関連項目から調整できます。

Characteristicsは提供状況がアカウントによって異なる場合があります。 表示されなければ、カスタム指示など利用できる項目を使ってください。

カスタム指示はWeb、デスクトップ、iOS、Androidの各プランで利用できます。たとえば次のように登録できます。

ふだんの説明は、結論を先にして簡潔に答えてください。
専門用語を使うときは短い説明を添えてください。

ただし、全体の話し方の設定と、そのとき作る文章の口調は別です。ふだんは簡潔な回答を希望していても、取引先向けの丁寧な案内文を作りたいときは、その会話で用途を指定しましょう。

8. 完成した文章は、元の内容と比べてから使う

次のような内容を短縮・言い換えしたときは、最後の確認が必要です。

  • 数字:料金、割合、数量
  • 日付:受付期限、納品予定日
  • 条件:「ただし」「対象外」「別途」など
  • 名前:会社名、相手の氏名、商品名
  • 伝えたいこと:依頼内容、結論、注意事項

特に取引先のメールや、契約・請求に関する説明は「丁寧に書けたか」だけでなく、内容が正しいままか確認してください。

最初に試すなら、すでにある回答に「3行に短く」「もう少し丁寧に」「内容は変えずに」の3つを組み合わせれば十分です。

よくある質問

やってみよう

判断クイズ

第1問

契約条件を説明したChatGPTの回答が長すぎます。どう頼むのが適切でしょうか?

  • A. 「100文字で。細かい条件は全部省いて」
  • B. 「短く。ただし金額・期限・例外条件は残して」

第2問

取引先へ送る文章が、少しくだけた言い方になっています。最初に頼む内容は?

  • A. 「取引先向けの自然で丁寧な敬語に。意味は変えないで」
  • B. 「もっと難しい単語を増やして」

第3問

今後の多くのチャットで「結論を先に、簡潔に答えてほしい」と考えています。どうする?

  • A. その都度、必ず新しいチャットを作る
  • B. Personalizationのカスタム指示などで、ふだんの希望を設定する

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締めに

まとめ

ChatGPTの回答が長すぎたり、言い方が合わなかったりするときは、同じチャットで修正を頼むのが簡単です。

「3行で」「取引先向けの丁寧な敬語で」に加えて、「金額や条件は残す」「2段落目だけ変える」と指定すれば、直す範囲と完成形が伝わりやすくなります。

ふだんの好みはPersonalizationでも調整できます。ただし、短くした文章や言い換えた文章は、重要な事実や条件が残っているか最後に確認してください。