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AI / 機械学習 / 深層学習 の関係図

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ざっくり言うと

大きい順に並べると、AIの中に機械学習があり、その中に深層学習があります。記号で書けば AI⊃機械学習⊃深層学習 です。

生成AIだけは、この入れ子とは話の軸が違います。「文章や画像を新しく作る」という仕事の中身による呼び分けだからです。主要な生成AIの多くは深層学習を土台にしていますが、4段の入れ子として並べるのは、厳密には正しくありません。

ニュースで「AI」と書かれていても、生成AIの話とは限りません。ここを分けて読めるようになると、「AI」という言葉に振り回されずにすみます。

イメージ

「AI・機械学習・深層学習」は仕組みの範囲を表し、「予測・分類・生成」は何をさせるかを表します。別の軸なので、深層学習で分類することもあれば、機械学習の手法で何かを生成することもあります。

正確には

総務省『令和元年版 情報通信白書』は、AI(人工知能)について「明確な定義はなく、研究者によって解釈が異なる」と整理しています。そのうえで、機械学習はAIの一分野、深層学習(ディープラーニング)は機械学習の一手法として位置づけています。

IBMの解説も、同じ整理です。機械学習は「データから学んで予測や判断の精度を上げる、AIのサブ分野(subfield of AI)」と説明されています。深層学習については「人工ニューラルネットワークを多層に重ねた、機械学習のサブ分野(subfield of machine learning)」と整理されています。

生成AI(Generative AI)についても、IBMの解説に定義があります。「主に深層学習モデルを土台にして、テキスト・画像・音声・動画などの新しいコンテンツを生成するAI」という説明です。

4つの言葉を、表で見比べる

それぞれの言葉が何を表すのか、代表例は何か、どこが苦手なのかを並べました。

用語何を表すか代表例苦手・限界
AI(人工知能)人間の知的作業に近いことを機械にさせる(総称)ルールベースの将棋ソフト、エキスパートシステム(専門家の知識をルールとして書き込んだ仕組み)、機械学習を使うものすべて「AIです」だけでは中身が分からない
機械学習(ML)データからパターンを学び、予測・分類・推薦などを行うAIの手法迷惑メール判定、商品レコメンド、需要予測データの傾向が変わると性能が落ちる / 判断の理由を説明しにくい場合がある
深層学習(DL)ニューラルネットを多層に重ねて、画像・音声・言語など複雑なデータを扱う機械学習の手法画像認識、音声認識、機械翻訳、主要な生成AIの土台大規模な学習には多くのデータと計算資源が要る / 中身がブラックボックスになりがち
生成AI学習したパターンをもとに、新しい文章・画像・音声などを作り出すAIの分類ChatGPT、Claude、Gemini、画像生成AI事実と違う内容を自然に出すことがある(ハルシネーション

どの言葉を使うか迷ったときは、手法と目的を分けて考えてみてください。機械学習と深層学習は実現の手法で、予測・分類・生成は目的です。文章や画像を新しく作るなら生成AIですが、その中身に深層学習が使われていることもあります。

1つに決められないときは、入力・処理・出力で見る

実際の仕事では、一語できれいに分けられない場面もあります。たとえば「会議の音声を文字起こしして要約する」という作業です。ここには、音声認識の深層学習と、要約を書く生成AIの両方が入っている場合があります。

そんなときは、無理にひとつへ押し込めなくて構いません。次の3つに分けて眺めると、頭のなかが整理できます。

  • 入力
    何を入れるのか(文章、画像、音声、表データ)
  • 処理
    分類するのか、予測するのか、生成するのか
  • 出力
    数字、ラベル、文章、画像のどれが返ってくるのか

「AIの種類」を覚えるのは、言葉当てのためではありません。仕組みと気をつけるところを見分けるためです

生成AIが目立つようになるまで

機械学習は、「このメールは迷惑か」「明日の売上はいくらか」といった分類や予測に、広く使われてきました。一方で、何かを生成するモデルも、以前から機械学習の研究対象です。

深層学習が広まったことで、画像や言語のような複雑で整理しにくいデータを扱いやすくなりました。いま主要な生成AIは、深層学習モデルを使って、文章・画像・音声などの新しいコンテンツを作ります。

ニュースで「AI」とだけ聞いたら、「これは生成AIの話なのか、それとも別のAIなのか」と、心の中で一段だけ確かめてみてください。

使う場面

仕事で使うなら、まず生成AIを押さえる

注意点

やってみよう

「AI」を手法と目的に分けて見る

よくある質問

Q. AIと機械学習と深層学習は、何が違うのですか?
A. 大きさの違いです。AIという総称の中に機械学習があり、その中に深層学習があります。ですから深層学習はAIかと聞かれれば、答えはイエスです。
Q. 生成AIは、深層学習のさらに内側にあるのですか?
A. 入れ子の4段目ではありません。生成AIは文章や画像を新しく作るという役割による呼び名で、仕組みの範囲を表す3つとは話の軸が違います。土台に深層学習を使うものが主流です。
Q. ニュースで「AI」と書かれていたら、生成AIの話だと思ってよいですか?
A. 限りません。文章を書いたなら生成AI、故障を予測したなら機械学習、顔を見分けたなら深層学習を使った画像認識と、同じAIでも中身は分かれます。
Q. 仕事で使うなら、どれから覚えればいいですか?
A. 生成AIです。メールの下書きや議事録の要約など、日々の仕事でいちばん触れる機会が多いためです。AI全体を最初からすべて学ぶ必要はありません。

公開: 更新: ✓ 公式情報と照合:

参考ソース

判断クイズ

「AI」と書かれたニュースや売り込みを、種類まで見分けられますか?

3問です。答えるとその場で解説が出ます。全問終えたら、「回答を記録する」で学習の記録に残せます。

1. 同僚に「深層学習ってAIとは違うの?」と聞かれました。どう答えますか?
2. AI・機械学習・深層学習・生成AIを大きい順に4段で並べた図を見せられました。どう受け取りますか?
3. 取引先から「うちのシステムはAIを使っています」と説明されました。次に聞くことは?

全問に答えると、回答を記録できます。

残るのは「答えたかどうか」だけで、正解数は保存されません。この端末の中だけに残り、別の端末には引き継がれません。

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