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Publiiを別のPCへ移す方法|バックアップ作成から復元・公開前の点検まで

Publiiで編集しているサイトは、アプリのバックアップ機能を使って別のパソコンへ移せます。旧PCのPubliiで.tar形式のサイトバックアップを作り、新PCの「Install from backup」から読み込みます。復元後に記事と画像を確認し、公開先への接続設定を確かめてから同期します。

現在のサイトを残したまま移行できるよう、旧PCはすぐに初期化せず、バックアップをPCの外にも保存してください。バックアップの復元だけで公開中のサイトが書き換わることはありません。公開先に変更が及ぶのは、新PCから同期したときです。

目次

PubliiのPC移行で引き継ぐものを確認する

Publiiは普段の編集データをPC側で管理します。公開用サーバーのファイルをコピーする作業だけでは、編集可能な状態を再現できません。まず、旧PCで現在使っているサイトと運用情報を確認します。

確認するもの移行前の作業新PCでの確認
サイトの編集データPubliiのバックアップを作成する記事、ページ、タグ、画像を開く
バックアップファイル.tarを旧PC以外にも保存するファイルを読み込めるか確認する
テーマ・プラグイン使っている名称・バージョンを控える画面と機能を確認し、必要なプラグインを入れ直す
公開先の設定サーバー方式、接続先、配信先URLを記録する正しい公開先を指しているか照合する
ログイン情報公開先の管理者が保管方法を確認する必要に応じて安全な方法で再設定する
外部サービスフォーム、アクセス解析、独自ドメインを一覧にするプレビューと本番の動作を確認する

サイトを公開する仕組みから知りたい場合は、Publiiの仕組みと公開方法を先に確認できます。

旧PCでPubliiのバックアップを作成する

「Tools → Backups」から.tarファイルを作る

  1. 旧PCでPubliiを開き、移行するサイトを選びます。
  2. 左側のメニューからTools → Backupsを開きます。
  3. Create backupを選び、識別しやすい名前を付けます。
  4. 作成完了後、バックアップ一覧にファイルが増えたことを確認します。
  5. ファイル名をクリックして保存場所を開き、.tarファイルの存在を確かめます。

ファイル名にはサイト名と作成日を入れておくと、複数のバックアップから選びやすくなります。Publiiではバックアップの保存場所をApp settings → Files location → Backup locationで確認・変更できます。詳しい画面はPublii公式のバックアップ手順(英語)を参照してください。

バックアップを旧PCの外に保存する

USBメモリ、外付けディスク、利用を許可されたクラウドストレージなどへコピーします。コピー先のファイルサイズが元のファイルと一致するかも確認してください。移行が終わるまでは、旧PCの元データとコピーを両方残します。

バックアップには公開前の記事など、PCで編集していた内容が含まれます。保存先の共有範囲を確認し、第三者がダウンロードできる公開リンクへ置かないようにしてください。

新PCにPubliiを入れ、バックアップからサイトを復元する

「Install from backup」を使って新しいサイトとして読み込む

  1. Publii公式ダウンロードページから、新PCのOSに合うアプリを入れます。
  2. Publiiを起動します。サイトをまだ作っていない場合は、サイト作成画面が表示されます。
  3. Install from backupタブを選びます。
  4. Choose fileから旧PCの.tarファイルを選択します。
  5. 確認画面でサイト名を指定し、Create websiteを選びます。
  6. 復元されたサイトが開いたら、最初に記事一覧と設定画面を確認します。

新PCに別のサイトがすでにある場合は、サイト名をクリックして選択画面を開き、Add new website → Install from backupへ進みます。空のサイトを作ってからデータを貼り付ける必要はありません。Publii公式のサイト作成説明(英語)でも確認できます。

同じ名前のサイトがある場合は上書き前に止まる

同名のサイトがあると、Publiiから既存サイトを置き換えるか尋ねられます。旧データを残す目的ならChoose another nameを選び、別の名前で復元します。Replace websiteは既存のローカルサイトフォルダを上書きする操作で、取り消せません。

「Replace website」を試しに押さないでください。すでに編集したデータが消えるおそれがあります。復元先に迷ったときは、既存サイトのバックアップを別に作り、別名で復元する方法を選びます。

