ざっくり言うと

この教科書で取り上げるChatGPT・Claude・Gemini・Grokは、作っている会社も中のモデルも別々のサービスです。

ややこしく感じるのは、会社の名前・モデルの名前・私たちが開く画面の名前を、混ぜたまま話してしまうからです。この3つを分けて覚えると、比べるのがぐっと楽になります。

ChatGPTは、AI全体をまとめて呼ぶ言葉ではありません。OpenAIという会社が出している、サービスの名前です。

AIチャットはこの4つだけではありません。ただ、名前のつながりをつかむには、まずこの4つを押さえれば十分です。

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APIは、自分の会社のシステムやアプリからAIを直接呼び出すための接続口です。

まぎらわしいのは、製品の名前(ChatGPT)とモデルの名前(GPT)を、セットで呼ぶところです。

ChatGPTは、OpenAIが作ったGPTというモデルを積んだチャットサービス。こう言い直すと、急にすっきりします。

正確には

この教科書で扱う4つのAIチャットを、会社・モデルの名前・使える場所で一覧にしました。

バージョン番号は入れ替わりが速いため、ここではシリーズの名前だけを載せます。使う時点でのモデルや料金は、各社の公式ページで確かめてください。

サービス名作っている会社モデルの名前使える場所プログラムからつなぐ窓口
ChatGPTOpenAIGPTなどWeb、iOS、AndroidOpenAI API
ClaudeAnthropicClaudeWeb、デスクトップ、モバイルClaude API、各種クラウド経由のAPI
GeminiGoogleGeminiWeb、モバイル、Googleの各種サービスGemini API、Google Cloud
GrokxAIGrokgrok.com、iOS、Android、XxAI API

どの会社が、何を出しているのか

視点を変えて、会社ごとに出しているものを整理すると、こうなります。

  • OpenAI
    ChatGPTと、GPT系列のモデル
  • Anthropic
    Claudeという製品と、同じ名前のモデル
  • Google
    Geminiという製品と、同じ名前のモデル
  • xAI
    Grokという製品と、同じ名前のモデル

xAIについては、2026年2月にSpaceXが取得したと公式に発表されています。

AIのモデルやサービスは、国内外にほかにもたくさんあります。「主要」と呼ぶ範囲は、使う目的や地域によって変わるものです。ここでは、この教科書で1本ずつ解説している4つを取り上げています。

同じ名前でも、モデルの話と画面の話がある

ここでつまずく人が多いのは、モデルの名前と製品の名前が、ほぼ同じになる場合があるからです。

何の名前か例
モデルの名前(中で動いているAI本体)GPTなど / Claude / Gemini / Grok
製品の名前(私たちが開くチャット画面)ChatGPT / Claude / Gemini / Grok

ChatGPTだけ、製品の名前とモデルの名前が違います。Claude・Gemini・Grokは、製品にもモデルにも同じ名前が使われています。

会話の中でこれらの名前が出てきたら、モデルの話なのか、チャット画面や契約の話なのかを確かめてみてください。それだけで、話のすれ違いはかなり減ります。

使う場面

名前で迷ったら、3つに分けて聞く

分けるのは、会社・モデル・チャット画面の3つです。「OpenAIのGPTを、ChatGPTという画面で使っている」と言い直せれば、もう迷いません。

「GPTを使う」と言う人もいれば、「ChatGPTを使う」と言う人もいます。日常の雑談なら、どちらでも通じますよね。ただ、仕事で契約や設定を確かめるときは、分けて見たほうが間違いが減ります。

たとえば「Claudeを導入する」と聞いたら、そのまま流さずに聞いてみてください。モデルの話なのか、claude.aiのチャット画面の話なのか、APIでつなぐ話なのか。ここが曖昧なままだと、料金もデータの扱いも使える機能も、まとめて話が混ざります。

比較記事を読むときも、この3つを手元にメモしながら進めると、頭に入りやすくなります。

注意点

やってみよう

締めに

ここまでで、AIの基礎の章はひと区切りです。今日のところは「会社・モデル・製品を分けて見る」とだけ覚えて帰ってください。次の章からは、いよいよ実際にツールを触っていきましょう!