【2026年11月1日】Web&Techニュース|Googleスライドをまとめて編集、LibreOfficeは起動や音声の不具合を修正

Googleスライドに、Geminiで資料全体の見た目や文章をまとめて編集する機能が加わりました。LibreOfficeでは、Macでの起動やプレゼンテーションの音声再生などの不具合を修正した最新版が公開されています。
Edgeのセキュリティ更新、Windows検索の新しい試験機能、AI学習に関するサイト運営者の希望を伝える仕組み、宇宙でAIを動かすGoogleの実験も取り上げます。
目次
Googleスライドで資料全体を一括編集。提供開始時は英語のみ
Googleは10月30日、Geminiを使って複数のスライドやプレゼンテーション全体を一度に編集する機能を発表しました。右側のパネルに指示を入力すると、変更が必要なスライドをGeminiが判断し、直接編集します。
例えば、すべての見出しの文字サイズや色をそろえる、別の資料に合わせてデザインを変える、複数のスライドを1枚にまとめる、といった操作ができます。Googleドライブ内の資料を参照して、説明を追加したり内容を短くしたりすることも可能です。
変更後のスライドも手作業で編集でき、変更内容の要約がパネルに表示されます。「元に戻す」や変更履歴を使って、編集前の状態に戻せます。
対象はGoogle WorkspaceのBusiness Standard・Plus、Enterprise Standard・Plus、Google AI Pro for Educationと、個人向けGoogle AI Pro・Ultraです。
提供開始時の対応言語は英語のみです。10月29日から順次展開されており、対象アカウントでも機能が表示されるまで15日を超える場合があります。
公式情報:Googleの一括編集機能の発表(英語)
Edgeの安定版を更新。Chromiumのセキュリティ修正を取り込む
Microsoftは10月30日、Edgeの安定版156.0.4314.58を公開しました。ブラウザーの基盤となるChromiumで修正されたセキュリティ上の問題に対応しています。
右上のメニューから「ヘルプとフィードバック → Microsoft Edgeについて」を開くと、現在のバージョンと更新の有無を確認できます。再起動の案内が表示された場合は、その案内に従って更新を完了します。
公式情報:Microsoftのセキュリティ更新情報(英語)/Edgeの更新手順(英語)
LibreOffice 26.8.2、起動時や音声再生の不具合を修正
The Document Foundationは10月29日、無料のオフィスソフト「LibreOffice 26.8.2」を公開しました。Windows・macOS・Linux向けの更新で、約35件の不具合を修正しています。
macOS 27で起動直後に終了してしまう問題や、プレゼンテーションソフトのImpressで音声が再生されないことがある問題を修正しました。古い形式のWord・PowerPoint・Excel文書が開けない、文字が読めない状態で表示されるといった問題にも対応しています。
表計算ソフトのCalcでは、シートをコピーした際に、コピー先に応じて変わるはずのシート参照が固定されてしまう不具合を修正しました。
26.8系列の利用者には、26.8.2への更新が推奨されています。業務では26.2系列も引き続き利用できますが、サポートは11月30日までです。同系列の利用者には、26.8系列への移行を進めるよう案内しています。
公式情報:LibreOfficeの更新内容とサポート期限(英語)
Windows検索から音量調整やAndroidの通話。現在は試験版で提供
Microsoftは10月30日、Windows 11の検索画面を拡張する試験機能を発表しました。検索結果に表示されるスライダーで、音量、画面の明るさ、カーソルの大きさを直接調整できます。
「スマートフォン連携(Phone Link)」で対応するAndroid端末を接続していれば、検索画面から電話をかけたり、テキストメッセージを送ったりする操作にも対応します。iPhoneへの対応は2027年初めの予定です。
ファイルを開く前のプレビューや、最終更新日・保存場所・作成者の表示も追加されます。検索結果は、ファイルとフォルダー、設定、操作などに絞り込めます。
対象はWindows InsiderのExperimentalチャネルとExperimental(26H1)です。通常版のWindows 11での提供は、今回の発表には含まれません。
公式情報:Microsoftの新機能発表(英語)
OpenAI、AI学習に関するサイト運営者の希望を共通の書き方で受け取る方針
OpenAIは10月30日、AI学習への利用に関するサイト運営者の希望を、共通の記法で受け取る方針を発表しました。「robots.txt」という設定ファイルに、Webサイトの内容を生成AIの学習に使ってよいかどうかを記す仕組みです。
従来は、サイト運営者がAI事業者ごとのクローラーに対して、個別の設定を管理する必要がありました。共通の記法に対応する事業者が増えれば、同じ希望を複数の事業者へまとめて伝えられます。
OpenAIは今後数か月での対応を目指しており、まだ導入していません。クローラーごとの既存設定も、引き続き尊重するとしています。
参照されている技術文書は、インターネット技術の標準化を行うIETFに提出された草案で、確定した標準ではありません。また、この仕組みへの参加は任意で、すべてのAI事業者に共通設定の遵守を義務付けるものではありません。
公式情報:OpenAIの対応方針(英語)/IETFに提出された技術草案(英語)
Googleの宇宙実験でAIが俳句を生成。衛星から地上へ返答を受信
Googleは10月30日、宇宙でAI処理を行う研究「Project Suncatcher」の試作衛星から、AIの返答を受信したと発表しました。10月1日に打ち上げた衛星に搭載した、GoogleのAI処理用チップ「TPU」を使った実験です。
地上から、搭載されたオープンモデル「Gemma 4」に宇宙についての俳句を作るよう指示し、衛星がノルウェーのスバールバル上空を通過した際に返答を受信しました。その後は別の詩を生成する試験や、搭載機器の状態を報告させる試験も行いました。
今後は、宇宙の熱や放射線の影響を受けながら安定して処理できるかを調べます。2027年には相互接続する2基の衛星による次の実証を予定しており、現時点では、宇宙での安定動作を確かめる研究段階です。
公式情報:Googleの衛星実験の報告(英語)
11月1日のWeb&Techニュースまとめ
- Googleスライド:Geminiで複数のスライドを一括編集。英語のみで、対象プランへ順次展開しています。
- Edge:安定版156.0.4314.58を公開し、Chromiumのセキュリティ修正を取り込みました。
- LibreOffice:26.8.2で起動時や音声再生の不具合、旧Office文書の読み込みなどを修正。26.2のサポートは11月30日までです。
- Windows検索:音量調整やAndroid端末を使った通話などを検索画面から操作。現在はExperimentalチャネルの試験機能です。
- OpenAI:AI学習に関するサイト運営者の希望を共通の記法で受け取る方針。今後数か月での対応を目指します。
- Googleの宇宙実験:衛星上のGemma 4から返答を受信し、次は熱や放射線の影響を検証します。
EdgeとLibreOfficeでは、通常版の更新が公開されています。Googleスライドは対象プラン・英語のみ、Windows検索は試験版限定の提供です。OpenAIの共通記法への対応は、今後数か月を目指す方針です。