「Install from backup」と「Restore」は使う場面が違う

操作使用する場面操作後の状態
Install from backup新しいPCや、別のサイトとして復元する場合バックアップの内容からサイトを作成
Tools → Backups → Restore現在のサイトを過去のバックアップの状態に戻す場合そのサイトのローカル編集データを置き換え

Restoreを使うと、バックアップ作成後に行ったローカル編集が失われます。復元前の状態が必要なら、先に新しいバックアップを作成してください。サーバー上で公開中のWebサイトは、Restoreした直後には変わりません。

復元後は記事・画像・デザイン・外部サービスを確認する

復元直後は本番サイトに同期せず、ローカルのプレビューを使って内容を照合します。旧PCで同じページを開ける状態なら、代表的なページを並べて確認すると漏れを減らせます。

  1. トップページ:文字、メニュー、リンク先、画像、スマートフォンの幅を確認します。
  2. 記事と固定ページ:最新記事、古い記事、下書き、分類、公開日時を確認します。
  3. 画像とファイル:サムネイル、本文画像、ダウンロード用ファイルを開きます。
  4. テーマ・プラグイン:独自設定や拡張機能を確認し、不足しているプラグインを新PCに入れます。
  5. フォームなどの外部機能:プレビューで確認できる部分と、本番でしか確認できない送信処理を分けて記録します。

Publii公式は、新しいPCでは使用中のプラグインを再インストールし、公開先への接続情報を確認するよう案内しています。編集データが戻っても、外部サービスの認証がそのまま使えるとは考えずに確かめます。

同期前の公開先設定と同期後の表示確認

サーバー設定とドメインを確認する

PubliiのServer設定を開き、選択された公開方式、接続先、転送先のパス、公開URLを確認します。旧PCの記録や現在のサーバー管理画面の情報と照合してください。FTP、SFTP、GitHub Pages、静的ホスティングなど、公開方式ごとに必要な認証と配信設定が変わります。

この段階では接続先のパスを推測して設定しません。誤ったフォルダに同期すると、別サイトのファイルに影響することがあります。公式のServer設定ガイド(英語)も確認できます。

同期後に実際の公開URLを確認する

  1. 公開する変更内容と接続先を担当者が確認します。
  2. 必要なバックアップを取ったうえで、公開の承認後にSync your websiteを実行します。
  3. 公開URLをブラウザで開き、トップページと変更した記事を表示します。
  4. 画像、内部リンク、問い合わせの受付、HTTPS、メニューを確認します。
  5. 公開後の修正が必要になった場合のために、移行時のバックアップを保管します。

表示キャッシュの影響を受ける環境では、別ブラウザやプライベートウィンドウでも確認します。サイトが表示されても、問い合わせメールの受信までは確認できないため、テスト送信と受信を別に行います。

復元できないときに確認する順序

起きていること次に確認すること
バックアップファイルを選べない拡張子が.tarか、コピー先のファイルが欠けていないか確認
同名サイトがあると言われる既存データを残すなら別名を選択。上書き操作は保留
記事が古いバックアップの作成日時を確認。旧PCで作り直せるか調べる
画像・表示が変わる復元したページ、テーマ、プラグイン、画像ファイルを照合
同期できない公開方式、接続先のパス、認証情報、公開先の権限を確認
同期したのに更新されない実際の公開URL、接続先、キャッシュ、同期のエラー表示を確認

復元が失敗したときは旧PCのデータを変更せず、どの画面で止まったかと表示されたエラーを控えます。復元用ファイルの名前、Publiiのバージョン、OS、公開方式が分かると原因を調べやすくなります。パスワードや秘密鍵を画面の記録と一緒に公開しないよう注意してください。

2台のPCを使い続ける場合は編集担当と同期の順番を決める

移行後も旧PCを使う場合、2台に別々の編集データが残ります。片方で記事を更新して公開し、もう片方で古いデータを同期すると、公開内容が戻るおそれがあります。1台を編集用と決めるか、共有データとバックアップの運用方法を決めてください。

Publii公式のDropboxを使った複数PC運用例(英語)では、サイトデータを共有する方法が紹介されています。共同編集の前には、競合する変更を誰が解決するか、同期する前に何を確認するかも決めます。

引き継ぎを依頼する場合は、編集用バックアップと公開先情報を分けて管理し、ホームページ引き継ぎのチェックリストと照合してください。

確認した公式資料:Publii Website Backups(英語)、Managing Websites(英語)。記事内のUI表記は2026年11月7日時点の公式ヘルプに基づきます。

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