【2026年9月17日】AI・Webニュース|ClaudeにDocs・Slides登場、Chromeは42件の脆弱性を修正

Claudeが、かなり大きく変わりました。
これまで別々だったチャットとCoworkがひとつになり、さらに「Claude Docs」「Claude Slides」も登場しています。
文章を相談して終わりではなく、そのまま文書やスライドまで作って編集するところへ進んできました。
今日はほかにも、Chromeの重要なセキュリティ更新、Gmail検索のAI機能、Notionの新しい「スキル」、Figma Weaveのコミュニティ機能を見ていきます。
ClaudeのチャットとCoworkがひとつに。Docs・Slidesも登場
Anthropicが9月16日、Claudeのチャットと「Cowork」を統合すると発表しました。
これまでCoworkは、調査や資料作成など少し大きな仕事をClaudeへ任せるための別の場所として用意されていました。
今回の変更で、普通のClaudeの会話からそのまま大きな作業を任せられるようになります。
さらに新しく登場したのが、Claude DocsとClaude Slidesです。
Claudeに文章を作ってもらうだけではなく、
- 文書をClaudeと一緒に編集する
- プレゼン資料を作る
- スライド上の要素を直接動かす
- Claudeへ修正を頼む
- PowerPointやPDFとして書き出す
といった作業まで、同じ会話の中で進められます。Claude Designも会話の中から利用できるようになりました。
たとえば、
「先週の数字をまとめて報告書を作って。その内容を5枚のスライドにもして」
と頼むと、同じ会話の情報を使って文書とスライドを作る、という使い方が想定されています。
これはかなり便利そうです。
今までの生成AIは、文章を作ってもらったあとにWordやPowerPointへ移して仕上げる場面も多かったですよね。
その「移して作り直す」部分までAIの中へ入ってきています。
ただし、すぐ全員が使えるわけではありません。
まずPro・Maxプランから数週間かけて順次展開され、TeamとFreeはその後に続く予定です。Docs、Slides、Designは有料プランでベータ提供されています。
生成AIを仕事で使い始めたい方は、いきなり仕事全体を任せるより、「文章の下書き」「報告書の整理」など小さな仕事から試すほうが分かりやすいです。
AIを仕事で使い始めたばかりの方は、AIを仕事で使いたい初心者へ|最初の1週間で試したい使い方もあわせてどうぞ。
Chrome 153で42件のセキュリティ問題を修正。3件はCritical
Chromeを使っている方は、アップデートを確認しておきたいです。
Googleは9月15日、Windows・Mac・Linux向けのChrome安定版を更新しました。
今回のアップデートには42件のセキュリティ修正が含まれています。
そのうちGoogleが公開している一覧では、3件が最も深刻度の高いCriticalです。
WebGLの境界外読み取りや、メモリ解放後の領域を誤って利用してしまう「Use after free」と呼ばれる問題などが修正されています。
専門的な中身まで覚える必要はありません。
今回大事なのは、普段使っているChromeそのものにセキュリティ修正が入っていることです。
最新版はWindowsとMacで153.0.8010.47/.48、Linuxで153.0.8010.47。Googleは数日から数週間かけて順次展開するとしています。
Chromeは通常、自動で更新されます。
ただ、仕事で毎日使っているPCなら、一度Chromeの更新状況を確認しておいてもよさそうです。
Gmail検索にAI Overview。普通の言葉でメールを探せるように
「あのメール、どこにあったっけ?」
Gmailでこれをやる機会、結構ありますよね。
Googleは9月15日、Gmail検索のAI Overviewsを世界の対象ユーザーへ拡大しました。
これまでのように差出人や単語を考えて検索するだけではなく、自然な文章で質問できます。
AIが関連するメールを探し、その内容をまとめて答える仕組みです。
大量のメールを1通ずつ開いて確認する必要が減るので、昔のやり取りを探すときにはかなり便利そうです。
ただし、現時点では条件があります。
対象は有料プランのユーザーで、Gmailの表示言語を英語に設定している場合です。以前は米国だけでしたが、今回の更新で対象地域が世界へ広がりました。
また、「Smart features in Gmail, Chat, and Meet」と「Google Workspace smart features」が有効になっている必要があります。
日本で普通に日本語表示のGmailを使っている方は、「世界展開されたから今日から全員使える」というわけではないので、そこだけ注意してください。
Notionの「AIスキル」をチームで共有。そのままClaude CodeやCodexにも持ち出せる
Notionでは9月15日、「Notion 3.7」が公開されました。
今回の中心はSkillsです。
スキルは、AIへ毎回伝えている指示や仕事の進め方を、再利用できる形で保存する仕組みです。
たとえば、
- 毎月の報告書を自社の形式で作る
- 社内ルールに沿って文章を確認する
- 新入社員向けのチェックリストを作る
といった手順をスキルにしておけば、毎回長い指示を書き直す必要がなくなります。
チームでスキルを共有するライブラリも用意されました。
さらに面白いのが、Notionの中だけで終わらないことです。
Notionで作ったスキルはSKILL.mdというファイルとして書き出し、
Claude Code、Codex、Cursor、Gemini、Grok
などでも利用できます。
つまり、仕事の手順をNotionで管理しておいて、普段使っているAIエージェントにも同じルールを渡せるわけです。
AIを仕事で使っていると、「このチャットではうまくいったけれど、別のAIにはまた最初から説明」ということが起こりがちです。
こういう共通の手順を持ち運べる仕組みは、これから増えていきそうです。
小さな事業でも、よく繰り返す仕事をひとつ選んで手順を残しておくと、AIを使うたびに説明し直す手間を減らせます。
Figma Weaveで、みんなが作ったAIツールを公開・利用できるように
最後は少し楽しいニュースです。
Figmaは9月16日、Weave toolsのコミュニティ公開機能を開始しました。
Figma Weaveは、AIを使ったビジュアル制作のワークフローを組み立てられる機能です。
今回の更新で、自分で作ったツールを公開したり、ほかの人が公開したツールを使ったりできるようになりました。
Figmaが紹介している例には、
ムードボードからリアルな部屋のモックアップを作るツール
などがあります。
「AIに画像を作って」と毎回ゼロから指示するだけではなく、目的ごとの小さな制作ツールを作って共有する方向へ進んでいるのが面白いところです。
NotionのSkillsもそうですが、今日のニュースには少し共通する流れがあります。
AIそのものを毎回一から使うのではなく、一度作った手順やツールを残して、次の仕事でも使う仕組みが増えてきました。
9月17日のAI・Webニュースまとめ
- ClaudeのチャットとCoworkが統合。Claude Docs・Slidesも登場
- Chrome 153で42件のセキュリティ問題を修正
- Gmail検索のAI Overviewsが世界の対象ユーザーへ拡大
- NotionでAIスキルを共有し、Claude CodeやCodexなどへ持ち出せるように
- Figma Weaveで自作AIツールのコミュニティ公開がスタート
今日は特にClaudeの変化が大きかったです。
文章を作ってもらうだけだったAIが、文書やスライドそのものを一緒に編集する場所になってきました。
一方で、すぐ確認しておきたいのはChromeです。
Chromeを仕事で使っている方は、まず最新版になっているかだけ確認しておくとよさそうです。

