【2026年10月12日】Web&Techニュース|Gemini無料版のモデル選択が変更、バイトルで最大約389万件のメールアドレス漏えいの可能性

GoogleのGeminiで、無料ユーザーがAIモデルを選ぶ仕組みが変わりました。モデル選択は「Auto」が中心となり、質問の内容に合わせて利用するモデルが自動的に決まります。
国内では「バイトル」と「ココナラスキルマーケット」が不正アクセスによる個人情報漏えいを発表。Web開発ツール「Deno」の運営方針変更と、Replitの新機能についても紹介します。
Gemini無料版、モデル選択が「Auto」に変更。質問に応じて自動で切り替え
Googleは10月9日から、個人向けGeminiアプリの無料ユーザーに対し、AIモデルの選択方法を変更しています。
これまでは利用者が「Flash」や「Pro」などのモデルを選べましたが、変更後は基本的に「Auto」を利用する形です。質問の難しさや内容に応じて、Geminiが使用するモデルを自動的に判断します。
多くの質問は、応答速度を重視した「Flash-Lite」で処理されます。一方、複雑な推論を必要とする場合には、「Flash」や「Pro」が自動的に使われる場合もあると説明されています。
無料版でFlashやProを自由に指定できるようになったわけではありません。モデル選択の変更は順次展開されており、利用画面はアカウントによって異なる場合があります。
有料プランでは、契約内容に応じてモデルを指定できます。Geminiの基本的な使い方は、Gemini学習ガイドでも確認できます。
バイトル・バイトルNEXT、最大約389万件のメールアドレスが漏えいした可能性
ディップは10月9日、求人情報サービス「バイトル」「バイトルNEXT」で第三者による不正アクセスが発生したと発表しました。
10月6日にWebサイトの一部機能への不正アクセスを確認。会員のメールアドレスについて、最大3,885,771件が漏えいした可能性があるとしています。
同社によると、今回の対象はメールアドレスのみで、氏名、電話番号、パスワード、クレジットカード情報などは含まれていません。発表時点では、漏えい情報の不正利用も確認されていないとしています。
すでに該当箇所のプログラムを修正し、会員への案内を進めています。サービスは引き続き利用できます。
漏えいした可能性があるメールアドレスには、偽の案内や迷惑メールが届くおそれがあります。メール内の不審なリンクや添付ファイルを開かず、パスワードやカード情報を求める連絡には応じないよう案内されています。
ココナラ、不正アクセスで履歴書449件と職務経歴書関連書類1,845件が流出
ココナラは10月9日、「ココナラスキルマーケット」で個人情報が外部に漏えいしたと発表しました。
対象は、サービス内に履歴書や職務経歴書を登録していた会員の一部です。漏えいが確認された書類の内訳は、履歴書449件、職務経歴書関連書類1,845件でした。
これらは書類の件数であり、漏えいした人数を示す数字ではありません。クレジットカード情報やパスワードなど、今回の対象書類以外の情報については、同社は不正アクセスの対象ではなかったとしています。
10月8日に不正アクセスを検知し、同日中に攻撃経路の遮断と脆弱性の修正を実施。対象者には順次個別に連絡すると説明しています。
不審な連絡に記載されたURLへのアクセスや、認証情報の入力は避けてください。ココナラは本件について、メール・SMS・電話でパスワードやカード情報を聞くことはないと案内しています。
公式情報:ココナラ「不正アクセスによる個人情報漏洩に関するお知らせ」
DenoがCloudflareに参加。Deno Deployは約6カ月後に終了へ
Webアプリの開発ツールを提供するDenoは10月9日、チーム全体がCloudflareに参加すると発表しました。
Denoは、Webサービスなどを動かすプログラムの実行環境です。今回の発表では、今後の開発をCloudflareの基盤に集中する方針が示されました。
既存製品の扱いは、それぞれ異なります。
- Deno本体: 今後1年間、毎月の不具合修正とセキュリティ更新を継続。その後はDenoチームによる開発を終了する予定
- Deno Deploy: 約6カ月間運用した後に終了する予定。有料ユーザーにはCloudflare Workersへの移行を支援
- JSR: サービスを継続し、基盤をCloudflareへ移行
「Deno全体が6カ月後に使えなくなる」という発表ではありません。終了予定のサービスと、更新継続・開発終了の予定がある製品は別です。
Deno DeployでWebサイトやアプリを公開している場合は、今後の移行案内を確認する必要があります。
公式情報:Deno「Deno is joining Cloudflare」
Replit、1つのチャットから複数のアプリに作業を依頼できるように
AIを使ってWebサイトやアプリを制作できるReplitは、複数の既存プロジェクトを1つのチャットから扱える機能を紹介しました。
プロジェクト名や内容を伝えると、Replitが該当するアプリを探し、ファイルを読み取って修正作業を依頼できます。たとえば、あるアプリの機能を別のアプリにも取り入れたり、複数のWebサイトについて資料を作成したりする使い方が示されています。
修正は各プロジェクトのバックグラウンドタスクとして進み、利用者が内容を確認します。依頼した変更が自動的に一般公開される仕組みではありません。
あわせて、Windowsパソコン上でアプリを作成・実行できる新しいReplit Desktopの機能も紹介されています。MicrosoftとNVIDIAの技術を使い、アプリごとに隔離された環境で動作させる構想です。
Windows上でのローカル実行機能は限定プレビュー段階です。一般ユーザー向けに広く提供が完了したものではなく、早期アクセスの登録を案内しています。
公式情報:Replit公式発表(LinkedIn)
10月12日のWeb&Techニュースまとめ
- Gemini: 無料版のモデル選択が「Auto」中心になり、質問に応じてモデルが自動で割り当てられる方式へ変更。
- バイトル: 最大3,885,771件のメールアドレスが漏えいした可能性を発表。パスワードなどは対象外と説明。
- ココナラ: 履歴書449件と職務経歴書関連書類1,845件の漏えいを確認。対象者への個別連絡を進める。
- Deno: Cloudflareへの参加を発表。Deno Deployは約6カ月後の終了を予定。
- Replit: 複数プロジェクトへの作業依頼を1つのチャットから行えるように。Windows向けローカル実行は限定プレビュー。
Geminiの変更では、無料で使えるモデルを自分で指定する操作と、自動選択で実際に使われるモデルを区別する必要があります。
バイトルとココナラの発表では、漏えいした情報の種類が異なります。両社とも不審なメールやリンクへの注意を呼びかけています。
Denoのサービス終了予定やReplitの限定プレビューは、利用中のサービスと今後の提供状態を確認する必要があるニュースです。

