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ChatGPTに役割を与えると回答が変わる(プロンプトの基本)

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ざっくり言うと

いつもの質問の頭に、「あなたは○○です」と一行だけ足してみてください。それだけで、ChatGPTの答えは切り口も言葉づかいも変わります。

肩書きに加えて、誰に向けた話か、どんな口調か、どんな形で出してほしいかも添えると、欲しかった答えにぐっと近づきます。

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正確には

OpenAIの公式ヘルプでは、よいプロンプト(AIに出す指示文)の基本として、3つのことが案内されています。やってほしいことをはっきり書く、必要な背景を伝える、希望する口調やスタイルを指定する、です。役割を渡すやり方は、このうち「どの視点と口調で答えてほしいか」を伝える手段にあたります。もとの説明は、記事の最後の「参考ソース」の公式ページで読めます。

こうして立場を先に渡す書き方は、ロールプロンプトと呼ばれます。呼び名のほうは覚えなくて大丈夫です。

ひとつ勘違いしやすいのは、肩書きが立派なほどよい答えが返ってくる、という思い込みです。効き目を決めるのは、肩書きの重さではありません。誰に向けて、何のために、どの視点から答えてほしいのか。ここを具体的に書けるかどうかです。

役割・相手・口調・出し方を重ねる

覚えておくと使い回せる指定は、次の4つです。

  • 立場
    「税理士として」「個人店専門の販促プランナーとして」「校正担当として」
  • 相手
    「初めての人に向けて」「経営者に向けて」「中学生にもわかるように」
  • 口調
    「やわらかく」「フォーマルに」「気さくに」
  • 出し方
    「3行で」「箇条書きで」「結論を先に」

この4つは、そのまま重ねて書けます。

あなたは個人店専門の販促プランナーです。
気さくな口調で、結論を先に、多くても3つにしぼって教えてください。
うちは商店街の小さな惣菜屋です。夕方の売れ残りを減らしたいと思っています。

役割を入れてもピンとこないときは、たいてい前提のほうが足りていません。誰向けか、何に使うか、どのくらい詳しくほしいか。この3つを1つずつ足して、もう一度頼んでみてください。

役割ありなしで、答えはここまで変わる

毎回打っている役割は、保存しておける

同じ肩書きを毎日打ち直すのは、地味に面倒ですよね。そういう役割は、Custom GPTsに預けてしまう手があります。いつもの指示を覚えた自分専用のChatGPTを、話しかけるだけで作れる仕組みです。

たとえば「あなたは個人事業主の確定申告が専門の税理士です」という一行と答え方の好みを、Instructions(振る舞いの指示)に書いておきます。あとは呼び出して質問を投げるだけで、毎回その立場から答えてくれます。

ただし、使うのと作るのとでは条件が違います(2026年7月29日時点)。人が作ったGPTを使うだけなら、サインインしていれば無料プランでもかまいません。

自分で作る・編集するには有料プランがいります。料金ページ上はGo($8/月)から作成と共有ができ、実務で使うならPlus($20/月)が定番です。プランの中身はよく改定されるので、契約する前にChatGPTの公式料金ページで最新の条件を確かめてください。

入口は、サイドバーの「Explore GPTs」から右上の「Create」です。くわしい作り方と共有の設定は、Custom GPTsの入門記事にまとめました。

渡した役割が、次の会話に残ることがある

ChatGPTにはMemory(メモリ)という機能があります。会話の中からあなたの前提や好みを自動で拾って、次の回答に反映してくれる仕組みです。

便利な半面、役割や口調の好みまで覚えられます。惣菜屋の販促で頼んだ「気さくな口調で」が、翌日の取引先向けメールの相談に顔を出すことも珍しくありません。

消し方は2つです。会話の途中なら、「さっき覚えた○○は忘れて」と話しかければ、その記憶を削除してくれます。設定画面から1件ずつ消すことも可能です。

そもそも覚えさせたくない相談なら、新しいチャットの画面でTemporary Chat(一時チャット)を選びます。既存のMemoryは参照されず、その会話が新しいMemoryとして保存されることもありません。使い分けのくわしい話は、Memory機能の記事にあります。

注意点

役割の指定は、答えの角度を選ぶための道具です。答えの中身に太鼓判を押してくれるものではありません。ここだけは、慣れてきたころにこそ思い出してください。

やってみよう

しっくりくる肩書きが見つかったら、その一行をメモに控えておきましょう。毎日使うほどになったら、そのままCustom GPTsのInstructionsへ移せば済みます。

締めに

やることは、最初のひと言に「誰として答えてほしいか」を添えるだけです。そこに相手と口調と出し方を重ねれば、一発でかなり狙った形の答えが返ってきます。

しっくりくる組み合わせが見つかったらCustom GPTsに保存する。いらなくなった設定はMemoryから消す。この2つを覚えておけば、ChatGPTはぐっと扱いやすくなります!

よくある質問

Q. ChatGPTに「あなたは○○です」と書くと、何が変わりますか?
A. 答えの切り口と言葉づかいが変わります。同じ質問でも、販促プランナーなら店頭の見せ方から、税理士なら仕入れや経費の整理から話が始まります。
Q. ChatGPTに渡す役割は、肩書きが立派なほどいいですか?
A. 効き目を決めるのは、肩書きの重さではありません。誰に向けて、何のために、どの視点から答えてほしいのかを、具体的に書けるかどうかです。
Q. ChatGPTに役割を渡しても、答えがピンとこないときは?
A. たいてい前提のほうが足りていません。誰向けか、何に使うか、どのくらい詳しくほしいか。この3つを1つずつ足して、もう一度頼んでみてください。
Q. ChatGPTに専門家の役割を与えた答えは、そのまま信じていいですか?
A. 変わるのは話し方と切り口だけで、事実が正しくなるわけではありません。税務・法律・衛生・契約にかかわる判断は、最後に本物の専門家へ相談してください。

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参考ソース

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