【2026年10月25日】Web&Techニュース|Meta「Muse」が日本上陸、Edge 156やGoogleの新機能も

Metaは10月23日、作業を代行するAIエージェント「Muse」の日本向け提供を開始しました。Microsoftはブラウザ「Edge」の更新版を公開し、GoogleはGeminiでの資料管理や動画編集の機能を拡充しています。
AIにサイトのログイン操作を任せる際のパスワード管理についても、1Passwordが新たな仕組みを発表しました。
MetaのAIエージェント「Muse」、日本で提供開始
Metaは10月23日、パーソナルAIエージェント「Muse(ミューズ)」の日本での提供を開始しました。日本は、9月に先行提供が始まった北米に続く地域で、北米以外では初めての展開です。
Museは質問に答えるだけでなく、利用者に代わって作業を進めるAIです。たとえば旅行の計画を立て、必要なサイトを調べ、フォームを入力するといった操作を行えます。処理に時間がかかる場合は、アプリを閉じても作業を続けられます。
GmailやGoogleカレンダー、Instagramのほか、旅行予約や買い物に関係するサービスとの連携も案内されています。メール送信や商品の購入など、重要な操作の前には利用者の確認を求める仕組みです。
日本ではiOS、Android、Webサイトの「muse.ai」で利用できます。基本機能の多くは無料で、追加機能向けのサブスクリプションプランも用意されています。
メルカリ、マネーフォワード ME、チケットぴあとの連携は、今後進める取り組みとして発表されたものです。また、高度な音声モードなど一部新機能の日本での提供状況は、別途案内される予定です。
AIが接続できるアプリやアクセス権限は利用者が選べ、後から変更・解除できます。何をAIに任せるかだけでなく、どの情報へのアクセスを許可するかも確認が必要です。
公式発表:Meta「Muse」を日本で提供開始
Microsoft Edge 156公開、パスワード表示や自動入力を改善
Microsoftは10月22日、ブラウザ「Microsoft Edge」の安定版バージョン156.0.4314.42を公開しました。パスワードの管理画面や入力補助の改善に加え、不具合修正とセキュリティ更新が含まれています。
今回の変更では、アドレスバーに表示される鍵のアイコンから、保存したログイン情報の詳細を確認しやすくなりました。ユーザー名やパスワードのコピー、ログイン情報ごとのメモの管理にも対応します。
パソコン版では、これまでの住所に加えて、パスポートや運転免許証などの書類情報を入力する補助機能も強化されています。Webサイトへのカメラや位置情報などの利用許可を確認する画面も見直されました。
また、組織で管理された端末の一部で、更新後にEdgeを起動できなくなる問題が修正されています。セキュリティ面では、Chromiumの最新の修正も取り込まれました。
Edgeの更新は段階的に配信されるため、利用する端末や管理設定によって、機能の表示状況が異なる場合があります。
公式発表:Microsoft Edge 156 リリースノート / セキュリティ更新情報
Geminiから「Gemini Notebook」を直接操作できるように
Googleは10月23日、資料をまとめて調べたり整理したりできる「Gemini Notebook」を、Geminiアプリの接続アプリとして利用できるようにしたと発表しました。
Geminiでの会話中に「@Gemini Notebook」と入力すると、ノートブックの新規作成や既存資料の追加、内容の検索などを指示できます。たとえば、会話をノートに保存したり、以前まとめた資料について質問したりすることが可能です。
従来はノートブック側で行っていた管理作業の一部を、Geminiとの会話から進められます。Googleによると、関連する指示を受けた際、Geminiが自動的にNotebookとの連携を判断する場合もあります。
対象は個人のGoogleアカウント、Google Workspace、Workspace Individualです。Googleは提供状態を「利用可能」と案内しています。企業・学校のアカウントでは、管理者による利用設定の影響を受けます。
接続の有効・無効はGeminiアプリの「設定 → 接続アプリ」から管理できます。なお、欧州経済領域では初期設定がオフですが、それ以外の地域では原則オンとされています。
公式発表:Google Workspace Updates|Gemini Notebookとの連携
Google Vids、動画の音声分離と再生速度の変更に対応
Googleは10月23日、動画編集ツール「Google Vids」の新しい編集機能を二つ案内しました。一つは動画から音声だけを取り出す機能、もう一つは動画クリップの再生速度を変更する機能です。
音声分離では、動画に含まれる音声を独立したクリップとしてタイムラインへ取り出せます。映像の位置を変えずに音声だけを移動・短縮・削除でき、別の場面にまたがって再生させることも可能です。
再生速度は、動画クリップごとに0.25倍から2倍まで変更できます。操作説明の一部をゆっくり見せたり、長い録画を短くまとめたりする際に使えます。
いずれも個人のGoogleアカウントを含む、Google WorkspaceとWorkspace Individualの利用者が対象です。ただし、発表日と実際に使えるようになる日は同じではありません。
音声分離は10月19日、速度変更は10月16日から段階的な提供が始まっています。Googleは、それぞれ機能が表示されるまで最大15日程度かかる場合があると案内しています。
公式発表:Google Vidsの音声分離 / 動画の再生速度変更
1Password、AIにパスワードを見せずログインを任せる機能を発表
パスワード管理サービスの1Passwordは10月22日、AIエージェント向けの新しい仕組み「1Password for Agents」を発表しました。
AIエージェントとは、指示に応じてWebサイトの操作や手続きを進めるAIのことです。これまで、ログインが必要な場面では、利用者が操作を引き継ぐか、AIに認証情報を渡す必要がありました。
新しい仕組みでは、対応するAIがログインを必要とするときに、1Passwordへ利用申請を送ります。利用者が承認すると、1Passwordがログイン情報をサイトに入力し、AI本体にはパスワードを見せません。
MetaのMuseやGrok Bot向け連携は順次展開され、Claude DuetやChatGPT Work、dots向け連携は今後提供予定とされています。
10月22日時点で追加料金なしの対象となるのは、1Password.comで契約している個人・ファミリープランです。1Password.eu、1Password.caのアカウントは対象外で、実際に使えるAIや機能は連携先によって異なります。
パスワードがAIに表示されなくても、ログイン後にAIがそのアカウントで行える操作は別の問題です。承認するサイトと作業内容を確認することが重要です。
公式発表:1Password for Agents
10月25日のWeb&Techニュースまとめ
- Meta Muse:10月23日から日本で提供開始。Webサイト上の操作やサービス連携を使った作業の代行に対応。
- Microsoft Edge 156:10月22日に公開。保存したログイン情報の操作性や自動入力を改善し、不具合・セキュリティ修正を実施。
- Gemini Notebook:Geminiアプリの会話からノートブックや資料を管理できるように。
- Google Vids:動画からの音声分離と、0.25~2倍の再生速度調整を段階的に展開。
- 1Password for Agents:対応AIのログインを、パスワードを渡さず承認する仕組みを発表。
MuseとGemini Notebookの新しい連携は提供開始が案内されている一方、Google Vidsの編集機能と1Passwordの一部連携は段階的な展開です。
AIに操作を任せる機能が増えるなか、サービスへの接続権限やログイン承認の仕組みも更新されています。利用開始前に、対応するアカウントや提供状況を確認する必要があります。
