ChatGPTに前提条件を伝える書き方
ChatGPTの答えがふわっとしてしまうのは、たいてい『前提条件』を伝えていないから。誰向けで・何のために・どんな制約があるかを最初にまとめて渡すコツを、Before/After付きで初心者向けに整理します。
ざっくり言うと
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正確には
ChatGPTは入力された文章(プロンプト)をもとに答えを組み立てる仕組みなので、入力に含まれる情報が薄いと、AI側が「たぶんこういう意味だろう」と勝手に想像して埋めるしかなくなります。だから、前提を伝えていない質問ほど、無難で抽象的な答えになりやすい。
OpenAI 公式の「Prompt engineering best practices for ChatGPT」でも、「何をしてほしいか・誰のためのものか・なぜそれが大事か」をはっきり書くこと、そして役割・対象読者・出力形式を指定すると最も正確で関連性の高い答えが得られると明記されています。
役割プロンプトとの違い
前回の記事で紹介した「役割を与える書き方」とよく混同されますが、役割は別のレイヤーです。
- 役割プロンプト: 「誰として答えるか」を決める(例:「経験豊富な編集者として」)
- 前提条件: 「どういう状況で・何のために・誰向けに作るか」を渡す(例:「個人事業主向けに、確定申告ソフトの紹介記事を、500字以内で」)
両方を組み合わせると、「こういう専門家が、こういう状況の人向けに、こういう制約の中で作る」という指示になり、答えの精度がかなり上がります。
やってみよう
例1: ブログ記事の見出し作り
Before(前提なし)
確定申告についての記事の見出しを5つ考えて。
→ 「確定申告とは?」「確定申告の流れ」みたいな、教科書的な一般論の見出しが返ってきます。
After(前提あり)
私はWebデザイナーをしている個人事業主です。初めて確定申告をする同業の個人事業主向けに、おすすめの確定申告ソフトの選び方を紹介するブログ記事を書きます。読者はITには慣れているけど会計の知識はゼロです。1記事1500字程度を想定して、読み手が思わずクリックしたくなる見出しを5つ、箇条書きで考えてください。
→ 「対象読者」「テーマ」「読者の知識レベル」「想定字数」「狙い」「出力形式」が揃っているので、刺さる見出しが返ってきます。
例2: SNS投稿のキャプション
Before(前提なし)
ヨガ教室のInstagram投稿のキャプション書いて。
→ 万人向けの当たり障りのないキャプションになります。
After(前提あり)
30代〜40代の働く女性向けに、仕事終わりに通える夜のヨガ教室のInstagram投稿キャプションを書いてください。初心者大歓迎であること、仕事の疲れがとれる癒し系のクラスであることを伝えたいです。トーンは丁寧で親しみのある感じ、150字以内、ハッシュタグは最後に5個つけてください。
→ ターゲット・サービスの特徴・トーン・字数・ハッシュタグ仕様まで揃っているので、そのまま投稿に近い形で返ってきます。
例3: 説明文の書き換え
Before(前提なし)
このサービスの説明文を分かりやすく書いて(長文を貼る)。
→ 誰向けに分かりやすくするのか伝わっておらず、ぼんやり中庸な文章になります。
After(前提あり)
次の説明文を、ITにあまり詳しくない60代の経営者向けに書き直してください。専門用語(クラウド・API・SaaS等)は使わず、必要なら身近な例え話に置き換えてください。全体で300字以内、1段落につき2〜3文でお願いします。
→ 読者像・避けたいこと・希望の代替表現・字数・構成まで揃っているので、本当にその人に向けた文章になります。
前提条件は出し惜しみせず、最初にまとめて渡すのが一番ラクです。それでもしっくりこなければ、「もっと初心者向けに」「字数を半分に」と追加で頼めば大丈夫です。一発で完璧を狙わず、前提を増やしながら詰めていく——これが、対話AIを使うときの基本姿勢です。
参考ソース
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