ざっくり言うと

ホームページ、ネットショップ、予約ページ、SNSアカウント。お客さんが実際に見ている場所は、AIにいきなり触らせないでください。先にバックアップと戻し方を用意し、テスト用の場所までで動きを確かめます。本番への反映は、影響範囲と戻し方を理解した担当者が承認して行ってください。

「自分のパソコンの中で試す」と「公開ページを書き換える」は、まったくの別物です。公開ページの変更は、保存を押した瞬間から外の人に見えます。

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正確には

お客さんが見ている場所は、ホームページだけではありません。ネットショップの商品ページ、予約ページ、SNSアカウント、Googleビジネスプロフィール。どれも直した瞬間から外の人に見えます。

個人事業主の方に多いWordPressを例にします。見た目のファイルを直すだけでは終わりません。記事や固定ページ、設定は、データをためておく別の入れ物(データベース)に入っています。WordPress公式の解説でも、バックアップはファイルとデータベースの両方が必要だと書かれています。

写真や、あとから足した機能(プラグイン)の設定も同じです。「1か所だけ直すつもり」が、思ったより広い範囲に影響します。

頼み方を2段階に分ける

1回目は、公開ページに接続させずに手順書だけを作ってもらってください。頼む中身は、何を変えるのか、どこに影響が出るのか、失敗したらどう戻すのか、の3つです。

2回目は、その手順を自分で読んでから実際の作業に入りましょう。手順を先に読んでおけば、危ない作業をいきなり公開ページで試す事故を減らせます。そのまま貼って使える頼み方は、この記事の最後に置いてあります。

触る前に確かめること

確かめること見るところ
バックアップファイルとデータの両方が保存されているか
試せる場所自分のパソコンやテスト用ページで先に試せるか
変える範囲どのページ、どの設定を変えるのか
戻し方失敗したとき、誰がどうやって戻すのか
時間帯注文や問い合わせが多い時間ではないか

本番かテストかを見分ける

名前だけでは判断できません。「見る人がいるか」と「どこまで影響するか」を、セットで確かめてください。

見るところ確かめること
ページのURL検索やSNSからお客さんがたどり着ける場所か
管理画面保存を押すと公開ページに反映されるか
入っているデータ本物の注文や予約、お客さんの名前が入っていないか
画像やファイル公開ページで実際に表示されているものか
作業する時間失敗したとき、すぐ戻せる人がそばにいるか

ログイン情報は人が持つ

詳しい人に任せるときの補足

サーバーのファイルを直接入れ替える作業(FTPやSSHと呼ばれます)や、データベースを直接書き換える作業は、間違えると元に戻すのが難しくなります。詳しい人に任せるか、任せる前に手順と戻し方を書いて出してもらってください。

注意点

危ない頼み方は、「見て直して」「動くようにして」「いらないものを消して」のように、範囲が広すぎる依頼です。触ってよい場所を先に決めて、それ以外は触らないでほしいと伝えてください。

公開ページでは、「ちょっと直すだけ」が大きな事故になります。よくあるのは、このあたりです。

  • 見た目のファイルを1行直したら、ページ全体が真っ白になる
  • 追加した機能を更新したら、予約フォームが動かなくなる
  • データを触ったとたん、過去の記事が消える
  • 直したはずなのに古い表示が残っていて、直ったかどうか分からない
  • 古いファイルを上書きして、新しい変更が巻き戻る

AIに見せる情報を選ぶ

全部を渡す必要はありません。判断に必要なところだけを渡してください。

  1. エラーの文章は、IDとパスワード、お客さんの名前を消してから貼る
  2. 画面の様子は、ログイン情報を含めずに文章で書く
  3. ページ名やファイル名は出してよく、接続情報は出さない
  4. 実行の前に、手順と戻し方をもう一度読む

こうして分けておけば、AIに相談しながらでも、ログイン情報は手元に残せます。

やってみよう

公開ページは、AIに任せる範囲を広げる最後の段階です。まずは自分のパソコンの中で試し、次にテスト用の場所で確かめましょう。準備が整ってから、落ち着いて公開へ進んでください。